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re:Growth 2025 大阪 製造業における生成AIと フィジカルAIのユースケース紹介

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December 10, 2025
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re:Growth 2025 大阪 製造業における生成AIと フィジカルAIのユースケース紹介

概要: 2025年2月開催のクラスメソッド主催イベント「re:Growth 2025 大阪」での登壇資料です。元製造業エンジニアの視点から、AWS re:InventのワークショップやExpoで展示されていた「製造業における生成AIとフィジカルAI」の最新動向と、現場での実用性について解説しています。

アジェンダ:
製造設備の予兆保全ワークショップの体験レポート
「Build Agentic AI Solutions for Industrial Predictive Maintenance」の参加報告
AWS IoT SiteWiseとAmazon Bedrock(自律型AI)を活用した、事後保全から予知保全への変革
設備仕様書やセンサーデータからの閾値定義・異常検出ルールの自動作成デモ
現場導入への考察
プロセス製造(製薬・製菓など)での親和性と、導入に必要なデータの「質」と「鮮度」について
Expoで見たフィジカルAI
AWSのヒューマノイドロボットおよび自然言語で指示可能なIntelのロボットアームの展示紹介
製造現場とAIの今後
フィジカルAIの低価格化(2年以内に200万円前後と予測)による単純タスクの代替
人手不足・後継者不足の解消と、AI活用による企業格差について

キーワード: 製造業, 生成AI, AWS, Amazon Bedrock, IoT SiteWise, 予知保全, フィジカルAI, ロボティクス, re:Invent, re:Growth

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田中 聖也

December 10, 2025
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Transcript

  1. • ⾃⼰紹介 • 話す内容 • 製造設備の予兆保全のワークショップを受けて ◦ ワークショップの内容 ◦ 現場でのユースケース

    • ExpoでみたフィジカルAIの展⽰ ◦ AWSのヒューマノイドロボット ◦ Intelのロボットアーム • 製造現場と⽣成AI、フィジカルAIの今後 ⽬次
  2. ⾃⼰紹介 • 2017.04~2021.07 製造業の⽣産技術部 ◦ 設備の保全全般(事後,予防,予知) ◦ IATF16949取得に向けた取り組み • 2021.08~2025.01 SES ◦

    AI, OCRを活⽤した製造業向けの業務アプリ ◦ AWSを活⽤したWebシステム • 2025.02~ クラスメソッド⼊社  ◦ メーカー様 担当 ▪ 製品の需要予測PoC ▪ 原材料管理 業務改善 • 部署 ◦ 製造ビジネステクノロジー部 • 名前(ニックネーム) ◦ ⽥中聖也(うどん) • 好きな⾔葉 ◦ 現場‧現物‧現実 • マインド ◦ とりあえず、やってみる
  3. • AWSサービスの最新情報は話しません • 「製造業」という分野にフォーカスして以下の内容を話します ◦ ワークショップや展⽰物の内容 ◦ 現場で使⽤できそうか ◦ ユースケース

    • 製造業とAIの今後について ※ワークショップや展⽰物に関してすでにブログを出してます 話す内容 設備の予知保全ワークショップ Expo
  4. 「Build Agentic AI Solutions for Industrial Predictive Maintenance」というワー クショップに参加しました。 製造設備の予兆保全のワークショップを受けて

    Amazon BedrockとエージェンティックAI(⾃律型AI)を活⽤し、産業現場における保全業務を「事後対応 型」から「予知保全型」へと変⾰する⽅法を実演します。過去の運⽤ログをAWS IoT SiteWiseへ⼀括インポー トし、そこで検知された異常データをもとに⽣成AIで詳細なパターン分析を⾏います。
  5. 設備データ(仕様書、設計書)、修理履歴、センサーデータ、設備の予備品データ、 メンテナンス者のスキルデータがあれば、以下のようなことができるよ。 • 閾値定義と異常検出ルールの⾃動作成 ◦ 設備仕様に関する資料を⾃動で読み解いて重要な閾値を定義する ◦ 過去のセンサーデータから⾃動で閾値を定義する ◦ ⾃動でパターン分析を⾏って異常検出ルールを作成する

    • 異常検出後の⾃動ワークフロー ◦ 在庫管理フロー: 設備の予備品の在庫情報と⾦額をチェックする ◦ 技術者⼀覧リストから修理に適したスキルをもった⼈材を確認する ◦ 設備をどのように修理すべきかの⼿順をまとめる 上記に関わるレポートがA4レポートで10枚程度出⼒されます。 製造設備の予兆保全のワークショップを受けて
  6. 製造設備の予兆保全のワークショップを受けて 実際に使えそうか? • プロセス製造(製薬、製菓)などの⻑期間‧⼤量⽣産系では使えそう 実際のところ • 質が⾼いデータが必要となる ◦ 設備データ ◦

    修理履歴など(〇〇という部品を交換しました。というだけでは難しい) • 常にリアルタイムで更新される必要がある ◦ 設備の部品予備品リスト ◦ 作業者のスキルマップ 実務で使えるレベルだと質の⾼いデータをどう鮮度⾼く収集するかという仕組み 作りから必要になる