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1秒を争う現場を支えるプロダクト設計 〜顧客の余白を生むための PdE × CS の開発サイクル〜
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watarutakeda
March 25, 2026
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1秒を争う現場を支えるプロダクト設計 〜顧客の余白を生むための PdE × CS の開発サイクル〜
watarutakeda
March 25, 2026
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Transcript
1秒を争う現場を支えるプロダクト設計 顧客の余白を生むための PdE × CS の開発サイクル
自己紹介
自己紹介 3 武田 渉 / Wataru Takeda PO / ソフトウェアエンジニア
2022年にインターンでアトミックソフトウェアにジョイン。 PO 兼 エンジニアとして、要件定義から開発までを担当
自己紹介 4 徳永 有未 / Ami Tokunaga 保険pjtマネージャー / CS
前職で内科クリニックにて事務長として従事。 アトミックソフトウェア株式会社にジョイン後は 前職の保険診療の知識を活かし、CS業務含め 開発要件定義など幅広くコミットしている
プロダクト紹介
プロダクト紹介 6
元は自由診療プロダクト
「メディカルフォース」の歴史 8 • 始めは美容クリニックなど自由診療向けのカルテ からスタート • その後、保険診療にも対応。最初は保険が割合が少ないクリニックから 始まり、今では保険メイン のクリニックへと利用が拡大
保険診療への対応は難しかった 9
なぜ難しいのか
自由診療と保険診療の違い 11 自由診療 保険診療 価格設定 自由 国の定めたルールに 厳密に準拠 患者の受け入れ 完全予約制
予約なし患者も多い 患者数 20名程度/日 250名以上 / 日 診療時間 1〜2時間 / 人 3〜5分 / 人 下記の4要素だけ見ても明確な差分がある
12 患者数が250人の現場では、 1人あたり1分のロスが、大幅な遅延に繋がる
13 1秒が命取りになる
14 業務フローが根本的に違う 必要なのは 1秒単位のUX改善と、業務の流れに沿った機能設計
そのためには現場の解像度を上げるしかない 15
現場の解像度を高める CSとPOの会話の場 「相伝の儀」
相伝の儀とは? 17 CSとPOが顧客理解を深めるための会話の場。 顧客からの要望だけでなく、現場の 温度感や最近起きていること などをざっくばらん に話す。 その中で、自然とユースケース理解や要件定義が進んでいきます。
プロダクト開発サイクル 18 リファインメント Step.2 UX検討会 Step.3 相伝の儀 Step.1 ベースとなる要件ができる 要件をもとに、実装方針や懸念点を
整理しながら最終的な仕様を固めていく UI/UXの最終調整、実際に現場で使える ものになっているかをレビューする。 あと1秒削るUXのために何ができるかを議論 参加者 PO×CS PO × Dev × QA PO × CS × Designer 特に「Step.1:相伝の儀」を大切にしている イベント概要
温度感・逼迫感 CSはどんな話を持ち込んでいる? 19 顧客の声をそのまま持ち込むのではなく、複数の現場感を整理したうえで持ち込む 温度感・逼迫感 CS 業務フロー 現場で聞いた声や肌感覚 どのフローで、どのポジションの人が、ど う詰まっているか
優先順位 複数の要望の中で何が一番重要か 温度感・逼迫感 なぜ必要なのか? PO 今はどう回避してる? 代替案がダメな理由は? 要望の背景にある本質的な課題を探る 現状の業務フローと限界を把握する どのタイミングで発生する? 前 後にどんな業務がある? 操作が発生する業務の流れや 登場人物を理解する
温度感・逼迫感 20 温度感・逼迫感 CS 業務フロー 現場で聞いた声や肌感覚 どのフローで、どのポジションの人が、ど う詰まっているか 優先順位 複数の要望の中で何が一番重要か
温度感・逼迫感 なぜ必要なのか? PO 今はどう回避してる? 代替案がダメな理由は? 要望の背景にある本質的な課題を探る 現状の業務フローと限界を把握する どのタイミングで発生する? 前 後にどんな業務がある? 操作が発生する業務の流れや 登場人物を理解する 問いを重ねることで、本質的な課題の掘り起こし それに対して POは?
