Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
KSPで自動生成コードを作る
Search
bugdog24
April 22, 2023
Technology
0
140
KSPで自動生成コードを作る
KSPの概要、使い方について簡単に説明したスライドです。
bugdog24
April 22, 2023
Tweet
Share
More Decks by bugdog24
See All by bugdog24
Flutter入門講座
bugdog24
0
140
Androidに自作AIをのっけたい
bugdog24
0
120
Other Decks in Technology
See All in Technology
安心してください、日本語使えますよ―Ubuntu日本語Remix提供休止に寄せて― 2024-11-17
nobutomurata
1
1k
CysharpのOSS群から見るModern C#の現在地
neuecc
2
3.5k
SDN の Hype Cycle を一通り経験してみて思うこと / Going through the Hype Cycle of SDN
mshindo
1
110
ドメインの本質を掴む / Get the essence of the domain
sinsoku
2
160
なぜ今 AI Agent なのか _近藤憲児
kenjikondobai
4
1.4k
Flutterによる 効率的なAndroid・iOS・Webアプリケーション開発の事例
recruitengineers
PRO
0
120
心が動くエンジニアリング ── 私が夢中になる理由
16bitidol
0
100
AWS Media Services 最新サービスアップデート 2024
eijikominami
0
200
rootlessコンテナのすゝめ - 研究室サーバーでもできる安全なコンテナ管理
kitsuya0828
3
390
複雑なState管理からの脱却
sansantech
PRO
1
160
マルチプロダクトな開発組織で 「開発生産性」に向き合うために試みたこと / Improving Multi-Product Dev Productivity
sugamasao
1
310
AGIについてChatGPTに聞いてみた
blueb
0
130
Featured
See All Featured
Producing Creativity
orderedlist
PRO
341
39k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
459
33k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
54
9.1k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
How GitHub (no longer) Works
holman
310
140k
RailsConf 2023
tenderlove
29
900
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
27
4.3k
Being A Developer After 40
akosma
87
590k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
32
1.5k
The Invisible Side of Design
smashingmag
298
50k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
427
64k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
45
6.8k
Transcript
KSPで 自動生成コードを作る 起塚 亮
起塚 亮 自己紹介 岡山大学工学部 24卒 Androidエンジニア 趣味:刀鑑賞、麻雀、プログラミング @bugdog24
KSPとは
- Kotlin Symbol Processingの略 - コンパイラプラグイン用API - コードの自動生成プログラムを 書くときに利用
コンパイル
コンパイル etc…
etc… コンパイル 既存ファイル 読み取り
コンパイル etc… コード生成して ファイル追加
コンパイル etc… 生成しなくなるまで ラウンドを回す
etc… 全てのファイルを コンパイル コンパイル
コンパイル etc…
KSPの利点 高速 Kaptよりも2倍近い速度で動作可能 実装コスト シンプルなAPIセットで構成 バージョン間の互換性 Kotlinのバージョンが違っても動作可能
作ってみる
Compose用ViewModelFactory 生成プログラム
一見便利だが引数があると・・・
None
- ボイラーコードを書く必要がある - 引数を追加するたびに書き直す必要あり - コンパイル時に気づけない
これを付けることで対応する Factoryを生成するようにする
1. 依存関係を追加 2. SymbolProcessorを実装 3. SymbolProcessorProviderを実装 4. Meta-INFに登録
2. SymbolProcessorを実装 3. SymbolProcessorProviderを実装 4. Meta-INFに登録 1. 依存関係を追加
None
1. 依存関係を追加 3. SymbolProcessorProviderを実装 4. Meta-INFに登録 2. SymbolProcessorを実装
None
毎ラウンド呼ばれる処理 引数のResolverから各ファイルにアクセス可能
生成終了時の処理を記述
プロセッサーがエラーを投げた時の処理を記述 *他のプロセッサーがエラーを投げても 呼び出される
今回の用途だと process関数だけ実装でOK!
None
指定されたアノテーションのついた要素を取得
処理出来るものと出来ないものを分ける
依存
依存 自動生成されるコードだとすると?
依存 スーパークラスを参照できない😭
依存 次のラウンドだと存在するかも? ?
直接関連する要素が参照可能かどうか 検証してくれる
生成コードを作る
ファイルに書き出す
どのファイルが変更されたら コードの再生成を行うか指定
生成
生成 変更 再生成
生成 変更
ビルド時間を短縮
関連するファイル群 可変長引数で指定
aggregating?🤔
生成 変更
生成 変更 aggregating = trueの時 関係ないファイルの変更 でも再生成される
生成 変更 aggregating = falseの時 関係ないファイルの変更 では再生成されない(isolate)
基本はfalseでOK!
他のファイル変更時に 再生成するかどうか
パッケージ名、ファイル名の指定
コードを出力(outputStream)
処理しなかった要素を返す
None
2. SymbolProcessorを実装 1. 依存関係を追加 4. Meta-INFに登録 3. SymbolProcessorProviderを実装
None
先ほど作ったクラスを インスタンス化するだけ
2. SymbolProcessorを実装 1. 依存関係を追加 3. SymbolProcessorProviderを実装 4. Meta-INFに登録
None
None
完成🤩 動かしてみる
None
None
None
None
自動生成された関数
対応状況
- Room - RxHttp - Koin Annotations - Epoxy 対応済み
- Room - RxHttp - Koin Annotations - Epoxy 対応済み
Dagger Hiltは未対応
そのうちKaptからKSPに完全移行されるはず
ご清聴 ありがとうございました!