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セキュリティ・キャンプ 2025 全国大会 特別講義 T1「海外のセキュリティコミュニティに飛...

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August 19, 2025
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セキュリティ・キャンプ 2025 全国大会 特別講義 T1「海外のセキュリティコミュニティに飛び込む:その第一歩から最前線まで」

【講義概要】
本講演では、私が約10年間にわたって海外のセキュリティコミュニティでどのように活動してきたかを紹介します。具体的には、駆け出しの研究者としてキャリアをスタートさせてから、グローバルな研究コミュニティをリードする立場に至るまでの道のりについてお話しします。

この講演を通じて、次世代を担う若手の皆さんに、海外のコミュニティに入り込む「最初の一歩」だけでなく、コミュニティを活かしながら国際的に認められる実績やキャリア・ネットワークをどのように築いていくかについてもお伝えできればと思います。
https://www.ipa.go.jp/jinzai/security-camp/2025/camp/zenkoku/program/kyotsu.html

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Asuka Nakajima

August 19, 2025
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Transcript

  1. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など
  2. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など  ⼥⼦⾼⽣ハッカーと天才プログラマが サイバーテロリストから世界🌎を救う話 パソコン⼀つで世界を救うことが 出来るんだ!凄いカッコいい! ✨ ✨ 画像出典: https://www.amazon.co.jp/dp/443406732X
  3. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など
  4. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など バイナリ解析クラス の卒業⽣!
  5. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など
  6. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究 NTT R&D 研究成果はBlackHatなど 様々な国際会議で発表
  7. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など
  8. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など ⽶国‧英国‧スペインなど グローバルに分散した チームのメンバの⼀員に! エンドポイントセキュリティ製品(EDR)の研究開発
  9. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など
  10. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など 発⾏部数2万部 ※画像出典 :https://x.com/mouse_computer/status/1407986957536227328/photo/1 ⼥性セキュリティコミュニティ メディア等も※ 啓発活動‧コミュニティ活動
  11. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など 世界最⼤級の産業系国際会議 BlackHatUSA の査読委員 膨⼤な査読を通じて コミュニティをリード 参加者2万⼈以上 アリーナで基調講演の時も
  12. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など Jeff Mossさん! 中島 CODE BLUE 2024 Closing Session BlackHatAsia 2023 基調講演枠 Bsides Singapore 2023 基調講演! Wicked 6 2025 Regional Keynote 国際会議で基調講演の登壇も! BlackHatAsia 2025 閉会時基調講演
  13.  海外のコミュニティに深く⼊り込んできた BlackHat USA 2021〜 BlackHat Asia 2018〜 CODE BLUE 2024〜

    BlueHat Shanghai 2019 USENIX WOOT 2020〜22 国際会議委員歴 国際会議※‧イベント登壇(主に産業系) BlackHat USA/Europe/Asia CODEBLUE ROOTCON NULLCON Positive Hack Days Bsides Singapore AsiaCCS AIS3, Wicked6, etc 海外組織との 共同発表等も ※注: 本講演では、国際会議について産業系の会議を中⼼に取り上げていますが、これは学術系会議より産業系会議が重要だと いう意味ではなく、単に私個⼈が産業系の国際会議に強い関⼼を持っているためです。 社会⼈になってからを振り返ってみると
  14. 当時のコードクローンの研究 ソースコードを対象 0000E0 52 69 63 68 27 3F 89

    2600 00 00 00 00 00 00 00 0000F0 50 45 00 00 4C 01 05 0003 B4 77 62 00 00 00 00 000100 00 00 00 00 E0 00 22 010B 01 0A 00 00 32 04 00 000110 00 20 02 00 00 00 00 00CC…………… pktmp = X509_get_pubkey(x); i = X509_REQ_set_pubkey(ret, pktmp); EVP_PKEY_free(pktmp); ….. バイナリを対象 約10年前(2015年)、駆け出し研究者だった頃 [2/4]
  15. 当時のコードクローンの研究 ソースコードを対象 0000E0 52 69 63 68 27 3F 89

    2600 00 00 00 00 00 00 00 0000F0 50 45 00 00 4C 01 05 0003 B4 77 62 00 00 00 00 000100 00 00 00 00 E0 00 22 010B 01 0A 00 00 32 04 00 000110 00 20 02 00 00 00 00 00CC…………… pktmp = X509_get_pubkey(x); i = X509_REQ_set_pubkey(ret, pktmp); EVP_PKEY_free(pktmp); ….. バイナリを対象 約10年前(2015年)、駆け出し研究者だった頃 [2/4]
  16. 当時のコードクローンの研究 ソースコードを対象 0000E0 52 69 63 68 27 3F 89

    2600 00 00 00 00 00 00 00 0000F0 50 45 00 00 4C 01 05 0003 B4 77 62 00 00 00 00 000100 00 00 00 00 E0 00 22 010B 01 0A 00 00 32 04 00 000110 00 20 02 00 00 00 00 00CC…………… pktmp = X509_get_pubkey(x); i = X509_REQ_set_pubkey(ret, pktmp); EVP_PKEY_free(pktmp); ….. バイナリを対象 複数のコードクローンの脆弱性を発⾒!😲 約10年前(2015年)、駆け出し研究者だった頃 [2/4]
  17. Windowsでコードクローンの脆弱性を発⾒! OpenSSL ライブラリ (libeay32.dll) Windows (JunosPulseVpnBg.dll) CVE-2015-1789 (脆弱性ID) 画像出典元: Asuka

