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キッチハイク社内勉強会 ドメイン駆動設計のはなし / 2021-09-01

taogawa
September 24, 2021

キッチハイク社内勉強会 ドメイン駆動設計のはなし / 2021-09-01

taogawa

September 24, 2021
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  1. • ドメインエキスパート ◦ そのソフトウェアのドメインに対して、知識を持っている人 ◦ 例: 会計処理のドメインは会計担当の人が一番詳しい • ユビキタス言語 ◦

    ドメインモデルを中心に構造化された言語 ◦ メンバーはユビキタス言語を統一してあらゆる場所で使うようにする DDDのサイクル
  2. DDDのアーキテクチャ要素 • たくさんある・・・ ◦ レイヤ化アーキテクチャ ◦ 値オブジェクト ◦ リポジトリ ◦

    エンティティ ◦ 集約 ◦ サービス等々 • これらの詳細な説明は今回のスコープではないので、後の説明で出てくるもの だけご紹介します
  3. • アプリケーションを以下4つの層に分割する ◦ プレゼンテーション層 ◦ アプリケーション層 ◦ ドメイン層 ◦ インフラストラクチャ層

    • ドメイン層は、データアクセスのための技術的機 能(インフラストラクチャ)や、ユースケースの実行 (アプリケーション層)とは別の層に隔離されてい る レイヤ化アーキテクチャ https://ajlopez.wordpress.com/2008/09/12/layered-architecture-in-domain-driven-design/
  4. リポジトリ class User attr_reader :id, :name, :email def initialize(name, email)

    # ... end # ドメインロジック def signup # ... end end class UserRepository # 永続化層へのインターフェース def save(user) # ... end end # ドメインオブジェクトの永続化はリポジトリ経由で行う userRepository.save(user) • ドメインオブジェクトに対し、永続 化層(データベース等)へのアク セスを提供するもの • ドメインオブジェクトと永続化層 が疎結合になる • Active Recordの場合、モデル は永続化層(データベースの テーブル)をそのままラップした ものになる
  5. • Active Recordの制約 ◦ Active Recordはテーブル = エンティ ティを前提としている ◦

    データベースの構造がドメインの構造と 密結合してしまう ◦ Repositoryを介したデータアクセスがし づらい DDD on Rails https://bliki-ja.github.io/pofeaa/ActiveRecord/
  6. • Hanami ◦ Clean Architectureベースのアーキテクチャ設計 • ROM(Ruby Object Mapper) ◦

    上述のHanamiでも使用されているORM(公式はORMとは呼んでほ しくなさそう・・・) ◦ Entity / Repositoryの分離が前提となっている Rails / Active Record以外の選択肢
  7. 「ドメイン駆動設計 モデリング / 実践ガイド」で のプロセス概要 • モデルが解決する課題を具体化するため にユースケース図を起こす • ドメインモデル図を起こして、集約の範囲

    や関連などを可視化する • ドメインモデルを実装する • 実装の知見をもとにドメインモデルを改善 していく ドメインモデリングのプロセス