reserved. イギリス、ニュージーランドともに、教師のリーダーシップ、親との良好な関係性の構築 を図る視点は重要としている。 出所;現地インタビューよりADL作成 (ご参考)質の向上に貢献する重要な評価項目 質の向上に寄与する評価項目の作成における重要な視点 イギリス ニュージーランド 質の向上に貢献すると思わ れる評価項目/評価の視点 インタビューコメント • their own training and their own professionalism • the relationship between the school and the • how the setting carries out professional development for the staff • good internal evaluation • self-review • good governance • good leadership • Curriculum design • good teaching and learning along with the partnership with parents • 子どものケアに関する部分の充実をはかることが良質な就学前教育の大 前提で、そのうえで学習や能力開発に繋がっていく。更に現場はOfstedの 求める指標を満たすことで満足するのではなく、自ら考え改善に努めるプロ 意識の醸成が必要 • 子どもたちが育っている環境や成長記録、親と教師のやり取り、教師のリ ーダーシップを培う環境の整備等を包括的に考えることが重要 • EROの評価では、good governance, good leadership, Curriculum design, good teaching and learning along with the partnership with parentsすべてを 互いに関係づけながら評価することを重視している • 自己評価を図る指標の設置とこまめな評価体制の実現により、EROが現 在行っている評価より、さらに質の向上に貢献する評価になるといえる
reserved. ELIシステムやNational Student Indexが他の社会サービスと連携する動きは現状 見られない。他の社会サービス間の連携を考慮すると今後連携が進む可能性がある。 出所:各種二次情報、現地インタビューからADL作成 教育のデータ化と社会サービスとの連携 2 ニュージーランドにおけるICT導入事例:ELIシステム 2 1 3 0 教育省 幼稚園・保育所 ELIシステム*) The Early Learning Information system A 現状はプライバシー上の配慮から、納税者番号(IRO number)や全国医療番 号(NHI number)と接続しないこととなっている。 将来的な動きとして、国は全国の学校の児童 管理システム(SMS)にある各 生徒の出席、成績、医療などの情報を一元的に集約し、さらにそこに 保育施 設や高等教育の情報も追加することを検討している (二次情報より) ニュージーランドにはそもそも住民票が存在しないため、 National Student Indexが子どもの就学前教育を受けてい るかの管理に大きな役割を果たしている – 転居の場合、 National Student Indexが確認できないと 新しい園には入園できないルールとなっている 現状としてはELIシステムが医療データ等の教育以外の データと連携する情報は発表されていないが、社会福祉 サービスと医療サービスの連携は見られるので、今後に期 待できると考える – It is only just recently in the last year or so that medical service. – Social services and medical are sharing information now, so that means you don’t lose track of a child who might be abused or in a difficult situation or something is happening with the family. Those medical and social services are now being able to share that information across services so those things are able to be identified early and we will keep track of data, but the education system is not part of it yet, so hopefully in the future. (有識者インタビューより)
reserved. アメリカではShow&Tellと呼ばれる、各自が好きなものをクラスで発表する教育手法 が盛ん。技能の獲得だけでなく人前でプレゼンをする素地を養う教育が行われている。 出所:各種二次情報よりADL作成 特徴的なアメリカの教育 Show and Tell Show and Tell の概要 アメリカの他に、カナダ、オーストラリア、 イギリス、ニュージーランド等でも行われている アメリカではプレスクール(幼稚園前の学校)や幼稚園の時に「ショウ・アン ド・テル (Show and Tell)」の時間があり、 おもちゃ、お土産、ペットの写真な ど、自分が気に入っている物を持参し、皆に見せて、それについて説明す る時間が設けられています。皆に見せるだけでなく、それは何か、どこで入 手したか、どうやって使用するか等、みんなの前で説明する練習をします。 そして、「Show and Tell」は小学校になっても続き、高校になると正式な形と して、「speech」という授業になります。このように、「皆の前に立ってしゃべ る」方法は、アメリカ人に小さいころから叩き込まれているのです 【実際の手順】 1. 子供達はShow and Tellの日に、自分の好きなものを学校に持って行く。基本 的にはおもちゃでも何でも良いとされる。全員のShow and Tellが入れられる Show and Tellボックスの中に時間が来るまでに各自入れておく 2. 先生がShow and Tellを始める 3. ボックスの中から一つ先生が選んで、選ばれたものを持ってきた人は前に出 て喋る。慣れないうちは先生が質問をして発表者が答える。慣れてくると聞き 手の子供達が質問をしながら発表者が答えるという質問形式で進める 4. 喋り終わったら、一人一人に見せて回り、それに対しての感想を子供達に言っ てもらう。その際ポジティブな感想を言ってもらうように子供達を促す 5. 拍手 6. 先生が「〇〇ちゃん、君、ありがとう」でしめる 2
