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Sunday Math Party 31 - Collatz Problem and Inte...

Sunday Math Party 31 - Collatz Problem and Integer Spiral

第31回日曜数学会 2024-10-27
「コラッツの問題と整数螺旋」

コラッツの問題(コラッツ予想)の一つのアプローチとして、3n+1→n/2の遷移、つまり約3/2倍の値の増加を、3/2ごとに一周する「整数螺旋」(造語)としてプロットすることによって整数同士のつながりが可視化できた、というお話です。

IWABUCHI Yu(u)ki butchi

October 27, 2024
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Transcript

  1. 両対数極座標の(改めての)定義 連続だったら r = θ のグラフは アルキメデスの螺旋 (どっちも一緒やんけ → ?)

    (線形)極座標: 両対数極座標: x = r cos(θ) x = log b r cos(2π log b θ) y = r sin(θ) y = log b r cos(2π log b θ)
  2. 両対数極座標離散プロット 離散でプロット (r,θ) → (1,1), (2,2), (3,3), … ⇒ 違いが出てくる

    (線形)極座標: 両対数極座標: x = r cos(θ) x = log b r cos(2π log b θ) y = r sin(θ) y = log b r cos(2π log b θ)
  3. コラッツの遷移が奇数のとき n (奇数) → 3n + 1 (必ず偶数) → (3n

    + 1) / 2 (奇数か偶数) 次の奇数に行くまで 約3/2mの増減 ⇒ 増えるのは約3/2の遷移 (奇数→偶数→奇数) のみ 例: 7 → 22 → 11 → 34 → 17 → 52 → 26 → 13 → 40 → 20 → 10 → 5 → 16 → 8 → 4 → 2 → 1
  4. 宣伝2 デジタルアルバムリリースしました M3 2024秋 [橙-003] 『odd gallop』 2024-10-27 on sale!!!

    コラッツの奇数遷移を 解析して フラクタル化 https://butchi.bandcamp.com/