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【dip】「なりたい自分」に近づくための、「自分と向き合う」小さな振り返り
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ディップ株式会社
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December 07, 2025
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【dip】「なりたい自分」に近づくための、「自分と向き合う」小さな振り返り
ディップ株式会社
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December 07, 2025
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Transcript
「なりたい⾃分」に近づくための、 ⾃分と向き合う⼩さな振り返り ディップ株式会社 バックエンドエンジニア DevRel‧採⽤担当 村松 彩(2023年⼊社) ⽥中 雄登(2021年⼊社)
田中 雄登 Tanaka Yuto ディップ株式会社 ・CTO室 DevRelユニットリーダー
・採用オウンドメディア dip people 編集長 1. 約30カ国でリサーチ活動 2. 全15職種の新卒採用を経験 3. フロントエンド開発に挑戦 私のキーワード プロダクト組織のDevRelとして 人事領域の戦略から広報まで横断的に担当
「なりたい⾃分の姿」 はありますか?
Copyright © DIP Corporation, All rights reserved. 企業理念 私たちdipは夢とアイデアと情熱で 社会を改善する存在となる
「実現したいこと」 はありますか?
× “誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会” Labor force solution company VISION Human work force
solution ユーザーファーストな独⾃機能を搭載した、 求⼈情報‧⼈材紹介サービスの提供を通じて、 ユーザーの就業課題を解決しています。 ⼈材サービス事業 Digital labor force solution バイトコミュニケーションアプリ『バイトルトーク』や、 機能を絞ったシンプルなSaaS型の『コボット』を通じて、 職場環境やコミュニケーション課題を解決しています。 DX事業
企業には経営哲学 フィロソフィーがあります
⽀えているのは⼀⼈ひとりの 「夢とアイデアと情熱」
⾃分⾃⾝を知ることが ⾃分の未来を切り拓く第⼀歩
今⽇の講演会のゴール ENGINE (Skill) COMPASS (Self-knowledge) 早く前に進むための力 どこへ進むか知る力 チーム開発で迷⼦にならないために、 まずは「羅針盤」を⼿に⼊れましょう。
⾃分らしさとは何かを理解する 01 ⾃分らしさ P.12 コンフォートゾーン‧パニックゾーン‧ストレッチゾーン 02 学習の癖 P.18 永遠の「ベータ版」をつくってみる 03
ライフミッション P.29 明⽇からできる⾃分理解の進め⽅ 04 感情のトラッキング P.34 先輩社員の事例を知る 05 パネルディスカッション P.41 Agenda
⾃分らしさとは何かを理解する 01 ⾃分らしさ P.12 コンフォートゾーン‧パニックゾーン‧ストレッチゾーン 02 学習の癖 P.18 永遠の「ベータ版」をつくってみる 03
ライフミッション P.29 明⽇からできる⾃分理解の進め⽅ 04 感情のトラッキング P.34 先輩社員の事例を知る 05 パネルディスカッション P.41 Agenda
村松 彩 Muramatsu Sayaka ディップ株式会社 ・CTO室 認証基盤ユニット
・23卒バックエンドエンジニア 1. 大学時代は司書の勉強 2. 運用保守から新規開発へ 3. フルスタックな開発へ挑戦 私のキーワード 11月から クライアント向け管理画面 認証基盤 の開発を担当
まず探すべき「3つの⾃分」 「⾃分を知る」とは、漠然と考えることではありません。次の3つの要素を⾔語化するプロセスです。 1. ⾃分らしさ (Authenticity) 幼少期の記憶や原体験にある「素の⾃分」。 環境によって作られた今の⾃分を受け⼊れる原点。 2. 学習の癖 (Learning
