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プロダクトオーナーがFour Keys + 信頼性に思うところ / Product Owners Think of Four Keys + Reliability

プロダクトオーナーがFour Keys + 信頼性に思うところ / Product Owners Think of Four Keys + Reliability

Scrum Fest Osaka 2023
ChatworkスポンサーセッションのLT

yoshiyoshifujii

July 01, 2023
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Transcript

  1. Chatwork は デビューして 13年目 • コード規模は、二桁万行規模 • 依存関係を表したグラフは、人間が理解するには難しすぎる複雑さ • 循環的複雑度は、メンテ不可能なレベル

    • チャットという特性上、ハイトラフィック • チャットという特性上、障害は致命的 • チャットという特性上、扱っている情報の機密性はかなり高い 4
  2. Accelerate State of DevOps 2022 • https://cloud.google.com/blog/ja/products/devops-sre/dora-2022-accelerate-state-of-devops-report-now-out • ソフトウェアデリバリーのパフォーマンス (

    4つの主要指標 ) ◦ デプロイ頻度(T2M)、変更のリードタイム(T2M)、変更時の障害率(A2I)、サービス復旧時間(T2M) • 運用パフォーマンス ( 5つ目の重要指標 ) ◦ 信頼性(CV or A2I) • 組織パフォーマンス ◦ 組織がパフォーマンスと収益性の目標をどの程度達成しているか 8
  3. サービスレベル • サービスレベル ◦ 特定のサービスがユーザーに対して期待される作業をどの程度行えているかに関する測定値 ◦ この測定値は、ユーザーの満足度という形で説明できる • クリティカルユーザージャーニー (CUJ)

    ◦ ユーザーが 1 つの目的を達成するために行うサービスとの一連のインタラクション • サービスレベル指標 (SLI) ◦ 定量的に測定可能な、サービスレベルに関するユーザーの満足度の指標 • サービスレベル目標 (SLO) ◦ サービスがほとんどの時間帯で達成すると期待されるレベル • CUJを定義し、SLIを計測し、SLOを調整しつつ ユーザー満足度を下げない品質をコントロールしつつ 価値を創造していく 10
  4. オブザーバビリティ ( O11y ) • 3本柱 ログ・メトリクス・トレース と聞いたが… • それだけじゃない

    • むしろ違う • 高いカーディナリティ・高いディメンション・探索可能性をサポートするツール • モニタリングは、既知の未知 • オブザーバビリティは、 未知の未知 • 障害に対してメトリクスを埋め込む • コードを変更することなく、内部状態を理解する 11
  5. まとめ • リライトにおけるプロダクトオーナーが考えていること • 未実現の価値 を意識しつつも、 現在の価値 を毀損することなく、 組織的能力 を向上する

    • 顧客満足度 を見据えて、 Five keys metrics を計測し、改善し続ける • オブザーバビリティ と QA to AQ を取り入れて、品質保証を シフトレフト • リライトによって 組織的能力 を獲得しつつ、 市場価値 にアプローチしていく • 結局、はやい、やすい、うまい (QCD) だよね 15