    Nakajima, “If You Find One, There are Probably More! A Detection Method of “Reproduced” Vulnerability.”, Positive Hack Days VI, May 2016, Russia, https://www.slideshare.net/phdays/ss-62579634, p31 約10年前(2015年)、駆け出し研究者だった頃 [3/4]
  18.   余談 キャリア形成論 ◆ ⽬標逆算型 ◆ 偶然活⽤型 個⼈的な戦略 基本的には計画的だが、⾏き詰った時は偶発性に任せる 計画的偶発性理論

    成功した⼈のキャリア形成の きっかけの8割が偶然によるもの その偶然を計画的に設計するのが⼤事
  19.   最初の⼀歩: 海外エンジニア‧研究者と接点を作る • ⽶国 • 韓国 • 台湾 •

    タイ • ベトナム • ロシア • ルーマニア SECCON決勝⼤会が2016年1⽉に開催 海外からの参加 交流会に積極的に参加して 観光ガイド役も引き受ける
  20.   Positive Hack Days とは ◆ ロシア最⼤級の産業系国際会議 • 主催者: Positive

    Technologies • 開催地: モスクワ ◆ 2022年の参加者は9000名近くとのこと※ ◆ 名物は「2drunk2hack」 • Web系ハッキングコンテストで、ハッキングに失敗したら強い お酒を飲み⼲さないとダメな競技 ※https://margin.re/2022/11/russias-open-source-code-and-private-sector-cybersecurity-ecosystem-2/  本当に採択 されるのか‧‧?
  21.   最初の⼀歩: 海外エンジニア‧研究者と接点を作る (その2) 海外からの参加 • PPP(⽶国のCTFチーム) • Halvar Flake

    ◦ バイナリ差分解析ツール BinDiffの開発者 海外の著名エンジニアとの交流会が4⽉に https://7bd76f3e7d0cf6c4962c0a8da8.doorkeeper.jp/events/43029
  22.   Dagstuhl Seminarとは ◆ ドイツのDagstuhlで毎週⾏われる国際集会 • 1980年代から始まった1週間の合宿形式のセミナー • 世界トップクラスの情報学者が参加 •

    Open Problem (未解決問題)について議論 ◆ dblpを管理している団体が運営 国立情報学研究所(NII)広報誌から一部説明を抜粋 https://www.nii.ac.jp/userdata/results/pr_data/ NII_Today/47/2-3.pdf Halver Flakeさんがマルウェア解析を テーマにしたセミナーの主催を主導 世界中から著名技術者/研究者約40名が招待 開催場所がドイツの古城
  23.   Dagstuhl Seminarにて ◆ バイナリ間の類似度算出の論⽂を⼤量に読み体系的に整理して発表 • みんなのディスカッションネタに ◆ 休憩時間には積極的に交流 •

    ビリヤード、ピクニック、etc 中島 画像出典:: https://www.dagstuhl.de/seminars/seminar-calendar/seminar-details/17281 この交流をきっかけに、 後々につながる様々なつながりが持てた
  24. 重要ポイント   最初の⼀歩を振り返ってみて ◆ 海外技術者との交流の機会がありそうなイベントに顔をだす! • ⾃分から積極的に声をかけてみるのが⼤事 • 何か役割があると交流がしやすいかも (例:

    観光ガイド役) • 若い内は年⻑者にお願いしてネットワーキングを助けてもらうのもアリ ◆ ⾃分の取り組みを英語で説明できるようにしておく • 英語が下⼿でも実際のプログラムやスライドを⾒せるなど ◆ 情報を発信する側にまわると相⼿の⽅から話しかけてもらえる • ⾃分から話しかけることが出来ない⼈におすすめ 💡
  25. ⽇本国内   2025年現在 最初の⾜がかりを築くには (イベント‧⾏動の例) ◆ 海外技術者が来る⽇本のカンファレンス/イベント • CODE BLUE,

    JSAC, AVTokyo, Bsides Tokyo, SECCON 電脳会議, etc • 参加者、スタッフ(学⽣スタッフ)、発表する、(スポンサー) ◆ ⽇本開催となった国際イベント (例: FIRST AC 2024 福岡開催) ◆ 海外技術者との交流会 ◆ 海外技術者との接点がある⽇本⼈と接点をつくる ◆ オンラインの学⽣向けプログラムやコミュニティ (例: Google Summer of Code) ◆ ⾃ら国際イベントを開催する (私⾃⾝の例: 国際⼥性限定CTFなど)
  26. 海外   2025年現在 最初の⾜がかりを築くには (イベント‧⾏動の例) ◆ Global Cyber Security Campに応募

