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2025年 コミュニティ×ビジネスのリアル_Mitz

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October 10, 2025

2025年 コミュニティ×ビジネスのリアル_Mitz

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  1. 遊び⼼のない話をしにきました コミュニティ企画‧推進‧運営が本職です 元エンジニア / コミュニティ作業もテック導⼊が基本 データ活⽤を重視するスタイル コミュニティ運営者を集めたギルドを作りました 実績 • 50以上のコミュニティを運営してきた

    • 900回以上コミュニティイベントを主催してきた • 毎⽉10本以上のコミュニティ関連noteを執筆 • 200名以上のコミュニティ推進者の相談‧1on1にのってきた コミュニティの専⾨家が実際の経験に基づいた 全く⾯⽩くないガチな話をします。
  2. 私たちが本当にやるべきこと 1 知る 多くの施策を知る 2 分析 ⾃社(状況、⽂化、⼈材)、市場、顧客を把握する 3 選択 何が最もマッチするのかを選択する

    4 戦略 ⽬的達成までの道筋を描く 5 施策 具体的なアクションに落とし込む コミュニティは、選択肢の1つでしかありません。
  3. 「関⼼」「ファン」じゃ考慮不⾜ ② 難しいTIPS話 参加者 求める価値観は参加者によって異なる 「情報が欲しい」「教えたい」「楽しみたい」...etc 1つの軸では捉えられない コミュニティ 様々な価値観が集まることを 理解したうえで、

    場の⽅向性を⽰し、舵を取る必要がある 参加者を「深層的ダイバーシティ」(価値観、経験、教育、考え⽅、ライフスタイル など)の違いで分析したことはありますか? 多様性というワードは誰でも聞いたことがあるはず。 多くの⼈が集うコミュニティでは当然さまざまな価値観が存在するので「多様性」を考える必要がある。
  4. 参加者=関⼼層やファンだけじゃない 参加者の「軸」求める「価値観」は 8種類 関⼼軸 特定テーマやジャンルの情報 に対する関⼼‧知的好奇⼼ 共感軸 想いや理念やストーリー への共感‧共鳴を求める 成⻑軸

    実践的な知識の習得や スキルアップをしたい 貢献軸 ⾃分の知識や経験を 誰かのために使いたい 交流軸 ⼈とつながりたい‧会話を したい 居場所軸 安⼼していられる場所や 空間がほしい 相互⽀援軸 助け合いたい‧知識を 交換したい 娯楽軸 楽しみたい‧趣味を 楽しく共有したい 実際にコミュニティ参加者を本気で観察すると、 1つの「軸」では捉えきれないことに気付きます。 参加者の“多様な価値観”の理解なくして参加者に寄り添えますか?
  5. コミュニティ=「関⼼」ではザックリ過ぎる… コミュニティの⽬指す⽅向「志向」は7種類ある 1 情報志向 情報収集‧共有、ナレッジの蓄積が⽬的 (例:技術フォーラム) 2 共感志向 想いや価値観、ストーリーへの共鳴が核 (例:推し活グループ)

    3 成⻑志向 スキルアップや学習がメイン (例:◦◦勉強会) 4 貢献志向 他者や社会への貢献が⽬的 (例:初⼼者⽀援チャンネル) 5 交流志向 「⼈とつながる」ことが⽬的 (例:ビジネス交流会) 6 居場所志向 ⼼理的安全性が最重要 (例:当事者コミュニティ) 7 娯楽志向 遊びや趣味、エンタメが中⼼ (例:ゲーム実況グループ) 「さまざまな参加者(多様な軸)」を率いて 「コミュニティの志向」に沿って運営していく。 「志向」を意識しないと「⽬的」がブレやすい。 複数の志向が混在する 複合型が⼀般的
  6. 参加者は「コミュニティ内の活動量‧発信量」だけでは測れない 参加者「関与‧貢献段階」8つの種類 リーダー メンバーを牽引する存在 オーディエンス 受動的に活動する観察層 イノベーター ⾃⾝や⾃社の⽬的に繋がる価値を 創造する シーカー

    ⽬的達成‧成果を⽬指し模索中 アンバサダー 価値をコミュニティの外部に伝える 発信者 リスナー 外部発信はせず学習‧準備を進める 潜伏層 コアカスタマー 売上やブランド価値に直接寄与する 重要顧客 サポートカスタマー 間接的に貢献し、将来性を持つ顧客
  7. まとめ コミュニティ運営の留意点 • コミュニティは万能薬ではない。安易な期待は禁物。 • 「どうやるか」の前に「本当にやるべきか」を問う。 • コミュニティは⽬的ではなく、事業成果を出すための「⼿段」の1つ。 • 他の施策と並べて考え、⾃社に最適なものを「選択」するプロセスが重要。

    コミュニティ分析のポイント • コミュニティには7つの志向がある • 参加者には8つの軸‧価値観がある • 参加者の関与‧貢献は8つに分かれる 聞き⾜りない‧もっと知りたい!という⽅は お気軽にお声掛けください!1on1 も⼤歓迎! 最後までご清聴 ありがとうございました!