Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
たった一つの質問でマインドセットの灯をともせ!
Search
TK
January 07, 2020
Technology
0
16
たった一つの質問でマインドセットの灯をともせ!
Scrum Evening 2020 in Tokyo
TK
January 07, 2020
Tweet
Share
More Decks by TK
See All by TK
私のチームが実践しているスプリントに集中するための取り組み
tkredman
0
1.9k
アジャイルであり続けるために技術スキルと向き合う
tkredman
4
3.3k
覗いてみよう!現場のスクラムチーム
tkredman
0
2.7k
「守破離の守!」スクラムガイドをみんなで読んでみた。
tkredman
0
1.4k
効果的なスプリントプランニングのトライ
tkredman
0
87
アジャイルに向かう組織に聴いてほしいアジャイルへの第一歩
tkredman
0
41
スクラム開発と向き合うことでスクラムを習得する
tkredman
0
88
Other Decks in Technology
See All in Technology
能動的ドメイン名ライフサイクル管理のすゝめ / Practice on Active Domain Name Lifecycle Management
nttcom
0
240
re:Invent 2024 Innovation Talks(NET201)で語られた大切なこと
shotashiratori
0
320
Storage Browser for Amazon S3
miu_crescent
1
290
podman_update_2024-12
orimanabu
1
290
生成AIのガバナンスの全体像と現実解
fnifni
1
210
社内イベント管理システムを1週間でAKSからACAに移行した話し
shingo_kawahara
0
200
新機能VPCリソースエンドポイント機能検証から得られた考察
duelist2020jp
0
230
20241220_S3 tablesの使い方を検証してみた
handy
4
690
怖くない!ゼロから始めるPHPソースコードコンパイル入門
colopl
0
160
継続的にアウトカムを生み出し ビジネスにつなげる、 戦略と運営に対するタイミーのQUEST(探求)
zigorou
0
830
ずっと昔に Star をつけたはずの思い出せない GitHub リポジトリを見つけたい!
rokuosan
0
160
クレカ・銀行連携機能における “状態”との向き合い方 / SmartBank Engineer LT Event
smartbank
2
100
Featured
See All Featured
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
73
9.1k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
175
9.4k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
191
16k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
40k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
9k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
96
5.2k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
38
1.9k
Navigating Team Friction
lara
183
15k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
67
10k
Transcript
None
あけましておめでとうございます。
TK プロフィール @t_k_redman 3 TK(@t_k_redman)です。 今井 貴明 - Imai Takaaki
千葉県在住 / 27歳 アジャイルと、AIを少し。
TK プロフィール @t_k_redman 4 バンドサウンドを愛しています。 ブログをはじめました。 https://takaremo.com/
本題
TK 背景 @t_k_redman 6 とあるチームが新たなミッションを与えられたとのこと。 それをスクラムでやるということで支援します。
TK 背景 @t_k_redman 7 端的に言うと、 “支援部隊”から“サービス企画”へとミッションチェンジ
TK 当時の状況 @t_k_redman 8 • チームはアジャイル、スクラム未経験。 • 並行しているタスク(残作業)が多数。割り込み頻発。みんな忙しい。 • 私はアジャイルコーチとスクラムマスターの間くらいの役割。
TK 私が考えた大方針 @t_k_redman 9 • まずはチュートリアル的に数回のスプリントを回してもらう。 • 所々にスクラムの用語勉強会など挟みつつ。 何しろ並行タスクや割り込みが落ち着くまではまともに回すのは厳しい。
TK それだけではうまくいかない @t_k_redman 10 • 現状、多くのメンバーが「タスクは振られるもの」状態。 • アジャイルが何たるかは一朝一夕では厳しい。 • スクラムに関しても。
https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf
私的、最初の“習得は困難”ポイント: マインドセット
TK マインドセットもいろいろあるけど @t_k_redman 12 • 今回の最初のハードルは“考え始める”ところ。 • 標準が欲しい、教科書が欲しい、手段が知りたい、となってしまう。
質問をしました。
今この瞬間、 目の前の仕事がすべてなくなったら、 あなたは何を仕事にしますか?
TK 質問をしました @t_k_redman 15 • 今この瞬間、目の前の仕事がすべてなくなったら、あなたは何を仕事 にしますか? • 週次のチームミーティングにお邪魔していたので、そこでおもむろに。 •
アジャイルになるためのプチワークショップの立てつけ。
みんな黙っちゃった
宿題にしました
TK なぜ答えられなかったのか @t_k_redman 18 • ゴールは見えている? • 見えていたとして、自身の考えはある?
TK ゴールを認識しよう @t_k_redman 19 • インセプションデッキ実施。 • 時間の都合で、まずは1と2の質問を議論。 1. 我われはなぜここにいるのか
2. エレベーターピッチを作る
TK インセプションデッキ @t_k_redman 20 • 重要なのは1つ目! • 正解は部門ミッションそのまま。 「DXの◦◦で価値を××して~」 ⇒要するに価値あるサービスの創出をしていこう、ということ。
• 抽象的なスローガンっぽいので、自分たちで噛み砕いて落とし込む。
「そうだよね。」
TK ゴールはわかってきた @t_k_redman 22 • 分かってはいたはずだけど、舞い込むタスクの消化がメインに。 • 思いのほか議論は活発に行われた。 • 実は秘められていた個人の熱い想いも聞けたり。
TK プロダクトバックログを作る @t_k_redman 23 熱いうちに次へ。 • ロードマップ代わりにプロダクトバックログアイテムを上げていく。 • それをプロダクトオーナーが採用するかどうかは気にしない。 •
その間、何やらもどかしそうな上司をなだめる。
TK プロダクトバックログを作る @t_k_redman 24 • 考え出せばあとは転がるように。 • 普段言わないだけで「実は…」とやりたいことが出てきたりする。
なんだか夢が広がる!
TK 実は目の前は山積みだった @t_k_redman 26 • 目指すものはわかった。 • チュートリアル替わりのスプリントも一通り流した。 • そしてやってきた定例チームミーティング。
ここでもう一度。
今この瞬間、 目の前の仕事がすべてなくなったら、 あなたは何を仕事にしますか?
「やりたいことはたくさんあるぜ!」
TK おわりに @t_k_redman 30 • 自組織ながら、「共通の目的に向かって一人ひとりが考える」ことが 苦手であり、最大の課題だったので何とかしたかった。 • プラクティスをうまく使って意識付けできた。タイミング大事。 •
上位者の協力体制が得られたのが大きかった。(大変だったけど。) ⇒“指示”が落ちて来なくなった! • やっとスタートライン。課題は続々。 まずはあるべき姿とのギャップをなくそう!
ありがとうございました。