Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
目の前の課題に真摯に向き合おう
Search
Yatakeke
August 03, 2025
0
18
目の前の課題に真摯に向き合おう
北陸tech boost LT大会
Yatakeke
August 03, 2025
Tweet
Share
More Decks by Yatakeke
See All by Yatakeke
10分交替のモブプロがコンテクストと集中を高める
yatakeke
0
100
1つのメソッドに、関心事が複数あると何が辛いのか?
yatakeke
1
620
UMLなんて今更必要ないと思っていた…
yatakeke
2
190
アジャイル系カンファレンスでの5つの寸劇作りを通して得た、本当に価値のあるプロダクトの作り方
yatakeke
2
120
スキル差があるペア_モブプロで効果的な_ドライバーナビゲータ以外のロールの分け方.pdf
yatakeke
14
3.9k
わかった気になるエンジニア流寸劇の作り方
yatakeke
0
59
勉強会運営から考える継続できるチーム
yatakeke
0
200
Featured
See All Featured
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Navigating Team Friction
lara
188
15k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
337
57k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
51k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
65k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
Facilitating Awesome Meetings
lara
54
6.5k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
34
3.1k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
Making Projects Easy
brettharned
117
6.3k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
77
9.5k
Transcript
目の前の課題に 真摯に向き合おう クリエーションライン株式会社 矢田 進之介
自己紹介 矢田進之介(やたしんのすけ) クリエーションライン株式会社 スクラムディベロッパー 社会人歴8年目(31歳) スクラムフェス三河実行委員長 豊橋技術科学大学非常勤講師 自称アジャイルザムライ 青いサムライである理由を知りたい方は、 こちらの動画をご覧ください
2
この発表に至った背景 若手メンバーがキャリアに悩んでいる話を最近よく相談される ので、自分の場合の話をしてみようかなと思い立った 3
今日伝えたいこと 目の前の課題に真摯に向き合おう 4
これから自分のキャリアの話をします 5
1社目の話 • 最初の半年くらいは、リーダーの秘書やメンバー雑用 • MTGの設定とか議事録取ったりの雑用 • 海外の人が日本で暮らすためのサポートをしていた • 地道にやっていたことで、信頼されて2年目から一人で小さな プロダクト担当を任せてもらえた
6
今の会社の話 • 2022年12月くらいに次の案件で最後にしようと考えていた • 腹をくくって顧客価値につながることは、他人に忖度せずにな んでもやる ことを決意。 • そこで、一緒にやっていた人がagile coeを立ち上げるから、本
当はスクラムマスターのみのチームだと思っていたけどくる? と誘われた 7
今の案件の話 • 大きいスパンでのふりかえりで、顧客のメンバーだけでなく、関 係者をできるだけ集めた • 顧客と私たちの課題にせずに、顧客が抱えている会社の課題 と向き合いたいから • そのあたりで直接顧客以外の繋がりが、次の案件の話がきた りしている
8
イマココ! 9
これまでの生き方の特徴 10
生き方の特徴 • 先は考えずにその時の状況で必要なことを全力でやる・学ぶ • 自分に必要なことだけではなく、自分以外の誰かにも必要なこと • 目標から逆算して考えるよりも、現状から積み上げるタイプ 11 今の自分は目の前のことを頑張っていたら 次の話が舞い込んできたことの繰り返し
目の前の小さな目標達成を積み重ねる 12
目標という幻想 • Open AIでもマネージャーをしていた研究 者の話 • AI研究を通して発見した、目標(特に野心 的なもの)がもたらす負の側面について論
じている 13
最も偉大な成果とは、それ自体を目標とし てしまうと達成「されにくく」なる 14 目標という幻想, 第1章, 目標を疑う, P48
足がかりは最終成果物に似つかない • オーブンのマイクロ波技術は、探知機の一部として発明された • 最初のコンピューターが発明される上での真空管技術は、何 十年前にエジソンによって発明されたが、エジソンはコン ピューターの発明を念頭において研究をしていたわけではな い 15
目標がもたらす辛さ • 達成に至って足りないものへの意識が向きがち • 最小限で達成仕様とすることで横道に外れて分厚い知識を構 築できなくなってしまう可能性 • 特に、年齢の近い誰かと比べたり、誰かを目標にすることを意
識しすぎると、自分を卑下しちゃいがち 16
自分の場合 • どの役割やどの仕事においても自分らしさを出した やり方を考えることに集中する • 自分の仕事が他人に価値を与えられたという自分の納得感の みが、唯一の指標 •
ただし自己満足にならないように、与えようとしている人の話を しっかり聞く 17
最短距離での大きな目標よりも 積み重ねによる大きな進歩 18
今日本当に伝えたいこと 大きな目標を一旦忘れて 目の前の課題に真摯に向き合おう 19