相伝の儀のゴール 現場の温度感や課題を 自分の言葉で 説明できる 21 具体的な現場の映像 をイメージできる
22 高回転が求められる現場では、 要件を満たすだけでなく、 その先の1秒をどう削るか まで考える必要がある 相伝の儀は、そのために材料を集める場でもある。
相伝の儀をやることでどんな効果があった? 顧客が本当に必要なものを届けられるようになり、 追加改修が減った 23 ダイレクトにエンジニアと要望の話ができて、 リリースまでの温度感調整ができる
実際にこのサイクルでできた機能の実例を紹介
Case:用法・用量の入力機能 25 薬の飲み方・使い方の指示 (例)「1日3回 食後に」「かゆいところに塗る」「就寝前に1錠」など 薬や症状ごとに 異なる カルテごとに 毎回入力が必要
顧客から上がってきた声 26 あ 用法・用量が使いづらい
用法を追加する方法は 2つ 27 検索して選択 パターン1 用法を検索して、その中から選ぶ 自由入力 パターン2 キーボードで直接入力する
一見、これで十分では?と思ったが ... 28
あ あ 「使いづらい」を深掘りしてみると ... 29 飲み薬・塗り薬など、 薬の種類に合った用法が 表示されてほしい 関係ない用法が 表示されてしまい、
必要な用法が見つけづらい
30 検索の精度をもっと上げる必要がありそう? でも、本当にそれだけで解決する?
用法の並び順を変えられるようにするのは? 並び順を設定するのが手間だし、 薬によって出て欲しい順番は変わる 自由入力するのはダメ? 毎回手入力する時間はない であれば、そもそも検索ワードを 入力すること自体が手間では? 相伝の儀での会話
用法の並び順を変えられるようにするのは? 並び順を設定するのが手間だし、 薬によって出て欲しい順番は変わる 自由入力するのはダメ? 毎回手入力する時間はない であれば、そもそも検索ワードを 入力すること自体が手間では? 相伝の儀での会話を経て 「どう探しやすくするか」から 「どうすれば探さずに済むか」
へ
33 課題は、検索結果の精度ではなく、 入力の流れ全体にあった 1日250人の診察。用法を毎回検索する作業が大きなロスに。 保険診療の業務フローを改めて思い返すと …
34 用法を自動学習し 「検索させる」から 「先回りして提案する」 へ 最終的にできた機能 薬ごとの利用傾向から 候補を提案 初めて使う薬でも、 薬の種類から候補が出る
35 リリース後の反応は?
36 もう一つ大事なこと
現場を実際に見ることで、 相伝の儀の解像度はさらに上がった
用法の自動学習は、自分自身の体験から生まれた 38
用法の使いづらさを間近で体感し、「自分 が医師だったら」という目線での開発へ 用法の自動学習は、自分自身の体験から生まれた カルテ入力の観察 診察中のカルテ入力を眼の前で観察 受付スタッフの受付業務を観察する やったこと① 受付業務に同行 やったこと② 細かい手の動きや、キーボードと
マウスの往復など非機能面での手間に気 づいた 業務体験を通して見えたこと
40 業務体験を通して見えたこと 実際の現場には、小さな伸び代がたくさんあった マウスと キーボードの往復 細かい ワンクリック 不要な スクロール
いかに現場が逼迫しているかを身をもって感じた。 41
POとCSの目線が揃い、より 解像度の高い議論 へ 42
43 • 一次情報に触れ続ける • 完成した要件を、さらに biz側と一緒に深掘る まとめ
私たちが目指しているのは、現場に余白をつくること 44 近年、多くの産業で急速にDXが進んでいますが、 まだ変⾰の余地が⼤きく残る産業もたくさん存在しています。 私たちは、ソフトウェアの活⽤を通じて、 さまざまな業務にかかる時間と⼿間を節約し、 「余⽩」を⽣み出していきたいと考えています。 それは個⼈や企業が望む未来に向き合える環境をつくることであり、 社会全体の可能性を広げていくことでもあります。 すべての現場に、もっと余⽩を。
⽇本の社会に、もっと余⽩を。 未来に、もっと余⽩を。 アトミックソフトウェアは、未来に余⽩をつくることで、 ⼀⼈ひとりが⾃⾝の可能性と向き合える社会を実現していきます。
マルチバーティカル戦略の実施 45
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