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ABEMA の Datadog × OTel 基盤、 中から見るか? 外から見るか?

ABEMA の Datadog × OTel 基盤、 中から見るか? 外から見るか?

計装の標準化を知る Datadog における OpenTelemetry 活用事例の最前線
https://www.datadoghq.com/ja/event/hybridseminar-202606/

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tetsuya28

June 04, 2026

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  1. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved AbemaTV, Inc. All Rights Reserved

    1 ABEMA の Datadog × OTel 基盤、 中から⾒るか? 外から⾒るか? 2026 June 5th ⼭本 哲也 SRE, Development Headquarters, AbemaTV, Inc.
  2. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved ⾃⼰紹介 ⼭本 哲也 SRE Development

    Headquarters, AbemaTV, Inc. 2021 年新卒 株式会社 サイバーエージェント / 株式会社 AbemaTV へ配属 クラウド基盤や監視基盤や CI/CD など基盤周り全般を担当。⼤規模イベントの負荷試 験やリージョン移設、新しいクラウドソリューションの導⼊などを担当。 2024 年からは Developer Productivity チームの⽴ち上げや Engineering Manager を兼任しながら、 Observability 基盤の刷新・構築にコミット。 現在は SRE チームとして ABEMA 全体の信頼性の向上をサポートしています。
  3. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved 無料 すべてのひとが楽しめる ⽣中継 ライブならではの臨場感 同時性

    ⽇本のイマを捉え流⾏をつくる 報道 常に新鮮なニュース 利便性 時間と場所からの開放
  4. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved AbemaTV, Inc. All Rights Reserved

    9 2 OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新
  5. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 10

    OTel 基盤採⽤の背景 年々増加かつ、開発速度向上の副作⽤により加速傾向 経験や知⾒が浅い領域において根本原因に辿り着くまでに時間がかかる 2018 年 2020 年 2023 年 ( 2 年経過 ) ( 3 年経過 ) ※ Promviz によるサービス間通信の可視化
  6. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 11

    2026 年現在の Datadog 数百万を超えるメトリクス インテグレーションを含めて 100+ サービスへの APM 導⼊
  7. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 12

    OTel 基盤採⽤の背景 2024 年から OpenTelemetry をベースとした SaaS 連携の強化
  8. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 13

    OTel 基盤採⽤の背景 2024 年から OpenTelemetry をベースとした SaaS 連携の強化 なぜ、 OpenTelemetry ? • ベンダーロックインによるリスク回避 ⾃前で運⽤出来る術・技術を持った上で SaaS を買った⽅がいいと判断したものは買う = サービス運⽤を著しく妨げるリスクを外部に作らない
  9. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 14

    OTel 基盤採⽤の背景 2024 年から OpenTelemetry をベースとした SaaS 連携の強化 なぜ、 OpenTelemetry ? • ベンダーロックインによるリスク回避 ⾃前で運⽤出来る術・技術を持った上で SaaS を買った⽅がいいと判断したものは買う = サービス運⽤を著しく妨げるリスクを外部に作らない なぜ、 Datadog ? • 検証時期に Datadog から OpenTelemetry に関するプレスリリースが出ていた “本⽇の発表は、OpenTelemetryコミュニティとオープンスタンダードに対する当社のこれまでのコミットメントを継続するものです。” https://www.datadoghq.com/ja/about/latest-news/press-releases/datadog-otel-dash-2024-06/
  10. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 15

    現在の OTel 基盤の全容 vm insert Micro Services vm insert DDOT Datadog Agent Datadog vm insert OTel Collector OTel のエージェントとゲートウェイを組み合わせた多段構成 - エージェントとしては DDOT ( Datadog Distribution of OpenTelemetry Collector ) を利⽤ - ゲートウェイとしては OTel Collector を⾃前でホスティング → O11y 基盤の構成の遷移の話はアーキテクチャConference 2025 にて https://opentelemetry.io/ja/docs/collector/deploy/gateway/#combined-deployment-of-collectors-as-agents-and-gateways https://conference.findy-code.io/conferences/architecture-con-2025/7/archives/219
  11. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 16

    基盤提供側の OTel を採⽤することのメリット 1. トレースバックエンドの切り替えが可能に 2. コストに影響を与えずに柔軟な制御が可能に
  12. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 17

    基盤提供側の OTel を採⽤することのメリット 1. トレースバックエンドの切り替えが可能に vm insert Micro Services vm insert DDOT Datadog Agent Datadog vm insert OTel Collector XXX 汎⽤性の⾼い ABEMA 独⾃の SDK の導⼊により、 トレースバックエンドの切り替え・追加・削除が環境変数の切り替えだけで完結する YYY
  13. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 18

    基盤提供側の OTel を採⽤することのメリット 1. トレースバックエンドの切り替えが可能に vm insert Micro Services vm insert DDOT Datadog Agent Datadog vm insert OTel Collector XXX 汎⽤性の⾼い ABEMA 独⾃の SDK の導⼊により、 トレースバックエンドの切り替え・追加・削除が環境変数の切り替えだけで完結する ABEMA では過去 3 年間で 4 つのオブザーバビリティツールの検証・本番稼働の実績あり YYY
  14. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 19