Habits) 無意識の思考パターン。 「⼼地よい領域 (Comfort)」と「避ける領域 (Panic)」を知る。 3. ライフミッション (Life Mission) 上記2つを深掘りして⾒えてくる「深層の願い」。 ⾃分が中⻑期的に追いかけたい⽬標を持つ。
「⾃分らしさ」の正体 「やりたいことが⾒つからない」と悩む必要はあ りません。それは遠くにあるものではなく、皆さ んの⾜元にあります。 感情のログ = 手がかり ⽇々の⼩さな「楽しい」「モヤモヤ」という感情 の点の集まりが、やがて「なりたい姿」という形 を作ります。
過去の経験 = 未来へのヒント
なぜこれらが必要なのか? これを⾒つける最短ルートが、⽇々の「感情」を記録することです。 これらがないと... 「迷⼦」になる ‧⽬標が「〜すべき」という義務感になる ‧困難にぶつかると⼼が折れる ‧チームの⽅向性と⾃分の軸がズレる これらがあると... 「内発的動機」が湧く ‧「〜したい」という願いで動ける
‧⾃分の「学習の癖」を踏まえた対処が可能 ‧⾃分の成⻑がチームの⼒になる
過去を知ることは、 未来の選択肢を増やすことである。
⾃⼰変容型リーダー育成プログラムとして ディップのエンジニアも取り組んでいます
⾃分らしさとは何かを理解する 01 ⾃分らしさ P.12 コンフォートゾーン‧パニックゾーン‧ストレッチゾーン 02 学習の癖 P.18 永遠の「ベータ版」をつくってみる 03
ライフミッション P.29 明⽇からできる⾃分理解の進め⽅ 04 感情のトラッキング P.34 先輩社員の事例を知る 05 パネルディスカッション P.41 Agenda
反応の源泉を探る ⼈前に⽴つと緊張する、リーダーシップを取るのが怖い、 あるいは逆にサポート役に徹すると安⼼する。 これらの反応は、幼少期の家庭環境や学校⽣活での成功体験‧ 失敗体験に起因していることが多くあります。 原因を特定することで、単なる「性格」ではなく「反応の癖」 として客観視できるようになります。
環境の分析 ポジティブな環境 過去にあなたが輝いていた時、 どのような環境にいましたか? ネガティブな環境 逆に、⼒が発揮できなかった時、 どのような環境にいましたか? ✔周囲との関係性は? ✔与えられた役割は? ✔⾃由度はどの程度だったか?
✔どのようなプレッシャーがあったか? ✔何が不⾜していたか? ✔誰の⾔葉が影響したか?
3つのゾーンモデル 私たちは常に、3つのゾーンのいずれかにいます。 今の⾃分がどこにいるかを把握することが、 ⾃⼰成⻑への第⼀歩です。 コンフォートゾーン (Comfort Zone) ストレッチゾーン (Stretch Zone)
パニックゾーン (Panic Zone)
Zone 1: コンフォートゾーン 安心と安全の領域 慣れ親しんだ環境、スキルが⼗分に⾜ りている業務、気⼼の知れた仲間。 ここでは不安を感じることはほとんど なく、リラックスして過ごすことがで きます。エネルギーを充電し、⾃信を 回復するために必要な場所です。
コンフォートゾーンの功罪 メリット デメリット ✔精神的な安定と休息 ✔⾃信の醸成と維持 ✔業務の効率的な処理 ✔新しい学びがない(成⻑停⽌) ✔変化への適応⼒の低下 ✔⻑期滞在による退屈とマンネリ
Zone 2: パニックゾーン 圧倒と混乱の領域 ⾃分のスキルや経験を⼤きく超えた課 題、未知の環境、過度なプレッシャー。 ここでは不安が極⼤化し、脳が正常な情 報処理を⾏えなくなります。「どうしてい いかわからない」状態です。
パニックゾーンの兆候 ✔思考停⽌ (Freeze):頭が真っ⽩になり、⾔葉が出てこない。 ✔逃避 (Flight):その場から⽴ち去りたい、連絡を絶ちたいと感じる。 ✔攻撃 (Fight):イライラし、周囲に対して攻撃的‧防御的になる。 ✔⾝体反応:動悸、冷や汗、浅い呼吸、不眠など。 ※この状態では、学習効果はゼロに等しくなります。
Zone 3: ストレッチゾーン 成長と挑戦の領域 「ラーニングゾーン」とも呼ばれます。 ⾃分の現在の能⼒よりも少し⾼いレベル の課題に取り組んでいる状態。 適度なドキドキ(健全なストレス)があ りつつも、「頑張ればできそう」という 感覚を持てる領域です。
ゾーンは⼈によって異なる あなただけの地図を作る Aさんにとっての「コンフォート」が、Bさんに とっては「パニック」かもしれません。 だからこそ、他⼈と⽐較せず、⾃分⾃⾝の「境 界線」を知ることが重要です。これを理解する ことが「学習の癖」を知るということです。
