Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
万葉の教育カリキュラム-ペパボテックフライデー/everyleaf eduction curr...
Search
tatsuosakurai
July 13, 2018
Programming
0
570
万葉の教育カリキュラム-ペパボテックフライデー/everyleaf eduction curriculum
万葉の研修カリキュラムについてです!
2018年7月のペパボテックフライデーで発表させてもらいました:)
tatsuosakurai
July 13, 2018
Tweet
Share
More Decks by tatsuosakurai
See All by tatsuosakurai
チーム開発のイメージ/Image of team development
tatsuosakurai
2
270
サバイバル/survival
tatsuosakurai
1
72
yours_mine_and_the_truth
tatsuosakurai
0
77
とちぎRuby会議08LT-mitaka.rb第0回目をやります / tochigi-rubykaigi-08-lt-mitakarb
tatsuosakurai
2
190
RailsDM2019-株式会社万葉会社説明-現場Railsの執筆現場 / railsdm-https://speakerdeck.com/tatsuosakurai/railsdm2019-everyleaf-and-genba-rails
tatsuosakurai
2
350
現場Rails活用ガイド-読んで書いて終わりじゃない!-/genba_rails_guide
tatsuosakurai
4
1.6k
現場で使えるゆるいペアプロ/light_pear_programming
tatsuosakurai
6
3k
Other Decks in Programming
See All in Programming
テストから始めるAgentic Coding 〜Claude Codeと共に行うTDD〜 / Agentic Coding starts with testing
rkaga
11
3k
Kotlin エンジニアへ送る:Swift 案件に参加させられる日に備えて~似てるけど色々違う Swift の仕様 / from Kotlin to Swift
lovee
1
260
Node-RED を(HTTP で)つなげる MCP サーバーを作ってみた
highu
0
120
Azure AI Foundryではじめてのマルチエージェントワークフロー
seosoft
0
160
都市をデータで見るってこういうこと PLATEAU属性情報入門
nokonoko1203
1
610
なんとなくわかった気になるブロックテーマ入門/contents.nagoya 2025 6.28
chiilog
1
270
Claude Code + Container Use と Cursor で作る ローカル並列開発環境のススメ / ccc local dev
kaelaela
5
2.4k
PicoRuby on Rails
makicamel
2
130
Code as Context 〜 1にコードで 2にリンタ 34がなくて 5にルール? 〜
yodakeisuke
0
120
来たるべき 8.0 に備えて React 19 新機能と React Router 固有機能の取捨選択とすり合わせを考える
oukayuka
2
920
#QiitaBash MCPのセキュリティ
ryosukedtomita
1
990
猫と暮らす Google Nest Cam生活🐈 / WebRTC with Google Nest Cam
yutailang0119
0
110
Featured
See All Featured
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
55
5.7k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.1k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
179
9.8k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
8
680
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
130
19k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
134
9.4k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
329
21k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
337
57k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
48
2.9k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
Transcript
万葉の教育カリキュラム 2018-07-13 @tatsuosakurai ペパボテックフライデー
自己紹介 • @tatsuosakurai / 櫻井達生 • 万葉(Rails受託開発) • Railsエンジニア •
@hsbt, @kenchan, @june29, @sizucca_, @udzura のお友達
どんなことしてるの? • 新カゴチームのお手伝い • @uchinokot(内野) と一緒に • NP後払い・PGマルペイなどの決済方 法を追加しています:) •
近年はアラスカに生息(木金)
アジェンダ • 研修カリキュラムとは? • カリキュラムができた経緯 • カリキュラムの現在 • まとめ
研修カリキュラムとは
研修カリキュラムとは • https://github.com/everyleaf/ el-training • 万葉で必須とされるRuby on Railsとその周辺技術の基礎を習得 するための新入社員教育用カリキュラ ムです。
Railsを使った アプリケーション開発の 流れを共有して 開発効率をあげる仕組み
2017年01月 private版 運用開始 2017年11月 RWC2017 public版公開
公開後 カリキュラムやってますと 声をかけていただく機会がふえました
うれしい〜! ありがとうございます
ペパボさんでも 使ってくださってありがとう ございます〜m(_ _)m • @tsumichan/todo-app ! • @mrtc0/todo !
