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ROSCAFE_2社に聞く_DevOpsの最新事例__SocialDog発表スライド_.pdf

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kazuma.murata

February 07, 2024
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  1. • SocialDogの事業紹介 • デプロイ手法の改善 ◦ 従来の構成 ◦ 対応したアプローチ • モニタリング環境の改善

    ◦ 従来の構成 ◦ 対応したアプローチ • これからの展望 2 アジェンダ ROSCAFE 2社に聞く!DevOpsの最新事例
  2. 5
 Devチームの技術的な取り組み
 コンテナ環境 への移⾏ メンテナンスコストを削減し、より安定してサービスを 提供するため、インフラを GCPのサーバーレスのコン テナ実行環境 Cloud Runに移行しています。

    
 Datadogの導⼊ アプリケーション・インフラの監視を効率化するために 監視アプリケーションの Datadogを導入しました。アプ リケーションモニタリング( APM)などの機能を利用し て、品質改善を行なっています。 
 CIによる積極的な ⾃動化 生産性向上・品質向上のため、積極的に CIによる自動 化を行なっています。 PullRequestの出ているブランチ にpushすると、各種テストが実行されたり、簡単に結 果が確認できるよう、 StorybookやCypressによるテス トの結果(ビジュアルリグレッションテスト)がホスティン グされる仕組みにしています。 
 PHPからGoへの リプレイス 数年間かけてバックエンドの開発環境を 
 PHP+CodeIgniterからGoにリプレイスしていきます。新 機能はすべて Goにより開発しています。 
 少しずつPHPからGoにリプレイスしています。 
 Cypress+reg-suitによるビジュアルリグレッションテスト 

  3. 6
 スキルアップ支援
 Cool SaaS⼿当 CoolなSaaSを作るための手当として、月額 1万円を支 給します。使途は自由です。例えば CoolなSaaSへの 課金、リモートワーク環境整備に利用できます。 


    個人のスキルアップが会社の成長に直結するため、学びを手厚く支援しています。
 Level UP サポート (経費での書籍等購⼊) 書籍(電子書籍も OK)や動画コンテンツなどを事前承認 不要で自由に購入できます。直接会社経費として購入 できるクレジットカードを配布しているため、 
 経費立替でスピーディに購入できます。 
 副業OK 副業によるスキルアップ、働き方改革を推進していくた め、「本業に影響させない」「競合他社の仕事ではな い」といった一定の要件を満たせば自由に 
 副業できます(申請制)。 
 社内勉強会‧ LT会 就業時間中の社内勉強会・ LT会の開催を推奨してい ます。少しずつ本を読む輪読会、 TypeScriptで適切な 型をつけるType-TypeChallengers!!、Figma勉強会、 各自が自由に発表する LT会など様々な勉強会が開催 されています。 

  4. • CloudRun環境 • ソースコードでのビルドを使用 • デプロイ時に以下全てが行われる ◦ コンテナイメージのビルド ◦ Artifact

    Registryへのイメージ永続化 ◦ CloudRunへのデプロイ 従来の構成 デプロイ手法の改善 8
  5. • ビルド ◦ リリースブランチの更新で発火 ◦ ArtifactRegistryへの永続化まで • デプロイ ◦ 作業者がコンテナイメージを指定してデ

    プロイ ◦ イメージはArtifactRegistryから取得 対応したアプローチ : ビルドとデプロイの分離 デプロイ手法の改善 10 デプロイ時間が約5分→約20秒に!
  6. • 事前にPHPで翻訳ファイルを生成する必要あり ◦ マルチステージビルドで なるべく少ない手数 で 対応 • バッチサーバとWebサーバ用のイメージが必要 ◦

    ビルドしたバイナリをマルチステージビルドで 複数のイメージにコピー するだけ ◦ distrolessイメージを使用 ▪ Googleが提供 ▪ shellさえも含まれない最小限のイメー ジ tips デプロイ手法の改善 11
  7. • Datadogを使用 • システムログは基本的に Datadog Logs に送られる • リクエスト毎のトレースを Datadog

    APMで 閲覧できる ◦ リクエスト本体 ◦ クエリ詳細、実行時間 従来の構成 モニタリング環境の改善 13
  8. • 言語毎のログのユーザーIDフィールドを統一 ◦ PHP、Go、JavaScript全て usr.id フィールドに出力されるように ◦ 実装は変えない ◦ DatadogのUI上で設定できる、

    remapper機能で対応 対応したアプローチ : ログのUIDフィールド統一 モニタリング環境の改善 15 ユーザーの関連するログ全てを見たい時に 「@usr.id:xxx」で検索するだけで良くなった!
  9. ビルドは自動化できた。 デプロイまで何らかのイベントをもとに自動で走らせ たり、さらに簡略化できれば、デプロイ作業の属人化 を防ぐことができる。 デプロイ: CDの自動化 モニタリング: ログとトレースの接続 今後の展望 SocialDogの新機能

    17 ユーザー毎に何が起きているかはサッと調べられるよ うになった。 しかし、リクエストに紐づくイベントはまだ少し 追いにくさがある。 ログとトレースを接続できれば、リクエスト内のイベント をより把握しやすくなり、UserHappyを届けるスピード をさらに早くできる。