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エンジニアのエンジニアによるエンジニアのための育成@エンジニア育成勉強会LT
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aki.m
May 07, 2021
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エンジニアのエンジニアによるエンジニアのための育成@エンジニア育成勉強会LT
aki.m
May 07, 2021
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Transcript
エンジニアのエンジニアによるエンジニアのための育成 aki.m 2021/5/7 @エンジニア育成勉強会LT+OST
自己紹介 • 名前 aki.m • SNS @Aki_Moon_ https://aki-m.hatenadiary.com/ • 仕事
金融系システムの受託開発 • 趣味 コミュニティ参加/勝負事/野球観戦
今日話してみること エンジニア育成をエンジニアらしく、エンジニアのために やってみるとどうなるかという思考実験
エンジニア育成を任されたエンジニアの想い(想像) ✓ 育成にかける時間はなるべく少なくしたい ✓ 非効率な育成方法は取りたくない ✓ 育成を任されたからには被育成者を一人前のエンジニアにしたい
エンジニア育成を任されたエンジニアの想い(想像) ✓ 育成にかける時間はなるべく少なくしたい ✓ 非効率な育成方法は取りたくない ✓ 育成を任されたからには被育成者を一人前のエンジニアにしたい 育成を意識する時間はできる限り少なくしつつ、自然とエンジニアが 育成されるような仕組みを作りたい!
自然と育成が進みそうな仕組み例① モブプロ&モブワーク ✓ 被育成者&育成者の学びが深まる ✓ 建設的相互作用の実践
自然と育成が進みそうな仕組み例② バックログ学習会 ✓ 近々着手するバックログをチームで学ぶ時間を毎sprint入れる(リズムを作る) ✓ 学習手法の例は以下 - 知識構成ジグソー法 - ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)
自然と育成が進みそうな仕組み例③ Slackのカスタム絵文字 ✓ ログラス社のカスタム絵文字 ✓ 自然とテストを学びたくなる ✓ 絵文字という形でユーモアも込めて 評価すると学びへの連動に役立つ 安藤輝次(2015年)掲示板を活用した学生による評価と学びの連動
https://twitter.com/little_hand_s/status/1318092285926502401
自然と育成が進みそうな仕組み例④ ふりかえりbot ✓ ふりかえりで出たKeepやTryをSlackでbot化 ✓ 定期的にチームにメンション ✓ 身に着けたい知識は言語化して 反復すると定着率が上がる 金西計英ら(2013)自学自習における学習意欲の維持へのTwitterボットの活用
自然と育成が進みそうな仕組み例~おまけ~ Scrapbox ✓ 気軽に情報をシェア ✓ 重要度の高い情報が自然と育つ GitHub ✓ コーディング履歴が可視化 https://scrapbox.io/help-
jp/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB
まとめ ✓ エンジニアらしく「どうやったら育成が進む仕組みが作れるか?」 を考えてみると何か発見があるかも ✓ 仕組みを考える一つの材料として教育心理学が役に立つかも
おまけ~発表の基になった原体験~ 学生時代にやっていた個別指導塾の講師 ✓ 生徒の成績は上がっても学習者として自律できない… ✓ 成績が上がるほど講師への依存度が強くなるジレンマ ✓ ジレンマを断ち切るのに役立った“仕組み化”
END ご清聴ありがとうございました!