    • 2025参加国:⽇本、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム、オーストラリア、 マレーシア、インドネシア、インド、ルーマニア (⽇本の事務局はキャンプ協議会) ◆ 近隣諸国/地域の国際会議に参加 • HITCON (台湾), CODEGATEやPOC(韓国), VXCON(⾹港), ROOTCON (フィリピン) ◆ 初⼼者枠があるカンファレンス/イベントで発表 (例: Bsides LV, JSAC) ◆ ツール展⽰/デモ展⽰/LT枠/ポスター発表など (例: BlackHat Arsenal) ◆ 実⼒があればCTF本選参加や難関国際会議採択を最初から⽬指すのも
  27.   ⼥性セキュリティコミュニティの紹介 ⽇本国内 海外 • CTF for GIRLS • LCL-Tokyo

    • JNSAセキュ⼥WG • Japan Women in Security (J-WISE) • HITCON GIRLS [台湾] • Power of XX [韓国] • Winja CTF [インド] • BlackHoodie [主に⽶国] • Women in Security and Privacy (WISP) [⽶国] • Women in CyberSecurity (WiCyS) [⽶国] • Women’s Society of Cyberjutsu [⽶国] • The Diana Initiative [⽶国] • (CyberFirst Girls Competition [英国]) 🌎
  28.   ネットワーキング (歩き⽅) のコツを覚えていく [1/2] 名前や顔などを覚えてもらうための⼯夫例 ◆ ⾃⼰紹介の時に名札を⾒せる (英語のニックネームをつける⼈も) ◆

    ⾃分の名刺を配る (国内外で1000枚以上配った) ◆ お⼟産を持っていく (例: ⽇本ならではのもの) ◆ ⾃分の活動を宣伝する品を持っていく(例: ステッカー, 著書, Tシャツ) ◆ 相⼿のSNS(LinkedIn)アカウントにフォロー申請をする ◆ 研究発表資料をPCに⼊れておいて、機会があれば紹介する
  29.   ネットワーキング (歩き⽅) のコツを覚えていく [2/2] 交流を深めた⾏動例 ◆ ⼀緒に遊ぶ (感情を共有するのは⼤事!) •

    ゲーム、ご飯、趣味談、カラオケ、お互いの国の⾯⽩話 ◆ 積極的に相談にのる • ⽇本観光計画、⽇本のカンファレンスへの投稿相談、⽇本語について ◆ 相⼿の話を聞く (なぜこの業界に⼊ったのか?) ◆ 写真を撮る‧撮ってもらう (ポラロイドカメラを持ってきた⼈も) ◆ (サインを貰う)
  30. ⾃分が周囲に提供できる価値を意識する ◆ ⽇本⼈であることを活かす • BlackHatAsiaの査読 (例: ⽇本の状況の共有など) • カーネギーメロン⼤学との共同研究 (例:

    ⽇本のIoTベンダの調査) • 現在の職場 (例: ⽇本語記事執筆、⽇本語環境でのテスト実施) • 他国から⾒たときに外国⼈であるため、外国⼈⽬線での意⾒の提供 ◆ 若⼿であることを活かす • 時間 or 体⼒があるので、シンプルな労働⼒の提供 • 組織の若返りに貢献 コミュニティから認めてもらうためには [1/2]
  31. ⾃分が周囲に提供できる価値を意識する ◆ 得意なことを活かす • ⾏動⼒を活かして物事をリードする • ⽂章執筆がある程度得意 (例: 記事執筆) •

    プログラム書くのがある程度できる (例: 迅速のPoCの実装) • 得た知名度を活⽤して宣伝など (例: CFPの宣伝など) ◆ マイノリティであることを活かす • 数少ない⼥性技術者という⽴場から多様性向上に貢献 コミュニティから認めてもらうためには [2/2] どんな形でも貢献できていればおのずと周囲から認められる‧‧!
  32. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など 世界最⼤級の産業系国際会議 BlackHatUSA の査読委員 膨⼤な査読を通じて コミュニティをリード 参加者2万⼈以上 アリーナで基調講演の時も
  33. 中島 明⽇⾹ | Asuka Nakajima セキュリティ技術者‧研究者 ◆ ⼩説『Project SEVEN』を読みハッカーに憧れる ◆

    セキュリティキャンプ 2009 卒業⽣ ◆ ⼤学卒業後はNTTの研究所に⼊社 • 約10年間ソフトウェアの脆弱性発⾒‧対策の研究に従事 ◆ 2022年にElastic社に⼊社 • 現在はエンドポイントセキュリティの研究開発に従事 ◆ セキュリティのコミュニティ活動や啓発活動、国際会議委員など エンドポイントセキュリティ製品(EDR)の研究開発 エンドポイントセキュリティ製品開発の最前線!
  34. トレンドについて ◆ トレンドをいち早く知ることができる • 注⽬されはじめている技術トピックや研究テーマは何なのか? • どんな研究テーマが今採択されやすいのか? • 次のトレンドは何だとみんな思っているのか ◆

    トレンドを作っていく側にまわれる • どんな研究を採択すれば業界の発展を促せるのか? ◦ AI?チート対策?マルウェア?プライバシー?宇宙セキュリティ? コミュニティの最前線(の⼀つ)の景⾊とは [1/3] (例: 国際会議査読)