    基盤提供側の OTel を採⽤することのメリット 2. コストに影響を与えずに柔軟な制御が可能に vm insert Micro Services vm insert DDOT Datadog Agent Datadog vm insert OTel Collector OTel Collector で Tail-based Sampling を導⼊することで、 本当に欲しいトレースだけを、コスト最適化しながら収集出来る → サンプリング戦略の話は Observability Conference Tokyo 2025 にて https://o11ycon.jp/sessions/fde073a9-b167-4842-ab49-7bd0b1f02613/
  15. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 20

    Datadog が OTel をサポートしてくれていることによるメリット vm insert Micro Services vm insert DDOT Datadog Agent Datadog vm insert OTel Collector https://datadog-jp.connpass.com/event/360923/ DDOT の話は JDDUG#12 にて Datadog を利⽤する上で必要になるデータ → DDOT が担保してくれる ABEMA が必要としているデータ → ⾃分たちで制御出来る
  16. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 21

    基盤提供側の OTel を採⽤することのデメリット 1. 管理コンポーネントが増えることでバージョンアップなどの管理が煩雑に 2. ⼀部機能では公式 SDK / Agent とサポート範囲が異なる
  17. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 22

    基盤提供側の OTel を採⽤することのデメリット vm insert Micro Services vm insert DDOT Datadog Agent Datadog vm insert OTel Collector 1. 管理コンポーネントが増えることでバージョンアップなどの管理が煩雑に OTel SDK OTel SDK & DDOT & OTel Collector のバージョンアップ・可⽤性の担保をする必要がある - ありがたいことに、全てのコンポーネントの開発が⾮常に活発
  18. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved OTel への投資と、 O11y 基盤の⾰新 23

    基盤提供側の OTel を採⽤することのデメリット 2. ⼀部機能では公式 SDK / Agent とサポート範囲が異なる 例 • DDOT は Kubernetes 環境下では問題なく利⽤出来ているものの、サーバーレス環境下ではサポートされていない • ( OpenTelemetry 側のステータス ) プロファイラーはサポートされていない ベンダーロックインされていないとはいえ、実装されていないものは使えない ベンダーロックインされない ≠ ベンダー・機能を選ばずフル活⽤出来る
  19. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved AbemaTV, Inc. All Rights Reserved

    24 3 組織への展開と、これからの O11y 基盤
  20. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved 組織への展開と、これからの O11y 基盤 25 監視

    / オブザーバビリティ インシデントレスポンス インシデント後のレビュー テスト / レビュー キャパシティ / スケール 開発 UX オブザーバビリティって何のため? Dickerson の信頼性の階層構造にもあるように、 サービスの信頼性を⽀える上で⽋かせない部分 サービスの信頼性を向上させるには、 1つずつ上に上がっていく必要がある → ⽂化として浸透し、 基盤として当たり前になる必要がある
  21. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved 組織への展開と、これからの O11y 基盤 26 オブザーバビリティ領域における

    SRE と他チームの関わり⽅ 2025 年 Datadog 導⼊初期 コラボレーション期 2026 年現在 ファシリテーション期 近い将来 X-as-a-Service 期 チームトポロジーでいうと
  22. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved 組織への展開と、これからの O11y 基盤 27 オブザーバビリティ領域における

    SRE と他チームの関わり⽅ 2025 年 Datadog 導⼊初期 コラボレーション期 2026 年現在 ファシリテーション期 近い将来 X-as-a-Service 期 チームトポロジーでいうと ここを⽬指していく必要がある
  23. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved 組織への展開と、これからの O11y 基盤 28 利⽤者としての

    OTel を利⽤することのメリット 1. OpenTelemetry に対する知⾒を流⽤出来る 2. OpenTelemetry に対応している他ベンダーのデータと結合が出来る
  24. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved 組織への展開と、これからの O11y 基盤 29 利⽤者としての

    OTel を利⽤することのメリット 1. OpenTelemetry に対する知⾒を流⽤出来る オブザーバビリティツールだけではなく、 OpenTelemetry をサポートしているものには知⾒がそのまま利⽤出来る AWS X-Ray SDK から OpenTelemetry SDK への移⾏を推奨 Google Cloud GKE ⽤マネージド OpenTelemetry や SDK レベルでの OpenTelemetry サポート Telemetry API でのテレメトリーデータの直接取り込みもサポート Claude Code OTel 形式での使⽤状況を可視化をサポート
  25. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved 組織への展開と、これからの O11y 基盤 30 利⽤者としての

    OTel を利⽤することのメリット 2. OpenTelemetry に対応している他ベンダーのデータと結合が出来る クライアント バックエンド 独⾃プロトコル クライアント バックエンド 同⼀プロトコル 他ベンダー Datadog 他ベンダー Datadog ABEMA の場合、クライアントとバックエンドでオブザーバビリティツールが分かれています ツールが分かれていても、プロトコルさえあっていればリクエストが辿れる
  26. AbemaTV, Inc. All Rights Reserved まとめ 32 1. ABEMA で何故

    OTel × Datadog を採⽤したのか Datadog には OTel というベンダーロックインしていない技術を使いつつも、 SaaS のメリッ トを活かす、いいとこ取りが出来る環境が整っていた 2. OTel が基盤側 / 利⽤者側の双⽅にどのようなメリットをもたらしているのか 双⽅にとって、少ない認知負荷で本来の業務に集中出来る環境を作ることが出来ている 基盤側 :リスクを抑え、利⽤者の負担が低いオブザーバビリティ環境を提供出来る 利⽤者側:ツール選定に縛られることなく汎⽤的に技術のキャッチアップ・展開が出来る