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kubell 2025 エンジニアサマーインターンシップ
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tadaken3
October 21, 2025
Programming
0
71
kubell 2025 エンジニアサマーインターンシップ
kubellのエンジニア向けサマーインターンシップでの資料です。AIについて何か話せと急に振られたので、趣味全開できました。
tadaken3
October 21, 2025
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Transcript
個人開発のすすめ サマーインターン 2025 コミュニケーションプラットフォームディビジョン プロダクトユニット プロダクトマネジメントグループ Product Data Analysisチームリーダー 田中賢太
2025年08月21日
自己紹介 2 • 田中賢太(たなかけんた) • @tadaken3 • Chatwork(現kubell) ← LINE
← 任天堂 • リードデータアナリスト • リードアナリティクスエンジニア • 好きな言語:SQL, Python, R, Swift • 業務詳細 (kubellのプロダクトデータアナリストって、激アツじゃないですか?その魅力を3つ紹介!) • 妻と子供(4歳👦)と3人ぐらし • 趣味:レトロゲーム集め、個人開発
AIと一緒に 今日、話すこと 個人開発しよう!
「Chatwork」の成り立ち① 4 逆風からのスタート「お前1人で作れ」 社内導入と継続的な改善 経営者インタビュー Chatwork株式会社 代表取締役CEO兼CTO 山本正喜氏 https://keiei-note.com/recipe/77/ • 2010年、「ビジネス向けのチャットツールを作ろう!」と企画を提案。 • しかし、役員会では「そんなもの理解されない」と見事に却下される。
• 諦めきれず、役員たちを「絶対に必要だ」と説得。 • 「社内ツールとしてなら」という条件で、たった一人での開発がスタート。 • 約3ヶ月でプロトタイプを開発。 • 社内で使っていたSkypeを、バグだらけのChatworkに強制的に切り替え、 社員からブーイングを受ける。 • 社員の不満や意見を元に改善を重ね、 半年後には「Skypeより良い」と評価されるまでになる。
「Chatwork」の成り立ち② 5 事業化への転機 正式リリース、そして伝説へ 経営者インタビュー Chatwork株式会社 代表取締役CEO兼CTO 山本正喜氏 https://keiei-note.com/recipe/77/ • 自社のネット配信番組で、開発中のツールを「チラ見せ」。 • すると、視聴者から「欲しい!」「売ってほしい!」というコメントが殺到し、
大きな反響を呼ぶ。 • この「ユーザーの生の声」が後押しとなり、正式な事業化が決定。 • 1人だったチームは4人に。3ヶ月かけて製品化。 • 2011年3月1日、Chatworkのファーストバージョンをリリース。
「Chatwork」はまさきさんの 個人開発から始まった
なぜ「今」、個人開発なのか? 7 生成AIの登場で、モックレベルのコーディングはすぐできるようになった • ちょっとしたポートフォリオ作成だと、差別化できない • なぜなら、AIのポン出しでできるので 実際の審査員の声(株式会社kubell CEO 山本
正喜 さん ) 何事も成果物を作って終わりではなくて、周り続ける「システム」と「メンテナンスや運営」まで含め て設計することが大事!AIに何か成果物を作らせて終わりだとダメ 学生サマーインターンの審査員してるけど、生成AIつかったプロダクトモックアップのレベル が急激に以前の回より上がってる。普通によくできてるなーというレベルだけど、AI頼りにな りすぎているんじゃない?とも思うのでなかなか審査員として評価が難しい 🤔
リリース しよう このインターンを通して学んだことを活かして
0→1で学べることが、たくさんある 9 自分でサービスを作って、リリースして、ユーザー獲得して、収益化する 自分でサービス運営するとわかることがたくさんある • ユーザー獲得どうするの? • AIが作ったコードで、セキュリティはどう担保すればいい? • 機能追加しやすいコードって何?良い設計とは?
• 決済機能ってどういうふうに導入すればいいの? 仮にサービスがうまくグロースしなくとも、 人生における貴重な経験になる *起業しようとかそういう話ではないです
僕の場合 10 https://note.com/ken_t_code/n/nca855fbb6c0d 趣味でiOSアプリの開発・運営をしています
ちょっとだけ具体の話 11 グロースハックにおいて大事なARRRA Activation: 活性化 (利用してくれる) Retention: 継続 (使い続けてくれる) Referral:
推奨 (他者にすすめてくれる) Revenue: 収益 (お金を払って使ってくれる) Acquisition: 顧客獲得 (顧客になってくれる)
そもそも、リリースしただけだと、誰も使ってくれない 12
ダウンロードしても、継続利用してもらえない 13
自分でサービスをリリースすると 14 すべての意思決定を自分できる ↓ 打った施策がダイレクトに数字に跳ね返ってくる ↓ 学びの質、吸収速度が上がる (インターンで聞いた話とかも腹落ちする) ↓ 個人開発での学びが本業でも活きてくる
何事も成果物を作って終わりではなくて、周り続ける「システム」と「メンテナンスや運営」まで含め て設計することが大事!「AIに何か成果物を作らせて終わり」だけでは見えない活きた知見が得られる
まとめ 15 • 生成AIで、コーディングの敷居は下がった(エンジニアリングの知識が不要になるわけでない) • 逆にビジネスの実践経験の価値があがった(事業のこともわかるエンジニアの価値が上がった) • インターンで学んだことを活かしてリリースしよう!! ぜひサービスを持ち込んで、kubellにjoinしてください!
働くをもっと楽しく、創造的に 16