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及部敬雄 (@TAKAKING22)リーダー&マネージャーのためのチームの生産性をあげるモブプログラミング入門リーダー&マネージャーのためのモブプログラミング
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モブプログラミングを学ぶことについて成人教育の要素が色濃い自分たちの学習について計画と評価に直接関わる(自己概念と学習への動機づけ)失敗も含めた経験が学習活動の基盤になる(経験学習)仕事や暮らしに関わるテーマについて学ぶことに関心を示す(学習へのレディネス)学習内容中心型ではなく問題中心型である(学習への方向づけ)体験することでわかることが多いし、 実際に現場導入を考えることで理解が深まりやすい
モブプロをやってみることは簡単だが、そこで起きていることを受け止めるのが難しい
モブプログラミングの受け身のとり方
今日のお話モブプログラミングの構造を理解するモブプログラミングを現場に導入するモブプログラミングの受け身のとり方
Photo by rawpixel on UnsplashPhoto by Marvin Meyer on UnsplashVS分担作業 モブプログラミング
分担作業ex.レビュー、承認、引き継ぎ..ex.タスク分割、設計、キックオフ..分担作業の前後に同期する作業が必要になる
ミスコミュニケーションによって手戻りする可能性もある分担作業
モブプログラミングex.設計、レビュー、ノウハウ共有同期していないではなくて常に同期している
リソース効率とフロー効率リソース効率フロー効率ಓ࿏ΛंͰຒΊΔ͜ͱ Λॏࢹ͢ΔंͷྲྀΕΛॏࢹ͢Δ
モブプログラミングとフロー効率分担作業はリソース効率を重視しているのに対し、 モブプログラミングはフロー効率を重視しているモブプログラミングは究極の1個流しチームとして完成した状態を1つずつ確実に積み重ねていく
モブプログラミングと生産性生産性の議論は基本的に無意味なのでできるだけ避けるアウトプットとアウトカムのどちらの議論なのかアウトプット=生産されるもの自体アウトカム=アウトプットによって生まれた価値アウトプットが多いのは分散作業アウトカムの多さは仕事の質やチームの状況などに依るので どちらが多くなるかは簡単には判断できない
モブプログラミングと教育知識のジャストインタイムわからないタイミングで必要な知識を注ぐことができる参加者全員に同時に知識伝達することができる共通体験を積み重ねることで、 形式知だけでなく暗黙知も共有できる
SECIモデル共同化 表出化内面化 結合化暗黙知形式知形式知暗黙知
SECIモデル共同化 表出化内面化 結合化暗黙知形式知形式知暗黙知 モブプログラミング
モブプログラミングとSECIモデルプロダクト開発における暗黙知になりやすい部分ドキュメントの読まれ方や使われ方ドキュメント(形式知)に至るまでの議論の内容ツールやショートカットの使い方コードの組み立て方問題の発見のしかたと問題解決のプロセス大変だったところはどこなのかプロダクト開発における暗黙知の価値
分担作業とモブプログラミング分担作業 モブプログラミングイメージ特徴 リソース効率重視 フロー効率重視生産性 チーム全体で見たときに生産される量が多いチームとして完成したものだけが確実に生産されていく問題解決 個人の経験知に依存する チーム全員の経験知に依存する学習 個人に貯まる チームに貯まる向いている仕事の質 単純作業他者への依存度が低い仕事問題解決をする仕事得られた学習が重要な仕事
Q. モブプロをやるべきでしょうか?
やるかやらないかのような二元論で考えないPhoto by Tingey Injury Law Firm on Unsplash
モブプログラミングの中身チームをブーストするモブプロ 仕事をドライブするモブプロ教育、オンボーディング、スキルトランスファー…スウォーミング、問題解決、フロー効率、1個流し…
チームの成熟度とモブプログラミング
タックマンモデルとモブプログラミング
Photo by rawpixel on UnsplashPhoto by Marvin Meyer on Unsplash分担作業 モブプログラミング仕事の質やチームの状況に合わせて選択できるチームは強い
Photo by Bogdan Kozlovskyi on Unsplash
Photo by Bogdan Kozlovskyi on Unsplash目の前の仕事未来のチームや組織
リーダー&マネージャー視点でのモブプロ仕事の質とチームの状況というインプット目の前の仕事と未来のチームや組織のあり方の2つの視点いまどうするとよさそうか
組み合わせの例初期 チームの型ができてきたらモブプロ中心に進めて知識移転をしながらチームの文化を醸成するソロ、ペアを組み合わせてスピードを上げる定期的なモブプロによって属人化を防ぎチームの文化を育てていく
ワークショップ形式とゲリラ形式ワークショップ形式モブプログラミングするタイミングを予め決めておく仕事をするリズムをつかみやすい一部のメンバーが受け身であっても進められるゲリラ形式必要なタイミングでモブプログラミングを実施する分単位で状況に合わせて最適な方法を選択できるチーム全員が能動的でないとうまく機能しない
例:いつでも声かけられるようにしておくコミュニケーションツールに常につないでおく全員がそれぞれ画面共有し、ミュート状態で分担作業をすすめるこまったときや誰かと仕事をしたくなったときに声をかけて モブプログラミングをはじめる
例:常にモブプログラミングモブ=チーム基本モブプロで仕事を進めて、仕事の質や状況に応じて分担作業に切り替える
仕事の進め方を自分たちで選択できるチームへImage by David Mark from Pixabay
モブプログラミングはチームのリトマス試験紙
モブプログラミングとふりかえりモブプログラミングとふりかえりはセットがおすすめチームワークの縮図なので、 チームの進め方を改善するチャンス全員が共通体験をした状態でふりかえりを行うので、 お互いのメンタルモデルを共有し合うチャンス
SECIモデル共同化 表出化内面化 結合化暗黙知形式知形式知暗黙知 モブプログラミングふりかえり
ふりかえりで出てくる内容の例モブプロをしていてなんとなく雰囲気が悪かったなんとなく居心地が悪いと感じた議論がなかなか終わらずに仕事がなかなか進まなかった一部のメンバーが一方的に教える時間になってしまった
ふりかえりで出てくる内容の例モブプロをしていてなんとなく雰囲気が悪かったなんとなく居心地が悪いと感じた議論がなかなか終わらずに仕事がなかなか進まなかった一部のメンバーが一方的に教える時間になってしまったモブプロ(方法)の問題ではなく、チームが抱える問題であることが多い
「認知」して「反映」する起きたこと・共有された内容をどう認知したのか問題がいっぱい出たからモブプロは自分たちに合っていなかったのではモブプロをやったことによってチームの問題がたくさん見つかってよかった認知した内容を場に反映することで、 受け止め方の選択肢をチームで共有することができる経験者が率先して選択肢を増やすとよい
危険な兆候を察知するコミュニケーション密度が高まるので メンバー間の関係性の問題が色濃く反映してしまう可能性別々に働いているときはどうにか我慢できたことでも、 モブプロをするとつらくなってしまうかもしれませんモブプロをすることは避けて、 別の方法で問題解決を図る必要がある場合もあります
ただそれだけ“一緒に働く”Photo by Štefan Štefančík on Unsplash
似たような経験トラブル対応友達の家に集まってゲーム● 問題を寄ってたかってフルボッコ● 問題 対 私達● チームの考えを集めて最善のアウトプット普段の仕事に応用したのがモブプログラミングPhoto by rawpixel on Unsplash
戦略的に仕事に取り入れる“一緒に働く”Photo by Štefan Štefančík on Unsplash