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Googleの生成AIで実現!チャットを開かせない自動化設計
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Ayy
January 25, 2026
Technology
0
39
Googleの生成AIで実現!チャットを開かせない自動化設計
2026年1月22日にAI博覧会 大阪でお話したスライドです
Ayy
January 25, 2026
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Transcript
@COMUCAL Inc. 2026 Googleの生成AIで実現! チャットを開かせない自動化設計
@COMUCAL Inc. 2026 自己紹介 • SIer企業でエンジニアとしてキャリアをスタート • 2021年にコミュカルを共同創業し、CMOに就任 • 現在は福岡を拠点にリモートワークで活動中
• IT‧AI講師として、ITスキル向上のための発信活動や ITコミュニティ事業推進に注⼒。 • 特にGoogleの技術活⽤を得意としています! 株式会社コミュカル 取締役∕IT‧AI講師 YouTubeチャンネル あややのITスキルアップ塾 原⽥ 彩(あやや)
@COMUCAL Inc. 2026 会社紹介 株式会社コミュカル ▪主な事業 ‧コミュニティイベント企画、制作、開催及び 運営の管理事業 ‧IT‧AIスキル向上に関する研修‧セミナー事業 ‧IT導⼊、開発及びその⽀援事業
‧IT業界における各種マーケティングに関連する コンサルティング事業 コミュニティをベースに ITテクノロジーとメディアを最⼤限に活⽤する ことで、ユーザーの学びと企業のビジネスを⽀ 援しています。
@COMUCAL Inc. 2026 本セッションの対象者 レベル:★★☆☆☆ ⾮エンジニアの⽅ Google Workspace ユーザー AI活⽤して
業務を効率化したい⽅ プログラミングは書け ないが、AIを使った⾃ 動化に興味がある ⽇常的にGmailやカレン ダーを業務の中⼼で使っ ている 業務効率化したい ⽣産性を向上させたい
@COMUCAL Inc. 2026 「AIを使う」こと自体が仕事になっていませんか? AIを使って効率化したいはずなの に、結局AIを使う時間が増えていて 本末転倒…? メールを⾒て、カレンダーを⾒て、 AIを開く。この「画⾯切り替え」 だけで集中⼒が途切れる。
@COMUCAL Inc. 2026 コンテキストスイッチの罠 タスク切り替えで⽣産性は40%下がる 頻繁なタスク切り替えを⾏うと、精神的 なブロック(Switch Cost)が発⽣し、 ⼀つの作業に集中する場合に⽐べて⽣産 性が最⼤
40% 低下する 元の集中に戻るのに23分かかる 割り込みによって作業を中断された際、元 のタスクに再び完全に集中して取り組める ようになるまで、平均で 「23分15秒」 か かる
@COMUCAL Inc. 2026 AIは「手段」であって「目的」じゃない 正しく「AIを使う」 本末転倒な状況 AIは⽬的を達成 するための⼿段 効率化への投資と してAIを使う
AIスキルを得たいから AIを使う AIを使うこと⾃体を ゴールにせず、何を 実現したいかを明確 にする AIを使う= 「業務効率化」とは 限らない… AIを使うことに 固執し過ぎるのは危険 AIを使う= 「作業時間が増える」は もったいないかも… ⼿段が⽬的化した結果 ⾮効率になってしまう
@COMUCAL Inc. 2026 AI活用で重要な「意外な視点」 回避したい事態… AIを使うことで⼿間が⽣まれ ⼈が⾮効率になる 重視したい考え方 AIを使っても⼈の効率性が 邪魔されない
@COMUCAL Inc. 2026 イベント駆動型AI を賢く使おう 「⼈がAIに会いに⾏く」から「AIが⾃動で動き出す仕組み」を作ります 特定のメールがきたら 下書きができている 会議の前に関連資料が ⾃動で届く
イベント(予定作成、 メール受信)が AIを動かす
@COMUCAL Inc. 2026 Google Workspace Studio を使って挑戦! Google Workspace Studio
