Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Expoによるアプリ開発の現在地とReact Server Componentsが切り開く未来
Search
Yuku Kotani
March 06, 2025
Programming
1
220
Expoによるアプリ開発の現在地とReact Server Componentsが切り開く未来
Yuku Kotani
March 06, 2025
Tweet
Share
More Decks by Yuku Kotani
See All by Yuku Kotani
React 19でお手軽にCSS-in-JSを自作する
yukukotani
5
660
僕が思い描くTypeScriptの未来を勝手に先取りする
yukukotani
11
3.1k
Web技術を駆使してユーザーの画面を「録画」する
yukukotani
14
7.4k
Capacitor製のWebViewアプリからReact Native製のハイブリッドアプリへ
yukukotani
5
1.4k
Real World Type Puzzle and Code Generation
yukukotani
4
890
Kuma UI が提唱する Hybrid Approach CSS-in-JS の仕組み
yukukotani
2
530
GraphQLスキーマ設計の勘所
yukukotani
42
18k
既存Webサービスのモバイルアプリ版を 1週間でリリースし、進化させてきた話
yukukotani
0
750
先を見据えたMVPのフロントエンド開発
yukukotani
0
310
Other Decks in Programming
See All in Programming
メンテが命: PHPフレームワークのコンテナ化とアップグレード戦略
shunta27
0
320
苦しいTiDBへの移行を乗り越えて快適な運用を目指す
leveragestech
0
1.2k
楽しく向き合う例外対応
okutsu
0
730
PHPカンファレンス名古屋2025 タスク分解の試行錯誤〜レビュー負荷を下げるために〜
soichi
1
740
PHPのバージョンアップ時にも役立ったAST
matsuo_atsushi
0
230
Jakarta EE meets AI
ivargrimstad
0
680
Amazon Bedrockマルチエージェントコラボレーションを諦めてLangGraphに入門してみた
akihisaikeda
1
160
Go 1.24でジェネリックになった型エイリアスの紹介
syumai
2
300
「個人開発マネタイズ大全」が教えてくれたこと
bani24884
1
290
Honoとフロントエンドの 型安全性について
yodaka
7
1.5k
仕様変更に耐えるための"今の"DRY原則を考える
mkmk884
9
3.3k
やっと腹落ち「スプリント毎に動くモノをリリースする」〜ゼロから始めるメガバンクグループのアジャイル実践〜
sasakendayo
0
150
Featured
See All Featured
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
14k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
27
1.9k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
49
2.3k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
30
2.3k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.2k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
13
1k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
91
5.9k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
4
420
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
51
11k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
83
5.4k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.2k
Transcript
Expo React Server Components によるアプリ開発の現在地と が切り開く未来 @yukukotani 2025/03/06 - React
Native開発最前線 @ Offers DeepDive
自己紹介 小谷 優空 - @yukukotani ・VP of Technology @ Ubie,
Inc. ・Student @ Univ. Tsukuba
話すこと Expoでの開発の今と未来をざっくり紹介。技術的な詳細には踏み込まない ・Expo(React Native)での開発って今どんな感じ? ・これからどうなっていく? 技術的詳細もうちょっと書いてます
目次 1. Expo開発フロー概観 2. RSCによる未来 3. まとめ
Expoって? React Nativeでの開発をめっちゃ楽にしてくれるメタフレームワーク Reactに対するNext.jsみたいなもの
Expoによる開発フロー コーディング、ビルド、デプロイの3ステップで見ていく
コーディング
シンプルにReactで書くだけ
ネイティブUIを描画 Android iOS
アプリでパス・・・?
File Based Routing できる /app/about.tsx
ネイティブ処理もJSから
Web開発と似た感覚!
Web開発と特に異なるところ ・スタック前提の画面設計が必要(生きてる画面に別画面が重なってくる) ・DOMやCSSはそのまま使えない
ビルド
JSのビルドはExpoがやってくれる Metroというバンドラが組み込まれていて、勝手にやってくれる Next.jsがWebpack/Turbopackを持ってるのと同じ
iOS, Androidのコードどこにある?
Continuous Native Generation (CNG) iOS, Android のコードや設定を丸ごと自動生成する仕組み https://zenn.dev/woodstock_tech/articles/293a5c1d062ec6 .gitignoreできちゃう!
ネイティブコードがあってもビルドがめんどい・・・ CIにXCode環境を準備したり、、、 めちゃくちゃ遅いからキャッシュしたり、、、
EAS Build Expo公式のクラウドサービスでビルドしてくれる アプリビルドに最適化された環境になってるので、小難しいことをやらなくて済む
デプロイ
ストア審査に出すのもダルい・・・ EAS Buildからビルド結果のバイナリをダウンロードできるけど・・・ Appleに証明書を登録したりなど、小難しいプロセスがたくさん
EAS Submit ストアへの提出までEASがワンストップでやってくれる 証明書などもマネージドになって楽ちん
EAS Update 画面の変更などはストア審査なしで出せる(OTA Update)
JSエンジンを持つReact Nativeだからできる JavaScriptで記述する部分は基本的にすべてOTA可能 アプリ設定変更やネイティブモジュールの追加はストア審査が必要
目次 1. Expo開発フロー概観 2. RSCによる未来 3. まとめ
従来のOTAアップデート モバイルアプリは独立したクライアントアプリケーション デプロイ時にEAS Updateサーバがクライアント実装を差し替える
Server-Driven UI サーバーサイドでUIの構成を決定し、クライアントはそれに従って描画する設計 Airbnb, Netflix などが採用している https://medium.com/airbnb-engineering/a-deep-dive- into-airbnbs-server-driven-ui-system-842244c5f5
Server-Driven UI 画面構成はAPIレスポンスでしかないので動的に変えられる 実装を再デプロイしたり 管理画面で入稿したり
React Server Components RSCによって、サーバー側でコンポーネントを描画することができる →より自然に Server-Driven UIができる、Web開発に近いOTAの未来の形 サーバー側なので 動的に差し替えられる
目次 1. Expo開発フロー概観 2. RSCによる未来 3. まとめ
まとめ ・Expoの開発体験はクラウドサービスと統合され、Web開発者にも馴染みやすい ・RSCによってさらに統合が進身、ユニバーサルな開発体験が完成していく