[個人開発] Devinと始める AI & Issue Driven 開発

2025/4/4に、月額$20から使えるようになったDevinを用いた個人開発についての知見を共有します。
課題設定とプロンプト設計、ACUと実際の動作時間の比較検証など実際に使ってみないとわからないことを調査しました。
今回のタスクでは、4.04ACU、総額¥1,318、実働28分(タスクを投げてから終わるまでは、38分)、時給¥2,081 ~ ¥2,824という結果が得られ、高めのバイトを雇っている感覚に近いのかなと感じました。
*計測方法の信頼性は低いので、目安程度の理解でお願いします。
しかし、人間側がかなりDevinに寄り添う必要があり、それをサボると大幅にACUを削ってしまうため、Vibe Codingからは程遠く、ACU管理に気を使わなければいけない個人開発者にとってはまだまだ発展途上のように感じました。

Transcript

1. [個⼈開発] Devinと始める AI & Issue Driven 開発 1
2. Devin使ってますか? 2
3. Devinってなんだ? ❏ ⾃然⾔語による指⽰のみによって、 ⾃⼒で実装、テストを⾏い、 ⾃⼰完結にコーディングを⾏うAI Agent 3
4. Coding with Devin IS NOT Vibe Coding ( 感想 ) 4
5. 今回の課題と⽬標 対象: ペンライトクイズのアプリ 課題 ❏ 完全ランダム出題なので、 満遍なく勉強できない ( 例: 出やすい or 出にくい メンバーが発⽣する ) ⽬標 ❏ 最初に順番をシャッフルし、 その順序で出題できるようにすること 5
6. Devinの価格 ❏ ⽉額 $20 ~ (約 ¥3,000) : $2.25 / ACU ❏ 1 ACU : 約15分の作業時間 ❏ 契約時点で、約 9 ACU。それ以降は従量課⾦ 6
7. Let’s 開発 with Devin 7
8. Devin Setup 8 1. GitHubと連携 2. Issueを書いて、読み込ませる ❏ Slack 連携はなくてもいい
9. プロンプト設計 Tips 9 1. Deep Wiki で実装⽅針を Devin と相談 https://deepwiki.org/ 2. Deep Wiki は Markdown 出⼒できないので、 Ctl + A でコピーして GPT に整形させる 3. Devin の Prompt Best Practice を確認する https://docs.devin.ai/essential-guidelines/instructing-devin-effectively
10. プロンプト設計の注意点 ❏ Devinにデバッグ⽅法を教えてあげる必要がある つまり、簡単にローカルデバッグできるように環境を 整えてあげる必要がある ← 意外と⼤変 ❏ これをサボると無駄に ACU を消費することになる 10
11. Devin君の開発の様⼦1 11
12. Devin君の開発の様⼦2 12
13. Devinが作成したPR 13 ❏ ここまでで 2.59 ACU ❏ 実働 17分 ❏ 約 ¥844
14. テストも実装させてみた 14 ❏ テスト観点 ❏ 1つのクイズの中でメンバーが重複しない ❏ 10回シャッフルした時、少なくともX回以上は順序が異なる ❏ フィルターを適⽤した場合も問題なく動作する ❏ 実働11分、1.45 ACU、¥473
15. 成果 ❏ ACU: 4.04 ( ¥1,318 ), 時給換算: ¥2,081 ~ ¥2,824 ❏ 実働 28分 ( タスクを投げてから終わるまでは38分 ) ❏ 何を実装したのか ❏ 最初だけメンバーをシャッフルし、 最後のメンバーに達したら再度シャッフルする機能 ❏ 3つのテスト 15
16. まとめ ❏ 環境構築⽅法から課題の設定、 変更対象ファイルの指定など細かく指⽰する必要がある ❏ ACUの無駄遣いを避けるためにも、 ⼈間が⾒ておく必要があり、Vibe Codingからは程遠い ❏ ACUをある程度確保できるなら導⼊はあり、 ただし費⽤対効果を⾼めるには使⽤者のスキルが必要 16
17. AI Agentで開発効率化しよう！ 17