とは、プログラミングを必要とせず、 Gemini を使って Google Workspace サービス間の⽇常的なタスクを⾃動化 できるオンライン アプリです。 12月上旬に出た新しいアプリです 画面や機能が予告なく変更される 可能性があります \ Google Workspace Studio 使ったことある⼈〜? ∕
@COMUCAL Inc. 2026 実際に作ってみよう! ⾃然⾔語で⾃動化フローが作れます。 AIを使ってフローを作成できるのが、Studioの魅⼒です いつ、どんなことを ⾃動化してほしいかを伝えよう (例:お問合せに関するメールを受け 取ったら、返信⽂の下書きを作って)
@COMUCAL Inc. 2026 フローが自動で作られる! 指⽰⽂「お問合せに関するメールを受け取ったら、返信⽂の下書きを作って」 Step 1: メール受信トリガ メールを受信したことを検知し、このフローを開始します Step
2: 条件判断 受信したメールが「お問合せ」に関するものかどうかを⾃動 で判断します Step 3: 分岐処理処理 Step2で「お問合せ」と判断された場合のみ、このステップの 処理に進みます Step 4: Geminiに依頼 Geminiに、受信メールの内容に応じた適切な返信⽂の作成を 指⽰します Step 5: 下書き作成 Geminiが⽣成した⽂を、Gmailの下書きとして⾃動的に保存 します(返信はしないので安⼼)
@COMUCAL Inc. 2026 例えばこんなメールが届くと… 送信者
@COMUCAL Inc. 2026 下書きがセットされた状態に! あとは、⽂⾯を修正して 返信ボタンを押すだけ!
@COMUCAL Inc. 2026 スターター (Starter) ステップ (Step) 変数 (Variables) はじまるタイミング
何をする? 使う材料 • メールの送信者 • 要約した結果 • Gemini で要約する • ドキュメントに書き込む • メールを受信したら • 時間になったら Google Workspace Studio の構成要素
@COMUCAL Inc. 2026 ゼロから手動で構築もできる ゼロから⼿動でフローを構築できます 注⽬してほしいのがココ👀→
@COMUCAL Inc. 2026 イベント駆動型AIとして使えるスターターが豊富✨ 決まった日時に自動実行 (例:毎朝9時にtodoを伝える) 条件にあうメールを受信したとき スペースに新規参加されたとき 自分宛のメンションされたとき スプレッドシートが更新されたとき
ドライブのファイルが編集され たとき 会議イベントに基づいて実行 チャットを受け取ったとき チャットで絵文字リアクションを 受け取ったとき 指定フォルダにファイルが追加さ れたとき 指定フォルダのファイルが編集さ れたとき フォームに回答されたとき
@COMUCAL Inc. 2026 日常の「イベント」を合図にAIが動き出す。 その具体的な「設計図(フロー)」を見ていきましょう! ここからは具体的な設計フェーズへ
@COMUCAL Inc. 2026 Case 1: 会議準備の自動化 開始30分前に「会議の⽂脈」が届く。焦らず、準備万端で参加できる。 会議の30分前に 社外の⽅との予定 会議に関係のある内容を
検索‧要約 会議前に状況を再確認し 落ち着いて対応できる
@COMUCAL Inc. 2026 Case 1: 会議準備の自動化 Step 1: 会議トリガ 会議の30分前になると、このフローを開始します
Step 2: 条件判断 この会議が他社(他者)との会議かどうかを判断し ます Step 3: 分岐処理処理 Step2で他社(他者)との会議であると判断された場合のみ、 このステップの処理に進みます Step 4: Geminiに依頼 Geminiに、会議に関連するメールやドキュメントの要約と 議論すべきポイントの抽出を指⽰します Step 5: チャット通知 Geminiが⽣成した要約と会議ポイントを、会議開始前に Google チャットで⾃分に通知します
@COMUCAL Inc. 2026 会議に基づいて届くチャット 社外の⽅との予定の 30分前にチャットが届く!
