Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Monacaの教科「情報」専用教材を活用した 『情報I の授業デザイン』

Monacaの教科「情報」専用教材を活用した 『情報I の授業デザイン』

9月24日開催のMonaca Education活用セミナーでの長野県諏訪二葉高等学校宮島正明先生の発表資料。

More Decks by アシアル情報教育研究所

Other Decks in Education

Transcript

  1. 自己紹介 • 教員歴 34年 数学と情報 • 現職教員免許講習 「情報A」「情報B」「情報C」「社会と情報」「情報の科学」 • 文科省

    多様な学習を支援する高等学校の推進事業(H28~H30) 遠隔教育による多様な学習の支援とICTによる確かな学力の育成 遠隔授業の研究・実践 • Apple Teacher Swift Playgrounds認定 • 弓道部
  2. 本校の教育課程、進路状況等 全日制 普通科 2学期制 50分授業 6クラス×3=18クラス 719名(314,405) 週33単位(教科32+LHR1) 情報Ⅰ(1学年2単位) 情報Ⅱ(3年文系選択

    3単位) 進路状況(R03) 国公立50,私立130 進学率 約90% 創立115年 「自主・努力・感謝」 M41 高等女学校 S62~男女共学 https://www.nagano-c.ed.jp/futaba/
  3. 本日の「お品書き」 • 一年間の授業計画 • R03の実践例(社会と情報) • R03Monacaプログラミング教材の活用事例 • 情報Ⅰへshift •

    Monaca Education教科「情報」専用教材の活用 • 他社の教材の活用 • 情報Ⅰの観点別評価 • 困ったこと・・・ • これから・・・ • 結びに
  4. 一年間の授業計画(1) オリエン テーショ ン 11メ ディア の特徴 /信憑 性/ 10min

    公民 12情 報操 作 明治 安田 (レ ポー ト) ケー タイ 護身 術 / (プリ ントレ ポート 提 出)/ レ ポート フィル タイン グ/T AP コミュ ニケー ション とメ ディア の活用/ 迷惑 メール/ 同期非 同期 05歩き スマホ 啓発・レ ポート/ パティシ エ 08著 作権/ 職業 幼稚 園教 諭 reas著 作権ク イズ/ 著作権 解説/ Pスタ ディ設 定 著作権 クイズ 解説 10肖像 権/個 人情報/ 探究課 題 著 作権/ 個人情 報 セキュ リティ /サン ドボッ クスモ デル/ 個人情 報の保 護/安全 な情報 流通/ 認証局/ フェイ ルセイ フ DVD生 体認証/ 公開鍵 暗号・ 暗号化 /Pスタ ディの 実習 レポー トでの ネット 利用・ 引用の 方法 (1) 文献目 録の提 示 レポー トでの ネット 利用・ 引用の 方法 (2)文 献目録 の提示 レポー ト ネッ ト利 用・引 用の方 法(3) 検索 / ペー ジラ ンク /仕 組み 4/14 4/15 4/21 4/22 4/28 スパム から続 き5/6 5/12 5/19 5/20 5/26 5/27 6/2 6/3 6/8 6/10 6/23 6/24 6/3 0 検索実 習/東 京旅行 データ サイエ ンス (1) アン ケート 調査の 作成、 平均、 最大最 小、中 央値、 最頻値、 ヒスト グラム、 度数分 布表 データ サイエ ンス (2) 二変量 の関係、 散布図、 回帰直 線、相 関係数、 外れ値 実技試 験告知 エク セル 練習 (1 ) IF %、 絶対 参照 エクセ ル練習 (2) IF %、 絶対参 照 の こり 実技試 験対策 実技試 験対策 エク セル の実 技試 験 14_2進 数・10 進数・ 16進数 論理回 路 Psutud y D2 /パ ケット/ 単位計 算 (ディ ジタル 変換) 新聞文 字数調 べ 表現方 法:図解 DVD:SI M Pstdy 情報デ ザイン とは ピクト グラム Pstudy 情報デ ザイン とは ピクト グラム (2) 実習 Pstudy 校内デ ザイ ン・プ ラカー ド・案 内掲示 音 画 像/標 本化量 子化 【デジ タルパ ンダ】 実習は できな い 前期 学科 試験 7/7 7/8 7/15 相関 係数 から 7/21 テス ト告 知 四捨五 入から 8/25 8/26 9/1 9/2 9/8 1 限目に 変更 9/9 9/16 10/7 10/13 10/20 10/21 10/27 9/2 2
  5. 一年間の授業計画(2) プレゼ ン極意 テーマ 提示・ ブレー ンス トーミ ング 班

