Agile Japan 2025 Day2
AI支援型開発時代を迎えた今、日本の多くの組織はその土台づくりに出遅れています。現場の実態には大きなギャップがあり、ファインディがIT従事者798名を対象に行った調査では、開発フレームワークについて「よくわからない」18.2%、「ウォーターフォール」36.8%と、あわせて55%が変化に柔軟に対応できない現実が明らかになりました。さらにVSSやSVNなど旧来のバージョン管理を使う組織も約3割にのぼります。これはAI支援型開発の波に乗り遅れ、将来的に大きな生産性格差を生むリスクを意味します。本セッションでは、ソフトウェア開発現代史を手がかりに「なぜ変われないのか」を整理し、今年ファインディのカンファレンスでケント・ベックやジーン・キムが語った内容を踏まえて「何を取り戻すべきか」を再考します。アジャイルとDevOpsの文化を基盤に、AI時代に日本の開発をRebootする道筋を提示します。