@COMUCAL Inc. 2026 他社(他者)がいる会議だけを通知 会議タイトルや詳細、参加者情報から判断できる ⾃社内の会議の場合は「FALSE」となり 要約は送られない
@COMUCAL Inc. 2026 Case 2: フォームの内容をもとに返信案を作成 Googleフォームに ご意⾒‧ご要望が届く チャット通知 担当者が最終確認
メール送信 感情分析して ネガ‧ポジ判定 内容に応じて メールの下書き作成 お客様の声が届くと、即座に⼀次対応が完了。⼈は確認して送信するだけ
@COMUCAL Inc. 2026 Case 2: フォームの内容をもとに返信案を作成 Step 1: フォーム受信トリガ フォームへの回答が送信されたことを検知し、フローを
開始します Step 2: Geminiで感情分析 Geminiにフォームの回答内容が「ポジティブ」か 「ネガティブ」かを分析させます Step 3: 条件判断 Step2の分析結果に基づき、処理を分岐させるための判断を ⾏います Step 4: ポジティブの場合の分岐 Step3で「ポジティブ」と判断された場合のみ、このステップ 内の処理に進みます Step 5: 感謝メールの下書き Geminiが⽣成した、ポジティブなご意⾒への感謝とSNS掲載 の打診を含むメールの下書きを作成します Step 6: チャット通知 ポジティブなフィードバックがあったことを、チャットで 通知します 「ネガティブ」の場合も 同様のステップを⾏います
@COMUCAL Inc. 2026 フォームの回答と作成されるメールの下書き(ポジ)
@COMUCAL Inc. 2026 フォームの回答と作成されるメールの下書き(ネガ)
@COMUCAL Inc. 2026 Case 3: 私の実績を週報で作成 毎週⾦曜⽇の 16時に起動 週報ドキュメント ⾃動⽣成
内容を確認して 上司に提出するだけ 今週の作業履歴を Workspace内の情報から確認 メールで おしらせ 私の活動履歴から週報を⾃動作成。確認して提出するだけ。
@COMUCAL Inc. 2026 Case 3: 私の実績を週報で作成 Geminiが私(あやや)の カレンダーやメール、Todoの アクティビティを確認して 週報を⾃動で作成してくれます
@COMUCAL Inc. 2026 Case 3: 私の実績を週報で作成 Step 1: スケジュール実⾏ 毎週⾦曜⽇
16時にフローを⾃動的に開始 Step 2: Geminiに依頼 Geminiに、直近のWorkspace(メール、カレンダー、ドライ ブ等)のアクティビティを網羅的に検索して、要約するよう 依頼します Step 3: ドキュメントに追加 Geminiが⽣成した週報の要約を、指定したGoogleドキュメン トに追記します Step 4: メール通知 週報の下書きが完了したことを、⾃分宛てのメールで 通知します
@COMUCAL Inc. 2026 Case 4: ドライブにおいたドキュメントを翻訳 英語のドキュメント ファイルを⼊れる Geminiが⽇本語に翻訳して ドキュメントを新規作成
新しいファイルを作って フォルダに格納 レポートを多⾔語翻訳
@COMUCAL Inc. 2026 Case 4: ドライブにおいたドキュメントを翻訳 Step 1: フォルダ監視トリガ 指定したGoogleドライブのフォルダに、新しいファ
イル(英語のドキュメント)が追加されたことを検 知し、フローを開始します Step 2: Geminiに翻訳依頼 追加されたファイルの中⾝をGeminiに読み込ませ 「英語から⽇本語への翻訳」を指⽰します Step 3: 翻訳ドキュメント作成 Geminiが⽣成した⽇本語の翻訳結果を、新しい Googleドキュメントとして指定フォルダに保存しま す
@COMUCAL Inc. 2026 Case 4: ドライブにおいたドキュメントを翻訳 英語のドキュメントを 指定のドライブに⼊れる ⽇本語に翻訳されたドキュメントが 新しく作成される
