Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

はじめてのバイブコーディング with Amazon Q Developer CLI

はじめてのバイブコーディング with Amazon Q Developer CLI

Avatar for Yuki Y

Yuki Y

July 31, 2025
Tweet

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 2 • 氏名 - 山下 祐樹(やました ゆうき) • 所属 -

    日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング 株式会社(ISE) • 普段の業務 - AWSインフラの設計構築案件に従事 • AWS資格 - 2023/2025 Japan AWS All Certifications Engineers 自己紹介
  2. 7 今回作ったゲームについて • 将棋。 • 将棋にした理由は、以下の理由から取っつきやすいと思ったため。 - ルールが広く認知されているので、(Qに対して)細かい説明が不要。 - 動きが非常に制御しやすい(行と列で駒の位置が指定可能)。

    • 少しだけオリジナル要素を入れたかったので、特殊技を導入。 • 「音楽を入れればそれっぽくなる」と思い、フリー素材の楽曲を導入。 - そこだけクオリティがやたらと高い。 • 作ったゲームはGitHubで公開中。 - https://github.com/Y-Yamashita-83/Shogi-game
  3. 10 テコ入れ ~機能分割~ • 機能追加を止めて、機能毎にモジュール分割するよう依頼。 • 「モジュール化はコードの保守性を高めるために重要です。」とか言いながら分割してくれた。 - 基本的に「その方が良いと知ってました」という返しをする。 -

    が、Q側から提案してくれることはなかった。 • 分割後はミスが減り、エラーが出てもトラブルシュートが容易に。 Q 分かってました! (けど、言われなかったので やりませんでした。) 私 逐一言わない とダメか。。
  4. 11 対戦相手の自動化 ~そしてコードのカオス化~ • コンピュータと対戦できるように、判断ロジックを追加。 • 最初コンピュータが弱すぎたので強くするように依頼したら、コードが一気に複雑化し、レビュー が追い付かなくなった。 • あとで見たら、似たような関数が複数作成されていた。

    - まだまだ小さなアプリだが、すでに大分カオス。。 Q いや、それなら t押しなよ。。 私 もう見切れないなあ。動作テ ストで確認すればいいか。。 ( y連打) ※ Q がファイルを作成したり更新する場合、y で承認す る。t はセッション中の作業を全て自動で承認する。
  5. 13 個人の感想① • いつでもロールバックできるようにしておいた方がよい。 • 多少なりともコードは読めた方が都合がよい。 - かなり具体的にエラー箇所を指摘しないと直してくれないことがあった。 - 局所的には、自分で直した方が早い部分もあった。

    - 例えば、「ボタンの位置をちょっとだけ下げたい」の「ちょっと」を正確に言語化するのは面倒。 - 数値を微修正しながら画面表示して、自分が納得いく場所を見つける方が早かった。 • 多少なりとも開発のプラクティスも知っていた方が都合がよい。 - AIはプラクティスの説明は出来ても、勝手にその通りにはやってくれなかった。 • レビューはした方が望ましいが、追い付かなくなりがち。(個人開発だと特に) • 外部ライブラリを使ってほしい場合は、明示的な依頼が必要そう。
  6. 14 個人の感想② • トラブルシュートにはかなり力を発揮しそう。 - 大量の情報をトレースして分析するのは、人間より圧倒的に速い。 - 真因までたどり着けない事もあるが、初手としてはかなり使えそう。 • モデルの能力は影響する。

    - 2025年7月31日現在、Q CLIでは以下のモデルが選択可能。 - Claude 3.5 Sonnet - Claude 3.7 Sonnet(デフォルト) - Claude Sonnet 4 - Claude 3.7に作らせたコードが期待通り動作せず、Sonnet 4に解析させたら、すぐに原因にたどり着いて正し く修正してくれた。 - ただし、2025年7月31日現在、Claude Sonnet 4 はアクセスエラーが発生することが多い。。
  7. FIN