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dq1

yuki
July 05, 2020
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yuki

July 05, 2020
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Transcript

  1. 3 3相対称巻線 ✓ 電流条件 ・u, v, w相の3相の巻線を考える ・平衡3相交流を流す ✓ 時間的対称

    ・3相の電流、電圧は 全て同じ振幅 ・位相は120°(1/3周期)ずつ ズレている ✓ 空間的対称 ・3相の巻線はステータ内部で 空間的にも120°ずつ ズレて配置する 電流or電圧 の振幅 時間 u相 v相 w相 等間隔 ステータ ロータ u相 v相 w相
  2. 5 α-β座標系 ✓ 3相座標系は数学的に扱いにくい(線形独立でない) ⇒扱いやすい直交座標に変換したのがα-β座標系 3相座標系 B v B u

    B w 時間 磁束 密度 合成した 磁束密度ベクトル α-β座標系 α軸 合成した 磁束密度ベクトル β軸 u軸 v軸 w軸 B α B β
  3. 7 ✓ 時間的な影響を排除するために 同期速度で回転する座標系を検討⇒d-q回転座標系 α β α β α β

    ① ② ③ d-q回転座標系 d軸 q軸 d軸 q軸 d軸 q軸 d軸 q軸 時間に寄らず ベクトルの向きは変わらない! (定常状態の場合)
  4. 8 ✓ ACモータでは平衡3相巻線が多く使用される ✓ 3相の巻線は空間的にも時間的にも120°ずつズレている ✓ 3相巻線の空間ズレを表現するために、3相座標系を導入 ✓ 3相座標系の各軸の線形従属性を排除するために α-β座標系を導入

    ✓ 3相座標系、α-β座標系はどちらも空間的なズレしか 表現できず、定常状態でも座標上のベクトルが時間変化する ✓ 時間変化の影響を排除するため、回転子・回転磁界に 同期しながら同期速度で回転するd-q回転座標系を導入 まとめ