Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Cognitoを使おう
Search
ufoo68
May 30, 2020
Technology
1
280
Cognitoを使おう
ufoo68
May 30, 2020
Tweet
Share
More Decks by ufoo68
See All by ufoo68
初めて開発リーダーをやってみた話
ufoo68
0
81
M5Stack用の指紋認証デバイスを試す
ufoo68
0
620
結婚式のクイズアプリを自作した話
ufoo68
0
550
M5Stack Core2とAlexaでインターフォンに自動で対応してくれるIoTデバイスを作りたかった話
ufoo68
0
620
KASHIKOIHAKO
ufoo68
0
510
LIFF通話をつくろう!
ufoo68
0
1.3k
KASHIKOIHAKO計画その4
ufoo68
0
270
AWS CDKで作るLINE bot
ufoo68
0
350
解説!LINE bot開発
ufoo68
0
260
Other Decks in Technology
See All in Technology
Iceberg Meetup Japan #1 : Iceberg and Databricks
databricksjapan
0
230
次世代KYC活動報告 / 20250219-BizDay17-KYC-nextgen
oidfj
0
430
コンテナサプライチェーンセキュリティ
kyohmizu
1
120
なぜ私は自分が使わないサービスを作るのか? / Why would I create a service that I would not use?
aiandrox
0
890
エンジニアの育成を支える爆速フィードバック文化
sansantech
PRO
3
1.1k
ディスプレイ広告(Yahoo!広告・LINE広告)におけるバックエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
130
2025-02-21 ゆるSRE勉強会 Enhancing SRE Using AI
yoshiiryo1
1
430
【内製開発Summit 2025】イオンスマートテクノロジーの内製化組織の作り方/In-house-development-summit-AST
aeonpeople
1
210
Classmethod AI Talks(CATs) #17 司会進行スライド(2025.02.19) / classmethod-ai-talks-aka-cats_moderator-slides_vol17_2025-02-19
shinyaa31
0
160
依存パッケージの更新はコツコツが勝つコツ! / phpcon_nagoya2025
blue_goheimochi
3
180
Culture Deck
optfit
0
500
ユーザーストーリーマッピングから始めるアジャイルチームと並走するQA / Starting QA with User Story Mapping
katawara
0
270
Featured
See All Featured
Making Projects Easy
brettharned
116
6k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
49
2.3k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
6
250
Faster Mobile Websites
deanohume
306
31k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
4
350
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.7k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Transcript
Cognitoを使おう お手軽ユーザー認証
自己紹介 • 名前 ◦ 松永勇太 • 出身地 ◦ 滋賀県 •
やってること ◦ スポーツIoTLT主催 ◦ AWSを使った開発 • 昔やってたこと ◦ 鳥人間コンテスト ◦ 梅キャン勉強会主催
皆さん、ユーザー認証機能 の実装してますか?
ユーザー認証はCognitoを使いましょう
Cognitoとは • ユーザー認証 • ユーザーデータの管理 • 外部の認証サービスとの連携 をフルマネージドで行ってくれるAWSサービス
今回の内容について • 話すこと:Cognitoユーザープール ◦ ユーザー認証・管理を行う • 話さないこと:CognitoIDプール ◦ 他の認証サービスとの連携を行う
ユーザー認証の基本(ざっくり) ユーザー認証がやりたいことはユーザーの本人確認 ユーザーは自分自身であることを証明するものが必要
ユーザー認証の基本(ざっくり) ウェブアプリでは本人確認をログインという形で行う メールアドレス・パスワード アクセストークン
ユーザー認証の基本(ざっくり) アクセストークンがユーザーの身分証明書代わりになる トークン
ユーザー認証を作るために必要なこと 1. ユーザー作成 a. ユーザーを識別するための固有の IDが必要 b. メールアドレスを登録させるなら検証をする c. 二段階認証をするなら電話番号も登録する
2. ログイン a. IDとパスワードからアクセストークンを生成 b. アクセストークンの有効期限を設定 c. ログアウト時にアクセストークンを削除 3. ユーザー権限 a. 一般ユーザーと管理者で使える機能が変わる b. あるユーザーの権限の変更も生じるかもしれない このすべて、Cognitoに任せましょう! あくまで一例。 実際はもっと多くの機能が必要
サーバーレスで行うCognito認証 ユーザー作成はsignUpというAPIを一つ呼ぶだけ Lambda から SignUpメソッドを呼ぶ ユーザー情報の管理と メール検証を行う
サーバーレスで行うCognito認証 ログインも同じくsignInというAPIを一つ呼ぶだけ Lambda から SignInメソッドを呼ぶ 3つのトークンを返す • IDトークン • アクセストークン
• 更新トークン
サーバーレスで行うCognito認証 アクセストークンの検証にはLambdaは不要 API Gatewayにアクセストークンの ヘッダー付きのリクエストが呼ばれる カスタムオーソライザーとして直接呼ばれる。 そのまま検証結果を返す
サーバーレスで行うCognito認証 Amplifyを使うとクライアントアプリからの直接の呼び出しが可能 Amplifyはアプリケーションのデプロイを行うための AWSサービス
グループ機能で権限管理 グループ機能とIAMロールを連携させることでユーザー権限を管理できる グループ2 グループ3 グループ1
Cognitoを使う利点 1. 実装量が減る a. 工数の削減 b. 責任範囲をAWS側に押し付ける c. テストする項目が減る 2.
サーバーレスと相性がいい a. サーバーレスでシステムを組むなら必須 b. Lambdaトリガーを組み合わせてより柔軟な開発が可能 3. 必要に応じてセキュリティレベルを上げられる a. 数回クリックで有効化 b. 料金は割増になるので注意
Cognitoの欠点 1. 属性・カスタム属性がイケてない a. 属性とはCognitoで管理するユーザーデータ b. StringかNumberしか指定できない c. カスタム属性の途中変更はできない(一度消す必要がある) 2.
データの取得・操作が自由にできない a. 検証コードの取得・変更ができない b. ユーザーデータの取得に回数制限がある c. クエリ操作ができない( KVS以下)
まとめ • Cognitoは ◦ ユーザー認証・管理を行うためのサービス ◦ サーバーレスとの相性がいい ◦ サーバサイドの実装量を減らすことができる •
しかし ◦ 当然フルマネージドサービスであるゆえの欠点もある ◦ 目的に応じた取捨選択が必要