パニックゾーンへの対処 1. 気づく (Awareness) 「あ、今パニックになりかけている」と客観視する。 動悸や思考停⽌をシグナルとして捉える。 2. 引く (Retreat) 無理に戦わず、⼀時的にコンフォートゾーンへ戻る。
深呼吸する、場所を変える、誰かに相談する。 3. 分解する (Breakdown) 課題を細かく分解し、ストレッチ可能なサイズ (スモールステップ)に落とし込む。
⾃分らしさとは何かを理解する 01 ⾃分らしさ P.12 コンフォートゾーン‧パニックゾーン‧ストレッチゾーン 02 学習の癖 P.18 永遠の「ベータ版」をつくってみる 03
ライフミッション P.29 明⽇からできる⾃分理解の進め⽅ 04 感情のトラッキング P.34 先輩社員の事例を知る 05 パネルディスカッション P.41 Agenda
実現したいことの仮説 仮説でいい、だから進める 「なりたい姿(ライフミッション)」を 完璧に決める必要はありません。 今の時点での「仮説」として設定してく ださい。進むべき⽅⾓(北極星)がある ことで、初めて「今の⾃分がルートから 外れているか」を確認できます。
⽬標は更新され続ける 「⾃分らしさ」も「なりたい姿」も、 どちらも経験と共にアップデートされる。 ストレッチゾーンでの経験が、新しい視点と価値観を連れてくる。 だから、ライフミッションは永遠に「ベータ版」でいいのです。
効果1:霧が晴れる BEFORE なんとなく過ごす毎⽇。⾃分が何に向いて いるか分からない。 AFTER 「⾃分はこういう時に⼒を発揮する」 という輪郭が⾒えてくる。進むべき⽅向が ⾃然とクリアになります。
効果2:殻を破る BEFORE ある程度までは⼀⼈で何とか出来るが、よ り⼤きな挑戦の場⾯で疲弊する。 AFTER ⾃分が実現したいことや、環境の変化に合 わせて「⾃分の戦い⽅」を柔軟に変化させ られる。
⾃分らしさとは何かを理解する 01 ⾃分らしさ P.12 コンフォートゾーン‧パニックゾーン‧ストレッチゾーン 02 学習の癖 P.18 永遠の「ベータ版」をつくってみる 03
ライフミッション P.29 明⽇からできる⾃分理解の進め⽅ 04 感情のトラッキング P.34 先輩社員の事例を知る 05 パネルディスカッション P.41 Agenda
どうやって⾃⼰理解をアップデートするか 1. 事象 何が起きた? (例: エラーが解決した) 2. 感情 どう感じた? (例:
スッキリした!) 3. Why? なぜそう感じた? ここに価値観がある
感情トラッキングの真価 ワクワク・充実 ストレッチゾーンにいる証拠。 その要素を⾔語化し、再現性を⾼める。 不安・モヤモヤ パニックの⼊り⼝か、価値観との不⼀致。 「何が」そうさせたのかを深掘りする。 退屈・飽き コンフォートゾーンへの過剰滞在。 新しい挑戦をセットする合図。
1⾏書くだけ (1⽇5分) Good ⼼が動いたこと (嬉しかった、楽しかった) More モヤっとしたこと (疲れた、焦り) Next 明⽇の実験。「じゃあ、明⽇はどうする?」
振り返りのマインドセット 反省会 ‧ダメ出しをする ‧「⾃分はダメだ」と⾃⼰否定 ‧過去に囚われる 作戦会議 ‧事実を認める ‧「次はこうしよう」と未来志向 ‧明⽇の実験を決める
まずは明⽇から、 感情を「1⾏」メモしてみよう。 ご清聴ありがとうございました。
⾃分らしさとは何かを理解する 01 ⾃分らしさ P.12 コンフォートゾーン‧パニックゾーン‧ストレッチゾーン 02 学習の癖 P.18 永遠の「ベータ版」をつくってみる 03
ライフミッション P.29 明⽇からできる⾃分理解の進め⽅ 04 感情のトラッキング P.34 先輩社員の事例を知る 05 パネルディスカッション P.41 Agenda
Panel Discussion Case 1: 村松 彩 「やりたいことが分からなかった私が、 理想を⾒つけるまで」 Target: 将来像がなく、⾃分に⾃信が持てなかったタイプ
Case 2: 田中 雄登 「⼀⼈で何でもできた私が、チームで戦 い⽅を変えた話」 Target: ⾃⼰分析は得意だが、⼀匹狼だったタイプ
⼤学時代ってどんな⼈でした? どんな活動をしていて、どんな性格で、どんなことを考えていました?
⾃⼰理解を始めたとき いつ、どんな状況の時に、⾃⼰変容プログラムに取り組みましたか?
⾃分と向き合って変わったこと 具体的なスキルや、⾃分の⾏動変化、チームに与える影響などの変化は?
最後にメッセージ チーム開発に取り組む学⽣に伝えたいこと
最強のチームワーク ⾃⼰理解 × 相互理解 チーム開発は、モノを作る場所であると同時に、 「他者を通じて⾃分を知る場所」でもあります。