Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

たった一つの質問でマインドセットの灯をともせ!

TK
January 07, 2020

 たった一つの質問でマインドセットの灯をともせ!

Scrum Evening 2020 in Tokyo

TK

January 07, 2020
Tweet

More Decks by TK

Other Decks in Technology

Transcript

  1. View Slide

  2. あけましておめでとうございます。

    View Slide

  3. TK
    プロフィール
    @t_k_redman
    3
    TK(@t_k_redman)です。
    今井 貴明 - Imai Takaaki
    千葉県在住 / 27歳
    アジャイルと、AIを少し。

    View Slide

  4. TK
    プロフィール
    @t_k_redman
    4
    バンドサウンドを愛しています。
    ブログをはじめました。
    https://takaremo.com/

    View Slide

  5. 本題

    View Slide

  6. TK
    背景
    @t_k_redman
    6
    とあるチームが新たなミッションを与えられたとのこと。
    それをスクラムでやるということで支援します。

    View Slide

  7. TK
    背景
    @t_k_redman
    7
    端的に言うと、
    “支援部隊”から“サービス企画”へとミッションチェンジ

    View Slide

  8. TK
    当時の状況
    @t_k_redman
    8
    • チームはアジャイル、スクラム未経験。
    • 並行しているタスク(残作業)が多数。割り込み頻発。みんな忙しい。
    • 私はアジャイルコーチとスクラムマスターの間くらいの役割。

    View Slide

  9. TK
    私が考えた大方針
    @t_k_redman
    9
    • まずはチュートリアル的に数回のスプリントを回してもらう。
    • 所々にスクラムの用語勉強会など挟みつつ。
    何しろ並行タスクや割り込みが落ち着くまではまともに回すのは厳しい。

    View Slide

  10. TK
    それだけではうまくいかない
    @t_k_redman
    10
    • 現状、多くのメンバーが「タスクは振られるもの」状態。
    • アジャイルが何たるかは一朝一夕では厳しい。
    • スクラムに関しても。
    https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf

    View Slide

  11. 私的、最初の“習得は困難”ポイント:
    マインドセット

    View Slide

  12. TK
    マインドセットもいろいろあるけど
    @t_k_redman
    12
    • 今回の最初のハードルは“考え始める”ところ。
    • 標準が欲しい、教科書が欲しい、手段が知りたい、となってしまう。

    View Slide

  13. 質問をしました。

    View Slide

  14. 今この瞬間、
    目の前の仕事がすべてなくなったら、
    あなたは何を仕事にしますか?

    View Slide

  15. TK
    質問をしました
    @t_k_redman
    15
    • 今この瞬間、目の前の仕事がすべてなくなったら、あなたは何を仕事
    にしますか?
    • 週次のチームミーティングにお邪魔していたので、そこでおもむろに。
    • アジャイルになるためのプチワークショップの立てつけ。

    View Slide

  16. みんな黙っちゃった

    View Slide

  17. 宿題にしました

    View Slide

  18. TK
    なぜ答えられなかったのか
    @t_k_redman
    18
    • ゴールは見えている?
    • 見えていたとして、自身の考えはある?

    View Slide

  19. TK
    ゴールを認識しよう
    @t_k_redman
    19
    • インセプションデッキ実施。
    • 時間の都合で、まずは1と2の質問を議論。
    1. 我われはなぜここにいるのか
    2. エレベーターピッチを作る

    View Slide

  20. TK
    インセプションデッキ
    @t_k_redman
    20
    • 重要なのは1つ目!
    • 正解は部門ミッションそのまま。
    「DXの○○で価値を××して~」
    ⇒要するに価値あるサービスの創出をしていこう、ということ。
    • 抽象的なスローガンっぽいので、自分たちで噛み砕いて落とし込む。

    View Slide

  21. 「そうだよね。」

    View Slide

  22. TK
    ゴールはわかってきた
    @t_k_redman
    22
    • 分かってはいたはずだけど、舞い込むタスクの消化がメインに。
    • 思いのほか議論は活発に行われた。
    • 実は秘められていた個人の熱い想いも聞けたり。

    View Slide

  23. TK
    プロダクトバックログを作る
    @t_k_redman
    23
    熱いうちに次へ。
    • ロードマップ代わりにプロダクトバックログアイテムを上げていく。
    • それをプロダクトオーナーが採用するかどうかは気にしない。
    • その間、何やらもどかしそうな上司をなだめる。

    View Slide

  24. TK
    プロダクトバックログを作る
    @t_k_redman
    24
    • 考え出せばあとは転がるように。
    • 普段言わないだけで「実は…」とやりたいことが出てきたりする。

    View Slide

  25. なんだか夢が広がる!

    View Slide

  26. TK
    実は目の前は山積みだった
    @t_k_redman
    26
    • 目指すものはわかった。
    • チュートリアル替わりのスプリントも一通り流した。
    • そしてやってきた定例チームミーティング。

    View Slide

  27. ここでもう一度。

    View Slide

  28. 今この瞬間、
    目の前の仕事がすべてなくなったら、
    あなたは何を仕事にしますか?

    View Slide

  29. 「やりたいことはたくさんあるぜ!」

    View Slide

  30. TK
    おわりに
    @t_k_redman
    30
    • 自組織ながら、「共通の目的に向かって一人ひとりが考える」ことが
    苦手であり、最大の課題だったので何とかしたかった。
    • プラクティスをうまく使って意識付けできた。タイミング大事。
    • 上位者の協力体制が得られたのが大きかった。(大変だったけど。)
    ⇒“指示”が落ちて来なくなった!
    • やっとスタートライン。課題は続々。
    まずはあるべき姿とのギャップをなくそう!

    View Slide

  31. ありがとうございました。

    View Slide