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20260820_アウトカムが二値のデータに対するCausal Impact@LINEヤフー ...

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August 20, 2026

20260820_アウトカムが二値のデータに対するCausal Impact@LINEヤフー Data Science Share #2 / Causal Impact for Binary Outcomes

2026年8月20日に実施された、LINEヤフー Data Science Share #2 〜3社の実践から学ぶ データサイエンスの現場〜
での株式会社 ブレインパッド久野の登壇スライドです。

イベントURL
https://lycorptech-jp.connpass.com/event/400921/

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August 20, 2026

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Transcript

  1. アジェンダ 1. 自己紹介 2. 分析の目的 3. アプローチ 4. 結果イメージ 5.

    モデルの発展可能性 6. LLM時代の専門性の役割 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 2
  2. 自己紹介 • 氏名: • 経歴: 土木学科 → ITコンサル@外資SIer → DS@BrainPad

    • 趣味: • その他: 久野 元(くの はじめ) ギター・ベース・ドラム • 総研大統計科学コース博士課程に在籍中(来年3月卒業予定) • 技術評論社にてベイズ×効果検証の書籍を執筆中(来年3月出版予定?) ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 3
  3. アプローチの選定理由 事後検証としては信頼度の高い時系列的な反実仮想予測を分析手法として選択。 信頼度高 信頼度低~中 信頼度低 A/Bテスト 時系列の反実仮想予測 モデルによる交絡の調整 設置/非設置店舗をランダムに分け売上を比較。 今回は事後検証のため不可能。

    過去売上や非設置店舗売上、イベントデータ などを使い「設置しなければどれぐらいの売上 だったか」を予測→差分から施策効果を推定。 DID・Causal Impact・ITS・固定効果など。 交絡変数を傾向スコアや回帰モデルに入力し 交絡を調整することで施策効果を推定。 未観測交絡がなく構造が推定できる必要あり。 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 5
  4. Causal Impactの分析フロー Causal Impactとは、設置しなかった場合の売上を予測し、実測との差分で効果を推定する手法。 入力 予測モデル作成 個別施策効果推定 売上推移や近隣非設置店舗、主要イベ ントなど予測に寄与する変数を考慮 非設置時の売上予測モデルを作成

    各店舗の施策効果を推定 予測精度チェック 期間・属性別集計 設置前データで予測精度をチェック 個別効果を期間・店舗属性別で集計 過去の売上推移 近隣非設置店舗 ※SUTVAの仮定が必要 住宅街 店舗 価格改定 新商品発売 工業地帯 店舗 設置1ヶ月 500 1,000 設置2ヶ月 400 1,500 つまり・・・ 過去の推移・近隣非設置店舗・主要なイベントを考慮したうえでなお残る積み残し=設置効果 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 6
  5. 二値時系列モデルによるアプローチ Causal Impactの元論文を参考に観測を二値にしたベイズ構造時系列モデルを PyMCで実装することで通常のCausal Impactと同様のプロセスで施策効果を推定。 潜在変数層 ・・・ • トレンド項:𝜇𝑡 =

    𝜇𝑡−1 + 𝑤𝑡 , 𝑤𝑡 ∼ 𝒩(0, 𝜎𝑤2 ) 𝜇𝑡−1 , 𝛾𝑡−1 𝜇𝑡 , 𝛾𝑡 𝜇𝑡+1 , 𝛾𝑡+1 ・・・ 1 • 週次性項: 𝛾𝑡 = 𝛾෤𝜏 − 7 σ7𝜏=1 𝛾෤𝜏 , 𝛾෤𝜏 ∼ 𝒩 0, 𝜎𝛾2 ※ 𝜏 ≡ 𝑡 (mod 7) ※ 𝜎𝑤 と𝜎𝛾 はシミュレーションを通して決定 潜在確率層 𝑝𝑡−1 𝑝𝑡 𝑝𝑡+1 • 潜在確率項:𝑝𝑡 = logit(𝜇𝑡 + 𝛾𝑡 + 𝒙𝑡 𝜷) • 回帰係数: 𝛽𝑑 ∼ 𝐻𝑜𝑟𝑠𝑒𝑠ℎ𝑜𝑒 ※ 𝐻𝑜𝑟𝑠𝑒𝑠ℎ𝑜𝑒とは強化版ベイジアンラッソ 𝑦𝑡−1 𝑦𝑡 𝑦𝑡+1 • 観測変数項: 𝑦𝑡 = Bernoulli(𝑝𝑡 ) 観測変数層 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 8
  6. 【補足】DIDを選ばなかった理由 DIDも選択肢としては検討したものの、推定量の統一や設置タイミングの扱いの観点から 二値時系列モデルの実装+Causal Impactを選択。 ① 分析プロセス・推定量の統一 • 他の商品はCausal Impactを適用できたので、分析プロセス・推定量を揃えたかった。 •

    特にCausal Impactは𝑝(𝑌𝑖,𝑡 1 − 𝑌𝑖,𝑡 0 ∣ 𝐷)を推定できるが、DIDでは𝑌 1 − 𝔼[𝑌 0 ∣ 𝐷]しか推定できない。 ② 設置タイミングの扱い • 広告の設置タイミングが全店舗バラバラでDIDが使いにくかった。 • Staggered DIDも検討したが、扱いきれないほど設置タイミングがバラバラだった。 ③ 平行トレンド仮定チェックの難しさ • そもそも平行トレンド仮定チェックは仮説検定の誤用になりがち。 • 期間・店舗属性別に効果を推定したいが、すべての条件でチェックするのは多重性の懸念があった。 • 介入前データを分割して予測性能が十分であることを確認するほうが、Kaggle的でやりやすい。 ④ 予測範囲 • 通常のDIDのような連続値予測では予測・施策効果が0~1の外に出る。 ⑤ モデリングの柔軟性 • 本アプローチのほうがイベントなど色々な要素を考慮でき、データ生成過程に極力近いモデリングが可能である。 ※識別の議論はシミュレーションスタディを念入りにやることで一定対処可能 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 9
  7. ©BrainPad Inc. 株式会社ブレインパッド 106-0032 東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ TEL:03-6721-7002 FAX:03-6721-7010 www.brainpad.co.jp [email protected]

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