概要 15
何かを予測するとき予測値だけでなくその予測がどれだけ不確かなのか
もほしいことがある。判断を誤ると致命的なドメインでは重要。
ニューラルネットでも予測の不確かさを扱おうという研究は色々なされ
てきた [17, 47, 55, 60]。
しかし、時空間データの予測の不確かさをどう扱うべきかという研究は
あまりなされてこなかった。
そこで、色々なドメインの時空間データ (PM2.5, Traffic, COVID-19)
を用いて、どのような手法が適するか検証した。
• PM2.5: グリッド状データ
• Traffic, COVID-19: グラフ状データ
結果、以下のことがわかった。
• 平均値の予測の観点では確率的勾配MCMCが安定した性能を示す(点
予測の手法よりも)。
• 95%信頼区間(MIS: 平均インターバルスコア)の観点ではMIS回帰や
分位点回帰が有利だった。