reserved. 就学前教育に対する社会、経済、教育的効果の検証が行われてきた。特に無償化施 策に伴い、経済的困難な家庭への投資が良い影響を与えることが検証されてきた。 出所:「諸外国における幼児教育の投資効果に関する研究成果」、各研究機関ホームページよりADL作成 施策による成果 3 アメリカにおける就学前教育の成果検証に関する主な研究 ハイスコープ 教育財団等 社会・経済・労働市 場に対する効果の 検証 • 幼児教育プログラムへの投資効果とその利益の比率は1:7と推計されて いる(50歳時の追跡調査も近年実施されている) ノースカロライナ大学 チャペルヒル校 The Perry Pre- School study The North Carolina Abecedarian Early Childhood Intervention • 質の高い、全日の年間を通じた幼児教育への1ドルの投資は子ども、家 族や税負担者に4ドルのメリットをもたらす – この幼児教育プログラムへの参加者は、非参加者よりも生涯にわたって 143,000USD収入が多かった。学校区は特別な矯正教育の必要が減る ことで、子ども一人当たり11,000USDの予算節約が期待可能 1962年 ~現在 2003年 幼児期への投資に よる教育的な効果 の検証 教育省 The United States “Success for All” study • 「すべての子どものための成功」プログラムに参加した子どもは、小学校 卒業が早く、成績がよく、落第が少なく、特別教育のニーズが少なかった 。この効果を持続するには、小学校や中学校でも同様のプログラムの必 要性が指摘されている 2002年 The Chicago Child-Parent Centres study ミネソタ大学 • 本センターへの参加は、成績の上昇、卒業率の上昇に加え、補習教育、 未成年者犯罪、児童虐待の率を低下させた。コスト・ベネフィット分析でも 、経済活動にプラスになり、税収が増えるほか、犯罪に関わる裁判や処 遇、被害のコストを減らすという効果も指摘されている 2002年 調査研究名 実施主体 調査内容 調査結果 調査期間 The United States National Evaluation of Early Head Start 保健福祉省 • ヘッドスタートプログラムは、学校での成績、家族の自立、子どもの発達 に関する親の支援について、効果をもたらす • 子どもの認知的・言語的な発達に効果があり、プログラムに参加した子 どもは親との交流に積極的であり、また親が教育や職業訓練に参加する ことを増やし、親の自立の助けにもなっている 2003年
reserved. 2000年から2006年にかけて実施された金融政策の効果を評価。特にゼロバウンド金 利下での非伝統的な金融政策やバブル発生を未然に防ぐために流れに立ち向かう政 策を実施することが困難であることを示唆している。 http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1468-0106.12158/abstract 講師執筆論文アブストラクト Stock Market Responses Under Quantitative Easing: State Dependence and Transparency in Monetary Policy Pacific Economic Review 2016/7/26 Yoshiyuki Nakazono, Satishi Ikeda 【要旨】 This paper evaluates the effects of unconventional monetary policies adopted by the Bank of Japan from the year 2001 to 2006. A new measure is proposed to identify a nontraditional monetary policy shock from policy packages under the zero lower bound of short-term nominal interest rates during the quantitative easing period, using data on intraday 3-month Euroyen futures rates. We find that stock markets do not react to a policy surprise in an expected manner and negatively respond to a monetary easing surprise. Moreover, we find an asymmetric response during a boom and a recession and a nonlinear reaction because of increasing uncertainty concerning future inflation dynamics and the enhancement of monetary policy transparency. Our result suggests that it is difficult to implement unconventional monetary policy to manage agents’ expectations and a ‘lean against the wind’ policy to prevent asset bubbles, particularly at the zero bound.
