Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
SRE歴2ヶ月でも開発6年の知見を活かして、チームで止まっていた環境改善を前に進めた話
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
a_ono
July 02, 2026
Technology
370
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
SRE歴2ヶ月でも開発6年の知見を活かして、チームで止まっていた環境改善を前に進めた話
The SRE Backlog: 蔵出し事例共有会
https://layerx.connpass.com/event/394351/
a_ono
July 02, 2026
Other Decks in Technology
See All in Technology
Optunaの最新リリースv5.0について
pfn
PRO
0
120
USB PDを使ってスマホを労わりたい
raspython3
0
180
FinOps Agentが生んだ技術負債:コスト自動調査の落とし穴と解消までの道のり
oasis1994liveforever
2
140
『SAR衛星データ解析入門』のご紹介とその応用
syuchimu
0
120
日本語に強いオープンな大規模言語モデル「LLM-jp」
odashi
5
1.2k
ブラウザとサーバーから考えるAI時代のフロントエンド監視
shogo4131
3
1k
Kiro Crewで「みのるん式」仕事術やってみた
minorun365
PRO
3
650
NDIでApple Vision Proにリアルタイム映像送信
jyouryuusui
0
130
専門領域のAIをどう評価するか
bengo4com
2
290
M5Stackで作る BLEマウス GPSログの世界
tomokusaba
PRO
0
440
Active Record Connection Adaptersにおける長年の課題に再び取り組む
yahonda
0
200
V8のArray.prototype.flatを最大約20倍速くするまでと、巨大OSSへの大規模コミットの道のり
riyaamemiya
0
310
Featured
See All Featured
Test your architecture with Archunit
thirion
2
2.4k
Abbi's Birthday
coloredviolet
4
10k
The Limits of Empathy - UXLibs8
cassininazir
2
720
Claude Code のすすめ
schroneko
67
230k
Accessibility Awareness
sabderemane
1
250
Leo the Paperboy
mayatellez
10
2.4k
Design in an AI World
tapps
1
350
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
50
10k
More Than Pixels: Becoming A User Experience Designer
marktimemedia
3
570
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
142
7.8k
The Director’s Chair: Orchestrating AI for Truly Effective Learning
tmiket
1
330
Effective software design: The role of men in debugging patriarchy in IT @ Voxxed Days AMS
baasie
1
570
Transcript
SRE歴2ヶ月でも開発6年の知見を 活かして、チームで止まっていた 環境改善を前に進めた話 株式会社イノベーション 大野 厚
自己紹介 [やっていること ] Engineering Manager / SRE 最近はインフラコスト最適化に夢中 💰 [趣味]
• ピアノ • 作曲 • 坂道 https://my.prairie.cards/u/ono_asagi
• はじめに • 事例 • まとめ 目次
はじめに
これは「あるある」でしょうか? ここ改善したいけど、アプリの仕様がわから ないから触ると事故るかも。 手をつけられない。でも開発チーム忙しそう だし...。時間がある時に相談しよう。 しかし、誰に聞けばいいんだろうか (気まずい)
あるある解消事例を話したい 結論:サービスを長くやっている人を、 SRE業務にアサ インする 新しくSREを採用するよりも、ドメイン知識や開発フロー を知っていて判断ができる開発者を突っ込むと早そう。 =>自分がやってみた
• インフラまわり ◦ 2026年4月〜(2ヶ月)。IaCやCI/CDの実装経験 ほぼなし • アプリ開発 ◦ 2020年3月(6年)。機能・仕様や誰が関わるかは 大体わかる
スキル
事例① CI移行 事例② DB同期リプレイス 事例③ ポストモーテム 2ヶ月でできた事例紹介
事例
事例① CI移行 やったこと Circle CI → GitHub Actionsへの移行 一週間で6リポジトリ なぜ必要だったか
全社的なGitHubのプラン変更のため。Teamsから Enterpriseになった
アプリがわかる自分だからできたこと 一人で十分な動作確認ができる 誰かと連携するコミュニケーションコストが0 事例① CI移行
概要 テストのため、本番環境のデータを検証環境にイン ポートする なぜリプレイスが必要だったか コスト削減:月額$400 → $80 高速化:10時間 → 1時間
事例② DB同期リプレイス
事例② DB同期リプレイス 前提 CodeBuild(10時間) • 本番環境RDSのダンプを取得してS3に保存 • 検証環境RDSにS3からインポート 毎週実行
やったこと Step Functions・Lambda(1時間) • 本番環境スナップショットからリストア 必要な時に手動実行 事例② DB同期リプレイス
事例② DB同期リプレイス 選定理由 課金形態を調べて、Step Functions・Lambda に変え た。待ち時間分の課金したくないのでsfnにした CodeBuild:1秒単位で課金 Step Functions:state切り替わり単位で課金
信頼性・運用面でのメリット 1時間になったことで日中にリカバリが可能になった 10時間かかっていた時はエラー時のリトライや確認が 翌日になり運用負荷が高かった。 事例② DB同期リプレイス
アプリがわかる自分だからできたこと そもそも毎週同期する必要がない。 DBマイグレーションはリリース前に検証環境でも実行さ れているので、スキーマは揃う。 本番相当のデータが検証環境で必要な時のみ同期で きれば良い。 事例② DB同期リプレイス
概要 hotfixの内容を振り返る なぜ必要だったか hotfixが多く、週一回のリリースサイクルを守れていな い期間があった。振り返りの文化を作って、失敗から次 の開発に活かしたい 事例③ ポストモーテム
背景・起こったこと 原因は、LaravelからGoへの段階的リプレイス。 物理削除から論理削除になったことで、取得対象を正しく絞り込めな くなった • DB(テーブルA)には deleted_at カラムが存在していた。 • しかし、実は物理削除の運用だった。
• Go側で新しく実装した際、このカラムを見て「あ、論理削除のテーブルなんだな」と判 断してしまった。 • 結果、過去のゴミデータをGoが掘り起こした 事例③ ポストモーテム
事例③ ポストモーテム データが何件追加さ れても、この行が取得 されるようになってい た 本来こっち
アプリがわかる自分だからできたこと • hotfixの内容・背景を開発リーダーと把握する • 暫定対応だけでなく、システムをあるべき姿を議論 し、改善するきっかけにした =>次の開発時の認知負荷を下げるため deleted_at を削除する判断 事例③
ポストモーテム
まとめ
冒頭から再掲 ここ改善したいけど、アプリの仕様がわから ないから触ると事故るかも。 手をつけられない。でも開発チーム忙しそう だし...。時間がある時に相談しよう。 しかし、誰に聞けばいいんだろうか (気まずい)
手応え 結論:サービスを長くやっている人を、 SRE業務にアサ インする インフラ経験が浅くとも、ドメイン知識のある 人間がSREに関わることで、“コミュニケー ションの気まずさ” や “事故る恐怖” が少な
く、2ヶ月で改善を進めることができた
完