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Recapping Chatwork Scala Journey - ScalaMatsuri2023

Recapping Chatwork Scala Journey - ScalaMatsuri2023

ScalaMatsuri 2023
https://scalamatsuri.org/ja/

yoshiyoshifujii

April 15, 2023
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Transcript

  1. 4 コミュニケーションが活性化すると会話がはずむように、 ビジネスの現場を活性化させていくことで、 仕事をもっとワクワク、 心がはずむものに変えていきたい。 ユーザーの働き方を誰よりも深く理解し、 いつでも、どんな場所でも、 やりたいことに集中できる働き方の提供を通して、 ビジネスを活性化させる存在へ。 https://youtu.be/3NHp8caltK0

    1人ひとりの成功をテクノロジーの力で導き、ビジネスを活性化させる存在になり たいという想いをブランドムービーで表現しています。ぜひ、ご覧ください。 ブランドムービー「かわる、はじまる Chatwork」 「Chatwork」が実現したい世界
  2. 2014年 開発合宿 7 - 当時、Chatwork は2011年3月の公開以来、順調にユーザー 数を伸ばし2014年4月時点で世界170カ国42,000社の企業 に導入されるまでに成長していた。 - そんな中、バックエンドで動いているプログラムが今後の運

    用において最適ではないのではという懸念 - 合宿の結果、 Scala を採用することに決定 - 静的言語としての保守性とパフォーマンスの高さ (IDEも 充実) - 動的言語からスイッチして成功した実績があること (Twitter、dwangoなど) - AWSはJava SDKが最も充実していた(他言語のSDKが当 時それほどリッチではなかった) - Javaのスキルセットを持つメンバーが何人かいた - PHPエンジニアでも短時間(開発合宿中)でそれなりに 書けるようになった https://c-note.chatwork.com/post/82673710090/dev-camp
  3. 2016 ScalaMatsuri 9 - 将軍スポンサー - 現在、Chatwork社に在籍中の登壇者 - @j5ik2o sbt-awsプラグインを使って簡単デプロイ

    - @tototoshi Playソースコード完全マスターへの道 - @yoshiyoshifujii Scalaでドメイン駆動設計に真正面から取り組んだ話 - 忍者スポンサー - @daiksy - @hayasshi_
  4. 2017 ScalaMatsuri 10 - スポンサーは…おやすみ - 現在、Chatwork社に在籍中の登壇者 - @j5ik2o ChatWorkのScala採用プロダクト

    “Falcon” リリースまでの失敗と成功の歴史 - @yoshiyoshifujii Serverless ArchitectureをScalaで構築するぞ - 忍者スポンサー - @daiksy
  5. 2018 ScalaMatsuri 11 - 大名スポンサー - 現在、Chatwork社に在籍中の登壇者 - @j5ik2o リアクティブDDD実践入門

    - @daiksy Scala製システムを3年間運用することで起きた様々なことへの対処 - @crossroad0201 実践ScalaでDDD(改訂版)
  6. 2019 ScalaMatsuri 12 - 大名スポンサー - 現在、Chatwork社に在籍中の登壇者 - @j5ik2o AWS

    EKSとAkkaを使ってEvent Sourcingを作るにはどうしたらよいか - @yoshiyoshifujii 実践 Clean Architecture - @s10myk4 悩める開発者に贈る ~サービスの継続的な成長を支える分析設計手法
  7. 2022 ScalaMatsuri 14 - 将軍スポンサー - 現在、Chatwork社に在籍中の登壇者 - @tototoshi Cats

    Effect 3とScala 3による純粋関数型プログラミング - @crossroad0201 Akka Persistence Typedにおけるドメインオブジェクトの実装パターン
  8. ScalaMatsuri とのながーーーーいお付き合い 15 - 2014年 から 10年目のお付き合い - 直接的に ScalaMatsuri

    で転職しました! という訳ではなくとも - 間接的に Chatwork を知っていただく機会になれているなぁと - 改めて感謝を申し上げます
  9. Scala どうしてる? 17 - Chatwork は、現在も PHP をメインシステムで運用しつつも、クリティカルな部分や新しいサブシステムについては、 Scalaを採用して運用しています -

    今後の想定(あくまで想定。必ずしもそうとは言えない。ケースバイケースあり) - PHP - 既存のシステムで引き続き - 既存の資産を使いたいとき - Scala - 書き込み中心のシステムで採用 - 高い稼働率で運用する場合の良い選択肢となり得るだろう - Akka を使いたいとき - Go / Rust - 読み込み中心のシステムで採用 - 一部が落ちても問題ないシステム(充分Webサーバーがスケールできるような状況) - FaaS を使いたいとき
  10. Scala 3 どうしてる? 18 - 使用したいライブラリが全てScala3に対応しているサブシステムで、Scala3にして運用しています。 - 使用用途が限定的で、バッチ実行するアプリケーション - 各チームで判断して

    Scala3 を採用しています。 - 使用したいライブラリが対応していないため、見送っている場合もあります。 - ただ、Scala3 は構文とかも大きく様々な記述ができるため、チーム内での擦り合わせが必要だと話しています。 - インデントベース or ブロックベース - インデント 2 or 3 - など
  11. Akka どうしてる? 19 - @j5ik2o が Chatwork Creator’s Note で

    Akka のライセンス変更について を書きました。 - Akka 2.7 から Apache License Version 2.0 から Business Source License (BSL) v1.1 に変わりました。 - 非プロダクション環境の開発では無償で使用できますが、本番環境での稼働にはLightbend社の有償ラインセンスが必要に なります。(ただし、年間売上US $25 million以下は無償) - Chatworkさんどうするの? - 既存システム - 弊社のScalaを使ったマイクロサービスのほとんどでAkkaが利用されています。 - 改めて確認すると、それらのシステムでAkka独自機能を使わないと実現できない機能というのはありません。 - Akka を切り離す工数見合いで2つの方針 - 他のスタックへ移行する or 商用ライセンスを契約 - 次期システム - 絶賛開発中の次期システムは、 CQRS/Event Sourcing のために Akka 独自機能を前提に設計しています。 - 商用ライセンスの契約を前提としています。 - Command 側のみで Akka を使っていくことになるため、ライセンス数はそこまでにならない想定をしています。