@COMUCAL Inc. 2026 Google Workspace Studio で できなかった自動化 ※あくまで現時点の情報&検証した結果
@COMUCAL Inc. 2026 😢経費の自動登録 ロジックを正しく組んでるはずな んだけど、ツール側の不具合(?) で動かない… 先⾏リリースの段階なので、安定 していないと考えられる。
@COMUCAL Inc. 2026 (番外編)経費の自動登録はAppSheetで叶う GoogleのノーコードツールAppSheetを使えば画像をアップして情報抽出できる ※AppSheet Enterprise Plus アカウントのみで 使える機能です
Automationで使えるAI task(※)機能を 使うと、アップした画像から必要な情 報を抽出して、情報を格納してくれる
@COMUCAL Inc. 2026 Google Workspace Studio を使うときの注意点 • Google Workspace
アカウントが必要 • 現在、先⾏リリースドメインへの展開中 → Gemini Alpha プログラムの有効化が必要(@gmail.com は不可) • エンドユーザー向けの計画的リリースの開始は2⽉を予定 • ⽣成 AI 機能を使う場合、⾃⾝のアカウントで Gemini の利⽤への許可が必要 • Google Workspaceと連携させる場合、スマート機能とパーソナライズ設定を オン →社内の情報にアクセスしているので、Geminiからの返信を含む場合 外部にそのまま共有するのは危険⚠ • パソコンでのみ使える(現時点では、モバイル不可)
@COMUCAL Inc. 2026 「一点集中」と「同時並行」を使い分ける AIとチャットで会話しながら、難しい問題を考えたり、 アイデアを膨らませる (あなたの相棒) AIの分⾝チームが、たくさんのルーティン業務を ⾃動で⽚づけてくれる (あなたの分⾝)
じっくり考える(思考の深化) まとめてこなす(⼤量並⾏処理)
@COMUCAL Inc. 2026 AI活用の最適解:「対話」と「自動化」の役割分担 ⼈が話しかける 対話型(チャット) 思考の壁打ち(Partner) イベント駆動型(フロー) 定型業務の⾃動化(Agent) ⼈間の相棒
⼈間が話しかける(能動的) ⽴ち位置 起動条件 活⽤例 価値 アイデア出し 複雑な相談事 クリエイティブな作業 思考を深める 新しいモノを創造する GOAL:コンテキストスイッチのない世界 ルーチンワークはフローに任せて、⼈はチャットで創造的な思考や判断に集中する ⼈間の分⾝ ⾃動で動き出す(受動的) データの監視‧抽出 下書き作成 週報の準備 「⼊⼒の⼿間」をゼロにし 本来の思考に集中する
@COMUCAL Inc. 2026 この後お見せするまとめスライドは 話題の「Nano Banana Pro」で作成しました。 ① 2026年1月時点の状況として みなさんに伝えたいことを
私自身の言葉で文章にする ② Nano Banana Pro に文章を 渡してスライドを生成する
@COMUCAL Inc. 2026 まとめ:AI時代に目指したい「自動化」2026 ver ⾮エンジニアの⽅ AI活⽤して 業務を効率化したい⽅ プログラミングは書け ないが、AIを使った⾃
動化に興味がある 業務効率化したい ⽣産性を向上させたい Why 「思い出す時間」をゼロにする
@COMUCAL Inc. 2026 参考文献 • Google Workspace Studio でできること 名称がまだGoogle
Workspace Flowsの時ですが、私の動画でも解説しています。 詳しい作り方はこちらもご覧ください Google Workspace Studioが便利すぎる!Gemini搭載でコピペ ・転記作業がゼロになる使い方を徹底解説 「Google Workspace Studio」AIエージェントで日常タスクを 効率化しよう【ゆるふわ勉強会】
@COMUCAL Inc. 2026 AI や Google Workspace 活用については YouTubeでも紹介しています!