年々ランサムウェアの被害は増加しており、日本国内でも毎年多くの企業が被害を受けているのが現状です。
近年では多くのランサムウェア攻撃が、運用環境のデータだけでなくバックアップデータも狙っており、いざリストアを行おうとした際に、バックアップデータがランサムウェアによって使用できなくなっているようなケースもあります。
そのため単にバックアップを取得するのではなく、外部からバックアップデータが削除・変更されないようなバックアップ構成を行うことが重要となってきます。
ランサムウェア対策を意識したバックアップ構成としては、クラウドオブジェクトストレージへのバックアップデータの保存が挙げられます。クラウドオブジェクトストレージは利用開始までの手間もかからず、保存したデータに不変性を付与することができるため、ランサムウェアへの有効な対策として幅広く利用されています。
物理・仮想・クラウド環境のデータ保護をサポートしているバックアップソフトVeeamと、クラウドオブジェクトストレージWasabiの連携について、構成例などを中心にご紹介します。