(異なる文化言語の解析)は、いつも二言語併用による手順だった。
ポルトガル語という、わたしにもつかえる言語を被調査者たちが多少は知っているか、もしくは、わたしがあらかじめ現地の宣
教師から彼らの言語について手ほどきを受けているか。これはわたしがはじめて手がける、真の意味での単一言語による正し
い文法の発見の手順の試みになるだろう。
(通常の)言語解析とは
「それを母語とする相手と話すことによって習得されるものであるとするなら、〝それら〟に英語を教えることなしにそれを習得
することはできないとなるのでは?」
「それは、その言語を母語とする相手がどれくらい協力的であるかにかかってくる。こちらが〝それら〟の言語を学習している
あいだに、〝それら〟のほうもあれこれと断片的に学ぶのはほぼ確実だけど、〝それら〟が進んで教えてくれるようであれば、
それほどたいへんなことにはならないでしょう。逆に、〝それら〟がわたしたちに〝それら〟の言語を教えるのではなく、英語を
習得しようとするようであれば、事態ははるかに困難なものになるでしょう」