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急成長してきたANDPADの3年間、 そしてマイクロサービス化へ進む今

急成長してきたANDPADの3年間、 そしてマイクロサービス化へ進む今

デブサミ2019夏で使用した登壇資料です。
3部で構成されており、ANDPADの生い立ちから、フルサイクルエンジニア、そして開発組織のスケールまで触れております。

ANDPAD inc

July 02, 2019
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Transcript

  1. (C) OCT inc. - confidencial Seed 55M(5500万) Series A 0.4B(4億)

    Series B 2B(20億) 1500 30 20 10 40 エンジニア人数 顧客数 1200 600 900 300 事業の伸び vs エンジニア人数
  2. (C) OCT inc. - confidencial 自己紹介 • 名前:金近 望(兄) •

    経歴 ◦ 2008. 東京工業大学情報科学科卒 ◦ 2008. ITベンチャー企業入社 ◦ 2010. 88ラボ 開設 ◦ 2014. Oct,inc 創業、CTO • 趣味 ◦ 筋トレ、バスケ、散歩、Youtube 本(ビジネス、哲学、数学) • 人生のテーマ:「成長」 いろいろな成長エンジンを作りたい はまったらとことん掘り下げる ANDPADに現在は夢中です
  3. (C) OCT inc. - confidencial 成長するための構造 プロダクト構造的マイクロ化 マイクロサービス:成長するためのプロダクト構造 家づくりがいろいろな作業/工事の組み合わせでできているように、プロダクトもそれに合わせ てパズルのように組み合わせてできる構造

    &ANDPADエンジニアはマイクロサービス構造をフカボル集団になる 組織構造的マイクロ化 マイクロスタートアップ:成長するための組織構造 &ANDPADのエンジニア組織の考え方 「スタートアップの構成要素はスタートアップである」 &ANDPADが建築市場でイノベーションを起こし続けるならば、 &ANDPAD組織内でもイノベーションが起き続けているべき
  4. (C) OCT inc. - confidencial 成長するための考え方:イノベーションループ イノベーション確率を上げる行動をする 0 - 1

    でやるやらを判断せず、少しでもイノベーションが上がる行動を積み重ねていく アウトプットのTry & Errorの積み重ね 因数分解して組み合わせる 他の会社のナレッジをそのまま適用せず、 本質を理解しその時その状況の&ANDPADに当てはめていく モノゴトが分解できると、組み合わせ自由になる 今まで当たり前と思われていた概念を分解し、新たな概念を創出する
  5. (C) OCT inc. - confidencial 1500 30 20 10 40

    エンジニア人数 顧客数 1200 600 900 300 ここらへん 事業の伸び vs エンジニア人数
  6. (C) OCT inc. - confidencial &ANDPAD チャットアプリリリース(iOS/Android/Rails) 図面アプリリリース(iOS/Rails) &ANDPAD 本体アプリリリース(iOS/Android/Rails)

    短工事サービスリリース(Nuxt(Vue) /Go / k8s/ flutter/ Design) Firebase新規事業 入ってから取り組んだこと
  7. (C) OCT inc. - confidencial ・新しい技術に常にチャレンジできること ・自分自身に変化を感じることができる ・開発した機能が役立つ実感 ・クリエイティブさを感じる ・役割が固定化されていない

    ・事業を産み出す能力の高まりを感じる ・事業に希望、未来を感じる などなど エンジニア(自分)にとって楽しいと思うこと
  8. (C) OCT inc. - confidencial ・技術 ・ものづくり ・事業、社会貢献 ←会社の存在意義 ・成長

    ←技術、ものづくり、事業による環境 エンジニア(自分)にとって楽しいの定義
  9. (C) OCT inc. - confidencial サーバーサイド +インフラ モバイル (iOS/Android) +

    サーバーサイド &ANDPADの技術(最初の2年)
  10. (C) OCT inc. - confidencial ユーザー 体験を 上げる 作り込み +

    新技術の 実験場 &ANDPADの技術(2018年後半〜)
  11. (C) OCT inc. - confidencial 開発者(クリエーター) お客様要望、データ分析 ↓↑ 理想的な開発者 ・お客様要望または、データから