    別(1) 班別プレ ゼン(2) 班別プ レゼン (3)PP Tメモ 欄の紹 介 班別 プレゼ ン(4) リハー サル 発表(1) 発表(2) Pstud y OS ハード ソフト /DVD 20- 1,2/D VD17 -1,2 Pstud y ネッ トワー ク/L ANプ ロトコ ル DNS 処理手順 の効率化 /テキシ コー ア ルゴロ ジック /2 フロー チャート 練習 monac a(1) monac a(2) monaca (3)ぷよ ぷよ モデル化 とシミュ レーショ ン Web1 はじめ に IT R SS・H PB web3・ index作 成/授業 アンケー ト IT R SS・H PB web3・ index作 成/授業 アンケー ト 10/28 11/4 11/1 0 11/11 11/17 11/18 11/2 4 12/1 12/2 12/15 12/16 12/22 12/23 1/6 1/12 1/13 1/19 HPB web4 画 像挿入、 リンク作 成 →時間割 ファイル 作成 web5 web6 web7 締め 切り web8 締 め切り 後期学 科試験 1/20 1/26 1/17 2/10 2/16 2/17 2/9 年間行事計画と時間割が出たら、1年分の授業日を全クラスリストアップ ※2単位 50時間程度で作成 →実施する教材を当てはめる(随時組み換え可能とする)
  6. 情報Ⅰへshift • 教科書 日本文教出版 情報Ⅰ • 問題集 同上 • Edtech補助金

    Monaca Educationスタンダードプラン3年間 (本年度は長野県の全額補助) • Pスタディ(生徒個々に たまに授業でも) • Pプラス(達成度テスト 2月頃予定) • 教科書の動画教材 • アルゴリズム、プログラミング、シミュレーションを 5~6時間 5分程度のTIPS動画 スライド教材 指導案 など豊富
  7. 情報Ⅰの観点別評価 観点別(AAA,ABA,…)と5段階評価 目安は… 教科として(試行) ①知識・技能 ②思考・判断・表現 ③主体的に… 「内容のまとまりごとの評価」に合わせて評価項目を決める 「この活動は①+②,①+③」などと決めておく 例えば

    ①+② 考査,小テストなど ①+③ 探究レポート,実技試験など ②+③ 授業中の小レポート,提出課題など ①+②+③ 探究活動実習(プレゼンやグループ活動)など 【目標】①:②:③≒1:1:1 を目安に(絶対評価)
  8. 困ったこと・・・ • 「共通テスト」対策 教材は どうする? • 担当職員が一人 授業と補習 どうする? •

    数学と情報の「リアル二刀流」 どうする? • GIGA,校務DX,授業DX・・・ 大丈夫? • 生徒端末、教員端末の管理・・・限界です • なぜ足し算? 引き算の発想はないのか? • 「授業に集中したいのに…」(心の叫び)
  9. これから・・・ • 指導計画や指導案、教材動画は豊富にある • 1年分を仮に決め、進めながら柔軟に組み替え • 座学と実習の割合 1:1 または 2:1

    など • いままでの授業の「引き出し」を活用 • 「失敗」→未来への「投資」 • 積極的に「挑戦」 • 「失敗」が次の「成功の種」 • 生徒の協力も活用
  10. 結びに • 先生は「一人じゃない」 • 悩みは「共有」 • 実践事例は「共有」 ,失敗は「宝物」 • 情報交換の場を活用

    • Slack (Monaca) • GIGA StuDX (文科省) • Benesseハイスクールオンライン • Skymenu など • 教材やカリキュラムのご相談は 諏訪二葉高校 宮島 正明 まで [email protected]