Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
eBPFインターン 開発ネタ帳
Search
KONDO Uchio
September 08, 2020
Technology
0
160
eBPFインターン 開発ネタ帳
KONDO Uchio
September 08, 2020
Tweet
Share
More Decks by KONDO Uchio
See All by KONDO Uchio
大規模レガシーテストを 倒すための CI基盤の作り方 / #CICD2023
udzura
5
2.4k
Ruby x BPF in Action / RubyKaigi 2022
udzura
0
240
Narrative of Ruby & Rust
udzura
0
220
開発者生産性指標の可視化 / pepabo-four-keys
udzura
3
1.7k
Talk of RBS
udzura
0
440
Re: みなさん最近どうですか? / FGN tech meetup in 2021
udzura
0
770
Dockerとやわらかい仮想化 - ProSec-IT/SECKUN 2021 edition -
udzura
2
720
Device access filtering in cgroup v2
udzura
1
890
"Story of Rucy" on RubyKaigi takeout 2021
udzura
0
810
Other Decks in Technology
See All in Technology
(新URLに移行しました)FASTと向き合うことで見えた、大規模アジャイルの難しさと楽しさ
wooootack
0
670
今からでも間に合う! 生成AI「RAG」再入門 / Re-introduction to RAG in Generative AI
hideakiaoyagi
1
160
AI技術トレンド勉強会 #1MCPの基礎と実務での応用
nisei_k
1
110
Whats_new_in_Podman_and_CRI-O_2025-06
orimanabu
3
170
讓測試不再 BB! 從 BDD 到 CI/CD, 不靠人力也能 MVP
line_developers_tw
PRO
0
110
Tensix Core アーキテクチャ解説
tenstorrent_japan
0
350
All About Sansan – for New Global Engineers
sansan33
PRO
1
1.2k
Text-to-SQLの評価データセットを作って最新LLMモデルの性能評価をしてみた
gotalab555
3
770
大失敗しないための Web API 開発レシピ / A recipe for not making a big failure on WebAPI development
yokawasa
1
260
上長や社内ステークホルダーに対する解像度を上げて、より良い補完関係を築く方法 / How-to-increase-resolution-and-build-better-complementary-relationships-with-your-bosses-and-internal-stakeholders
madoxten
13
7.4k
Amplifyとゼロからはじめた AIコーディング 成果と展望
mkdev10
1
130
Sansan Engineering Unit 紹介資料
sansan33
PRO
1
2.1k
Featured
See All Featured
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
52
7.6k
Designing for Performance
lara
609
69k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
14
1.5k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
180
53k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
54
13k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
10
900
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.3k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
161
15k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
200k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
231
18k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
20
1.3k
Transcript
PEPABO SUMMER INTERN VERSION 近藤うちお / GMO Pepabo, Inc. 2020.09.08
eBPF インターンネタ帳
この資料は何 •ペパボインターンで「皆様にやって欲しいこと」のネタ帳です。 •ここにない内容でももちろん構わないのですが、 なかなか現場でeBPFを活用するネタをゼロから提案するのは難しい でしょうので、当座で @udzura が欲しいものを考えてみました。 •@udzura なら時間をかければ書けるものもありますし、 そもそもいったい何なのか調べるところからというものもあります。
ツール作成・検証
コンテナ対応トレースのPoC •「コンテナ対応」には皆さんもご存知の通り2方針がある •eBPFのCgroup v2ヘルパーを利用したもの •task_struct からnamespaceを辿ってフィルタするもの •これらのそれぞれの方針について、違いやメリットデメリット、 それぞれの制限をレポートし、 そして簡単な検証環境とミニマルな実装を作成して欲しい
マネージドクラウド用ツール開発 •マネージドクラウドというコンテナをふんだんに使ったサービスがあ り、コンテナ単位でのトレースをしたい気持ちがある。 •BCCツールの中でも以下あたりをコンテナ対応できると嬉しい •ext4slower •nfsslower •tcpconnlat •syscount •......
mod_dtrace 検証 •https://github.com/Matty9191/apache-dtrace-module •https://prefetch.net/projects/apache_modtrace/index.html •マネージドクラウドやその他ホスティングサービスで使えるかどう か、簡単なドキュメントと、いろいろな設定のApacheに対してどの ような計測ができそうかレポートして欲しい。
PHPまたはRubyのUSDT利用のPoC •PHP、Rubyともに --enable-dtrace でUSDTが入る •これらを使って有益なツールが考えられないか? •e.g. Rack::EBPF https://github.com/udzura/rack-ebpf •e.g. mod_php
や他のUSDTと組み合わせたもの https://myaut.github.io/dtrace-stap-book/app/web.html •WordPress とかで解析できないかな?
systemdのkillを監視するツール開発 •systemdが謎にサービスをkillしているような気配があった •状況証拠から原因を突き止めたが、その現場を突き止められるよう なツールを作成して欲しい。 •killsnoop をベースに作れないかな? •https://github.com/iovisor/bcc/blob/master/tools/killsnoop.py •できれば再現可能な動作環境とともに実装して欲しい
トレース状況を可視化するツール •トレース情報は 1) 多い 2) 雑多 になりがちで、いい感じのグラフ などにならないと運用で常用するのは難しい... •BCCの既存ツールベースでいいので、それらの結果をTUIじゃなくて もっと綺麗にできないか?
•e.g. matplotlib(Rubyならcharty)と簡単連携ライブラリ •e.g. Jupyter Notebook ベースのツール •e.g. Prometheus などと連携した何か
sheer-heart-attackをeBPF対応 •https://github.com/k1LoW/sheer-heart-attack •常駐させて特定のイベントの時に特定のコマンドを発火させるツール このイベントソースにeBPFを用いることでアレできないか? •提案レベルでも動かせたらあとは @k1LoW さんがやってくれる •eBPFのイベント例: システムコールの回数、レイテンシ、TCP接続 の何か、etc...
•gobpf使うかも: https://github.com/iovisor/gobpf
RbBCCの改善 ※ 要Rubyの知識 ※ しかも割と高度な
RbBCC •@udzura が開発しているBCCのRuby port •中身はlibbccのFFIで、BCC同梱のPythonライブラリと全く同じ思想 •Rubyアソシエーション開発助成対象プロジェクト(2019) •https://github.com/udzura/rbbcc
RbBCCで困ってること •テストケースが全然ない •スモークテストだけなので、もう少し現実的なテストケースを考え て追加してくれると嬉しい(これは、Rubyのインターン感が強い) •サンプル、ツールがまだまだ少ない •Python版BCCにあるツールがそもそもRubyに移植できるのかから調 べる。足りない機能は実装する
RbBCCで困ってること(2) •RbBCCにおけるネットワークトレーシング実装の移植 •XDP含めその辺りのAPIを移植していない •BCCの examples/networking/* 以下のサンプルを移植し、 動くようにして欲しい。一つでも増えると嬉しい •@udzura はネットワークあんまり得意じゃないっすので...
その他、RbBCC周辺で •BPFQLで他のProbeを実装して欲しいなあ........ •https://github.com/udzura/bpfql •いまのところtracepointしかうごかなくて、完全にPoCレベル •こいつにはメタプロ含むRubyの知識が必要なので、さすがに大変だ と思いますが...