reserved. 各経済主体のインフレ予想のばらつきと中央銀行の目標インフレ率と民間主体の期 待インフレ率の乖離に着目して分析。量的・質的緩和政策導入は日本経済はデフレか ら脱却でき程の影響は与えなかったことを指摘した。 http://www.boj.or.jp/en/research/wps_rev/wps_2016/data/wp16e01.pdf 講師執筆論文アブストラクト Inflation expectations and monetary policy under disagreements Bank of Japan Working Paper Series, 2016 年1月14日 中園善行 【要旨】 本稿は、日本のインフレ予想に関するサーベイデータを用いて、インフレ予想が経済主体間でばらつく現象とその背景に ついて分析した上で、インフレ予想のばらつきが金融政策に与える含意を考察し、以下の三点を明らかにした。第一に、 インフレ予想の横断面(クロス・セクション)のばらつきは、情報の硬直性によって説明可能であった。第二に、長期のイン フレ予想は中央銀行と民間経済主体の間で不一致が生じていた。2013年1月に2%の物価安定の目標が設定されて以 降、家計による短中期のインフレ予想は2%に向けて徐々に近づく一方、長期のインフレ予想は2%に収れんしておらず、 むしろ予想のばらつきの程度は拡大していた。第三に、経済主体の金融政策に対する見方は、2013年4月に導入された 質的・量的金融緩和の前後で劇的には変化していなかった。この結果は、政策レジームの変化の度合いが、日本経済を 慢性的なデフレーションから脱却させるほどには大きくなかった可能性を示唆している。
reserved. 日本の家計貯蓄率は世界的に見ても著しく減少しており、2013年にはマイナスを記録 した。 (中国を除いたグラフは次頁参照) OECD (2017), Household savings (indicator). 内閣府 国民経済計算により算出 世界の家計貯蓄率(1/2) -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 1990 1995 2000 2005 2010 2015 Australia Canada Sweden Korea Japan Italy Germany China (People’s Republic of) United Kingdom United States France %
reserved. 講師の執筆論文のうち、特に本研究会に関係する内容のものは下記のとおり。 執筆論文、書籍等出版物、学会・セミナー発表等 http://www.mof.go.jp/pri/research/conference/fy2017/i nv2017_01.pdf 日本の生産性の現状、サービス産業の生産性向上に向けた 取り組み 2017年9月 (過去の講演会で使用した模様) http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai _prism/backnumber/h28pdf/201614602.pdf アベノミクスの日本経済への影響と 新アベノミクスの実現可能性 2016年2月 http://www.camri.or.jp/files/libs/929/201708071226593 163.pdf 日本の産業別生産性動向と 経済の再生に向けた生産性向上2017年7月 NA 日本経済新聞 経済教室 2015年10月6日 http://www.jpc-net.jp/study/sd5.pdf IT 投資の決定要因とその効果(2017年9月) http://www.jpc-net.jp/study/sd2.pdf 日米産業別労働生産性水準比較 2016年12月 A B C B A C B C
reserved. 生産性をインプットに対するアウトプットの割合で定義。このとき、インプットとアウトプッ トの絶対的な増減により生産性の向上パターンを5つに分類している。 http://www.camri.or.jp/files/libs/929/201708071226593163.pdf 生産性向上パターンの定義 Aggressive (積極的)パターン Ideal(理想的) パターン Passive(消極的) パターン インプット アウトプット B E C D A 生産性= 生産性向上のパターン インプット(労働生産性の場合は労 働投 入時間)を増やしつつ、それ以上にアウ トプット(付加価値)が増加する結果として 生産性が向上した場合 インプット を減らしつつもアウトプットの増 加を実現した結果として生産性の大幅な 向上が達成され た場合 アウトプットも減っているがそれ以上にイ ンプットが減少しているために生産性が 向上した場合 B C E B
reserved. IT 投資の効果を発現するためには、補完的資産の存在が必要不可欠であると結論 付けている。 http://www.jpc-net.jp/study/sd5.pdf 論文の概要 IT投資の効果と相関する要因の分析結果 • 「CIO の存在」が、新市場既存市場の売上上昇、顧客開 拓、企画力向上と相関している • 「専任セクションの存在」も売上の増大や組織改革、人員 削減と正の相関を有している • 「新卒 IT 人材の導入」は生産性や効率上昇と正の相関を 有する一方で、「中途 IT 人材の存在」は企画力の向上と 正の相関を有している 「組織資本と IT 投資との間の正の相関」の下で 進んだ組織資本と IT 資本の蓄積が、高い IT 投資効果の発現に繋がっている IT 投資に当たって適切な組織的対応を行うこと で、結果として効果的な IT 利活用が可能になる 異なる熟練度の IT 人材が異なる結果を生み出 している アンケート結果から得られた考察 得られた示唆 • 全てのアウトカム変数について、「IT 人材へ の研修の実」 との間に正の相関がみられる施 人的資本への投資が IT の利活用にと って決定 的に重要 C