    要件(仮説)を定義して、デザイ ン・実装に落とし込み、質を担保 した状態で製品をリリースする サイクルを1人で回せる状態。 理想的な状態
  12. (C) OCT inc. - confidencial 理想的な開発チーム お客様要望、データ分析 ↓↑ 理想的な開発チーム ・お客様要望または、データから

    要件(仮説)を定義して、デザイ ン・実装に落とし込み、質を担保 した状態で製品をリリースする サイクルをチームで回すが、特に 役割が固定化されておらず全員が サイクルを担当できる状態。 理想的な状態
  13. (C) OCT inc. - confidencial 参考) https://medium.com/netflix-techblog/full-cycle-developers-at-netflix-a08c31f83249 フルサイクル開発者 フルサイクル開発者の"本当の仕事"はライフ サイクル全てにわたる問題を解決することだ。

    フルサイクル開発者はSWE(Software Engineer)としてもSDET(Software Development Engineer in Test)としてもSRE としても振る舞うのだ。あるときはビジネス の課題を解決するソフトウェアを開発し、ま たあるときはテストケースを書き、そしてま たあるときはシステム運用の自動化を行う。 フルサイクル開発者(Netflix)
  14. (C) OCT inc. - confidencial Github: teruhiky Twitter: @trhk_ytm Teruhiko

    Yatomi &ANDPADの引合粗利管理システムのPM兼エンジニア Ruby on Rails, Python, Perl, C++, C Apr 2012~ 外資金融エンジニア Aug 2018~ 株式会社オクト 趣味:スノボ・スキー・山登り・旅行・漫画 野望:フロントエンド開発 ➡ アプリ開発 About me
  15. (C) OCT inc. - confidencial 事業の伸び vs エンジニア人数 1500 30

    20 10 40 エンジニア人数 顧客数 1200 600 900 300 ここらへん
  16. (C) OCT inc. - confidencial エンジニア採用 兼 サーバーエンジニア エンジニア採用 兼

    プロダクトマネージャー兼 サーバーエンジニア 入ってから
  17. (C) OCT inc. - confidencial 入社した時の開発チーム概略図 Front + Back- end

    + SRE プロダクト 開発チーム iOS + Android PM + Support + Design 少数精鋭開 発 役割が分かれすぎるとコミュニケーションコストが増加するリスク
  18. (C) OCT inc. - confidencial Server 30人体制 SRE プロダクト 開発チーム

    iOS ベースとなる開発領域を持ち個々人の力量で広げていくスタイル 採用に応じて流動的に対応できる体制へ Front PM Android Design Support
  19. (C) OCT inc. - confidencial 組織ビジョン オクトの方向性 平常時:ティールっぽい組織、緊急時:ピラミッド組織 • 組織の存在目的を意識

    • “建設業界の働くを幸せ”にする • ビジョンや事業は社員の意思により変化する • 自己推進型(個々に裁量がある) • 個人のありのままを尊重 • 緊急時は組織ルールを参照して動く
  20. (C) OCT inc. - confidencial 個々人の行動規範 自分が変える 現状を打破するのはいつだって自分 仮説検証文化 まずアウトプット。それから改善

    Betterを模索する 代替案もしくは一緒に考える姿勢でより良い方向へ導く 目的志向 目的を意識・共有しそれの達成に集中する Don’t Repeat Your Operation 同じことを繰り返すなら自動化 自己推進型 個人のありのままを尊重 組織の存在目的の実現化 ベンチャーがスケールする ために
  21. (C) OCT inc. - confidencial 100人体制を見据えて • キャリア ◦ キャリアは会社に用意されるものでなく、各個人が作るもの

    ◦ 「社内異動」「ポジションの透明性」「チャレンジ機会」を作ることでキャリアをより作れるよう にする ◦ 他者のキャリアの参考のために「Mentor/Mentee制度」を導入 ◦ 各エンジニア:登壇機会を推奨していくことで市場価値を高める + 事業を進めることで実績となる • 福利厚生を以下からさらに充実