Scrum Evening 2020 in Tokyo
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あけましておめでとうございます。
TKプロフィール@t_k_redman3TK(@t_k_redman)です。今井 貴明 - Imai Takaaki千葉県在住 / 27歳アジャイルと、AIを少し。
TKプロフィール@t_k_redman4バンドサウンドを愛しています。ブログをはじめました。https://takaremo.com/
本題
TK背景@t_k_redman6とあるチームが新たなミッションを与えられたとのこと。それをスクラムでやるということで支援します。
TK背景@t_k_redman7端的に言うと、“支援部隊”から“サービス企画”へとミッションチェンジ
TK当時の状況@t_k_redman8• チームはアジャイル、スクラム未経験。• 並行しているタスク(残作業)が多数。割り込み頻発。みんな忙しい。• 私はアジャイルコーチとスクラムマスターの間くらいの役割。
TK私が考えた大方針@t_k_redman9• まずはチュートリアル的に数回のスプリントを回してもらう。• 所々にスクラムの用語勉強会など挟みつつ。何しろ並行タスクや割り込みが落ち着くまではまともに回すのは厳しい。
TKそれだけではうまくいかない@t_k_redman10• 現状、多くのメンバーが「タスクは振られるもの」状態。• アジャイルが何たるかは一朝一夕では厳しい。• スクラムに関しても。https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf
私的、最初の“習得は困難”ポイント:マインドセット
TKマインドセットもいろいろあるけど@t_k_redman12• 今回の最初のハードルは“考え始める”ところ。• 標準が欲しい、教科書が欲しい、手段が知りたい、となってしまう。
質問をしました。
今この瞬間、目の前の仕事がすべてなくなったら、あなたは何を仕事にしますか?
TK質問をしました@t_k_redman15• 今この瞬間、目の前の仕事がすべてなくなったら、あなたは何を仕事にしますか?• 週次のチームミーティングにお邪魔していたので、そこでおもむろに。• アジャイルになるためのプチワークショップの立てつけ。
みんな黙っちゃった
宿題にしました
TKなぜ答えられなかったのか@t_k_redman18• ゴールは見えている?• 見えていたとして、自身の考えはある?
TKゴールを認識しよう@t_k_redman19• インセプションデッキ実施。• 時間の都合で、まずは1と2の質問を議論。1. 我われはなぜここにいるのか2. エレベーターピッチを作る
TKインセプションデッキ@t_k_redman20• 重要なのは1つ目!• 正解は部門ミッションそのまま。「DXの○○で価値を××して~」⇒要するに価値あるサービスの創出をしていこう、ということ。• 抽象的なスローガンっぽいので、自分たちで噛み砕いて落とし込む。
「そうだよね。」
TKゴールはわかってきた@t_k_redman22• 分かってはいたはずだけど、舞い込むタスクの消化がメインに。• 思いのほか議論は活発に行われた。• 実は秘められていた個人の熱い想いも聞けたり。
TKプロダクトバックログを作る@t_k_redman23熱いうちに次へ。• ロードマップ代わりにプロダクトバックログアイテムを上げていく。• それをプロダクトオーナーが採用するかどうかは気にしない。• その間、何やらもどかしそうな上司をなだめる。
TKプロダクトバックログを作る@t_k_redman24• 考え出せばあとは転がるように。• 普段言わないだけで「実は…」とやりたいことが出てきたりする。
なんだか夢が広がる!
TK実は目の前は山積みだった@t_k_redman26• 目指すものはわかった。• チュートリアル替わりのスプリントも一通り流した。• そしてやってきた定例チームミーティング。
ここでもう一度。
「やりたいことはたくさんあるぜ!」
TKおわりに@t_k_redman30• 自組織ながら、「共通の目的に向かって一人ひとりが考える」ことが苦手であり、最大の課題だったので何とかしたかった。• プラクティスをうまく使って意識付けできた。タイミング大事。• 上位者の協力体制が得られたのが大きかった。(大変だったけど。)⇒“指示”が落ちて来なくなった!• やっとスタートライン。課題は続々。まずはあるべき姿とのギャップをなくそう!
ありがとうございました。