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エンジニアから考える デザインチーム ビルディング
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takanorip
January 31, 2018
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エンジニアから考える デザインチーム ビルディング
takanorip
January 31, 2018
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Transcript
エンジニアから考える デザインチーム ビルディング Takanori Oki ( @takanorip ) @デザイナーミーツエンジニア (以下略)
自己紹介 - 大木尊紀(オオキタカノリ)/@takanorip - 株式会社スマートドライブ フロントエンドエンジニア - React、Vue、Polymer、Web制作全般 - 「イヌでもわかるWeb
Components」
職歴 1. デザイン会社 ディレクター兼マークアップエンジニア 2. Web制作会社 フロントエンドエンジニア 3. 自社サービス フロントエンドエンジニア
注意 - 今日話すことは、僕が所属している組織の話なので、 全てのパターンに当てはまるわけじゃないです - 正解みたいなものを提示する話ではないので「そういう こともあるのかー」くらいの感じで聞いてください
フロントエンドとデザイン デザイン マークアップ JavaScript バックエンド UIデザイン デザイナー エンジニア デザイナー エンジニア
フロントエンドが複雑になり、 マークアップをエンジニアが 担当することが増えてきた
フロントエンドエンジニアが デザインの一部を担うように 変化してきた (フロントエンドデザイナー、フロントエンドエンジニアみたいな話ありましたよね)
フロントエンドとデザイン - フロントエンドとデザインは密に関わり合っている - デザインチームがうまく機能することで、 フロントエンドエンジニアも気持ちよく仕事できる - エンジニアがデザインチームビルディングに関わることで、 お互いの理解を深めたい
弊社の構成 - デザイナー - CDO - UIデザイナー - エンジニア -
フロントエンドエンジニア - サーバーサイドエンジニア
弊社の使用ツール - Figma (デザインツール) - GitHub - JIRA、Confluence - Google
Docs
課題 - デザインチームがうまく回ってない感じがあった - エンジニアとうまく連携できるようにしたい - タスクが滞らないようにしたい
やったこと① - タスクやドキュメントの管理ツールを整備 - デザイナーにエンジニアのフローに乗ってもらった - PRD(Product Requirements Document)、 デザインDoc(Why,
What, Howを示すもの)などで 仕様を共有 - JIRAでタスク管理
PRD、デザインDoc 実装 レビュー
PRD、デザインDoc デザイン レビュー
PRDの項目
項目 説明 概要 背景 どんな背景があるから実現する必要性があるのか? 目的 何を実現するか? 検討 機能や要件に対して検討した内容を記載する 調査・検証
R&D要素の強い場合のみ記載する 市場調査 機能要求 主な機能的要件や仕様を記載する スコープ やること、やららないことを定義する 主要な結果 製品化の成功をどうやって評価するのか? 対象ユーザー だれのためにこの問題を解決しようとしているのか? UX要求 ユースケースやUIモックアップ ユースケース ユーザーの視点でシステムの利用例の全てのパターンを表現する UIモックアップ (Optional) イメージが伝われば、軽めのメモ書き程度のものでもOK
やったこと② - デザインフローの整備 - 担当する部分を明確にする - デザイン決定フローも明確にしようとしている - エンジニアがデザインにレビューできる環境をつくる -
エンジニアがデザインを理解するため
成果 - デザイナーの進捗が可視化され作業しやすくなった - 仕様をお互いに議論することで、エンジニアとデザイナー の認識の齟齬がなくなってきた - 今のところ、うまくエンジニアのフローにのれている
デザイナー、エンジニアそれぞれが やりやすくなる方法を一緒に考える
課題 - デザイナー同士のコミュニケーションが不足している… - 言語の壁が乗り越えられない - デザイナー同士のこだわりがぶつかる - 人が足りない -
足りない中でうまくまわす体制は整ったけど、 スケールできる体制じゃない…
コミュニケーションで 気をつけていること
気をつけていること - 気になることがあったら、すぐに言う - 特に実装に関わる部分 - 細かく議論することが大事 - 早めに確認することが何よりも大事 -
デザインに関してきちんと意見する - 「エンジニアだから…」とか遠慮しない - デザイン勉強する
おわり! (フォント:コーポレートロゴ)