カリキュラムが できた経緯
旧研修? • OJT (On-The-Job Training) •現場が忙しいと… • ペアプロ • メンターオリジナル課題
• …研修(?_?)…なにもない荒野? •とりあえず旧研修と呼びます
旧研修の Problem
旧研修Problem1 • メンターの負荷が高い •1人〜2人で担当 •メンティーに合わせて課題を考える •自分の仕事もある •メンターもメンタリングされたことない
旧研修Problem2 • メンター難しい •メンティーが知らない・理解していない ことを察知して、必要なことを提案 •メンティーの理解度を把握する? • わかりましたって言われた場合、ど れくらいの理解度?
旧研修Problem3 • いろいろバラバラなので •知っててほしい基礎を知らなかった • ex. DB使わないプロジェクトなど •Railsの全体像がわかってなかった •メンティーの知識と経験に偏りがでた •わからないところに気づきにくい
旧研修Problem4 • Railsの機能が増えていく •標準から外れるものはあるけど •機能は基本増えていく‥ • 開発者に期待されることも増える
その他 • Railsガイドやチュートリアルは? •大変素晴らしいが、初学者がその知 識をすぐ使うのは難しい •読んだけど覚えてない(すごい量…) •やったけど勘違いしていた(ことが後で わかった)
Problemから Tryへ
Problemへの Tryとしての カリキュラム
はじめの一歩!
Issueが立った! 「今後の新人教育方 法を考えたい」
Issueからカリキュラム公開まで • 2016.09.26: Issueが立つ • 2016.11.16: 第1回チキチキ教育MTG •1月の新入社員入社までには作りたい • 2016.11.26:
カリキュラム作成開始 •このときはGoogleDocs
Issueからカリキュラム公開まで • 2016.12:カリキュラム作り+素振り • 2017.01:カリキュラム使用開始 • 2017.11:RWC2017でPublic公開 • 2018.05:繁体字版 5xRubyさん
• 2018.06:ペパボさんで使ってもらう
カリキュラム設計思想 • 曖昧・不十分な要件をいれる •不明点を相談・質問 •メンティー,メンターの意見を尊重したい • 大雑把な粒度にする •段取りを考えてもらう • 環境構築からデプロイまでなるべく一通
り
カリキュラムの好きな ところ • 考えるきっかけがある • 文化を伝えられる • レビュー勉強になる •メンターだけでなく全社員でレビュー
考えるきっかけがある • ex. ステップ14:終了期限を追加しよう •終了日や、終了日時ではないの で、 考えさせられる @june29 •名前どうする? •データ型どうする?
文化を伝えられる • 何を大切にするか • 現場のレビューを体験できる •レビュア同士の意見がぶつかったり • 社内の文化やキャラクターを伝えあえる •どんな人なのか •どんな感じでやってるのか
レビュアーのレビュー が勉強になる • ナウい書き方 • レビュースキル • 教え方や伝え方の学び
カリキュラムの現在 • いままで1年半くらい運用 • 卒業生は5人くらい •@uchinokot もその1人 • とりあえずの基礎はおさえられてる?! •
課題もまだまだある
カリキュラムの課題 • カリキュラムがあれば人が育つわけでは ない • 育つ土壌(文化)作りが大事 • 人それぞれ。ほんと人それぞれ •メンターもメンティーも人 •人に合わせて調整し続ける
カリキュラムの課題 • レビュア盛り込みすぎ •ステップをこなす上では不要だが、さら なる知識のきっかけを…レビュアとして 蛇足の説明をつけたい ! " •「手が止まり過ぎちゃうんで、なるべく 抑えてもらっていいすか?」
•ではいつどこで知るのがいいだろう(?_?)
カリキュラムの目的 • カリキュラムのステップを終わらせるのが 目的ではない • ステップを通して、開発の流れを体験す ること、実際の開発現場の流れに乗る 準備をしておくことが目的 • できない問題に当たったときの戦い方
• 学習のサイクルを作るきっかけ
カリキュラムのこれから? • バージョンアップは引き続き • フロントエンド? • デザイン? • メンター用資料の公開? •
カリキュラムユーザ同士の情報交換?
まとめ • 新入社員育成のProblemを解決するた めのカリキュラム • 便利だったので公開 • 使っていただけてうれしい! • 人の成長が見れる!
•難しいけどたのしい!
まとめ • カリキュラムが開発をたのしむきっかけに なれればうれしいです:) • 僕らもペパボさんの文化、たのしませて もらっています • やっていき、のっていき、バーーンと! •
一緒にたのしんでいきましょう !