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Cold-boot-attack-20181003.pdf
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hiro
October 03, 2018
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Cold-boot-attack-20181003.pdf
hiro
October 03, 2018
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Transcript
コールドブート攻撃 ~BIOSパスワードだけで大丈夫?~ 第18回セキュリティ共有勉強会@マネーフォワード 2018/10/03 ねこさん⚡(@catnap707)
アジェンダ 1 物理的なセキュリティ 2 ノートPCのセキュリティレベル 3 コールドブート攻撃とは 4 BIOSのセキュリティ解除 5 まとめ 2 ▪参考情報 ・コールドブート攻撃のリスクを軽減するための推奨事項 -
Sophos https://community.sophos.com/kb/ja-jp/121224 ・コールド ブート攻撃やその他の脅威に対し BitLocker で強化する - Microsoft https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2012/06/26/bitlocker-12/ ・BitLocker のセキュリティに関する FAQ - Microsoft https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/security/information-protection/bitlocker/bitlocker-security-faq ・ほぼ全ての最新ノートPCに脆弱性、コールドブート攻撃で情報盗まれるおそれ - ZDnet https://japan.zdnet.com/article/35125617/ ・ノートPC情報漏えい対策のポイント -@IT http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0409/09/news104.html ・先週のサイバー事件簿 - PCのスリープモードが危ない!? https://news.mynavi.jp/article/20180926-security/ ・わずか4分でノートPCへ物理的にアクセスしてハッキングするムービーをセキュリティ会社が公開 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180724-laptop-firmware-backdoor-install/ ・セキュリティチップ(TPM)について https://jpn.nec.com/products/bizpc/performance/security2.html
3 物理的なセキュリティ ▪パソコンから情報を窃取する手法 ・IDとパスワードによる成りすまし(被害者が居ない隙を狙う) ⇒OS側に痕跡が残る(デジタルフォレンジックで犯行日時が分かる) ・ストレージが暗号化されていない場合、USBデバイスでブート ⇒Linuxでブートし、ターゲットのWindowsの内蔵ストレージをマウント 内蔵ストレージを丸ごと別の外付けHDDに物理コピー Windowsを起動していないので痕跡が残らない(後からバレない) ▪盗難されたパソコンからの情報漏えい
・ストレージを暗号化しておく ⇒コールドブート攻撃で暗号鍵を窃取 (電源断してから時間が経っていれば鍵は消滅) ・BIOSでブートパスワードを設定する ⇒ハードウェア的にBIOSパスワードをクリア
4 ノートPCのセキュリティレベル ▪WindowsのノートPCにおける保護レベル PCの起動の防止 ストレージからの 読出し防止 BIOSの設定変更 パワー・オン・パスワード (BIOSパスワード) 〇
× × HDDパスワード 〇 △ (ツールで解除可) × スーパーバイザー・パ スワード(マシン・パス ワード) × × 〇 BitLockerによるスト レージ暗号化 △ (要PIN設定) 〇 × セキュリティワイヤー × × ×
5 BIOSのセキュリティ設定 ▪BIOSで設定できるセキュリティ ・パワー・オン・パスワード(BIOSパスワード) 電源投入時にパスワード入力を要求することで、パスワードを知らな ければ起動させないことができる。(ストレージを取り出してデータを吸 い出すことは防止できない。対策として、別途、暗号化が必要。) ・HDDパスワード 機種によってはHDD自体にパスワードを設定することが可能。HDDそ のものをロックするので、別のコンピュータに接続しても認識せずデー
タを読み出せない。(ツールによって解除される可能性がある。) ・スーパーバイザー・パスワード(マシン・パスワード) 管理者パスワードと呼ばれる。このパスワードを知っていれば上記の パスワードを解除できる。このパスワードを知らない場合は、BIOS設定 を変更できない。例えば、ブートデバイスの順番を変更させないことが できる。
6 コールドブート攻撃とは(1/2) ▪コールドブート攻撃(2008年にプリンストン大学が報告) ストレージを暗号化している場合、復号のためにメモリ内に暗号鍵が 保存されている。スリープモードやスタンバイ状態から保存されている 暗号鍵を取り出し、暗号化されたストレージのデータを窃取する攻撃。 ※電源を落とした直後でも10秒間ぐらいはメモリに保持される。 (メモリモジュールを冷やすともっと長時間保持される。) ▪コールドブート攻撃に対する対応(2012年ごろ) 2008年の報告を受け、OSベンダーは「スリープ前
にメモリ内の情報を上書き」「モダンスタンバイ(コネ クトスタンバイ)状態※では、ファームウェアが外部 からの物理メモリアクセスから保護」するように改修。 ※スリープ状態でも無線LANに接続し続ける機能
7 コールドブート攻撃とは(2/2) ▪コールドブート問題の再来(2018年8月にF-Secureが報告) 前述の改修によって一旦は収束したと思われたコールドブート問題。 F-Secureが「スリープ前にメモリ内の情報を上書きするプロセスを無 効にする手法を発表」 ・ほぼすべてのノートPC/デスクトップPC、WindowsとmacOSの両方が 影響を受ける。 ・対策の1つとしてはPCをスリープさせずシャット ダウンし、Windowsの起動時にWindowsの暗号化
機能「Bitlocker」のPIN(暗証番号)を毎回入力。 ・なお、Appleは、「T2」チップを使用した全ての デバイスはこの脆弱性の影響を受けないと述 べている。(iMac Pro/MacBook Pro 2018)
8 コールドブート攻撃のイメージ(1/2) ▪どのように攻撃を実施するのか ①ターゲットの PC を強制的に再起動 ②攻撃ツール入り起動用 USB メモリを挿して起動 ③攻撃ツールがメモリ上の
BitLocker のアクセスキーを読み取る ④読み取ったキーを使って BitLocker の対象のディスクを読み取る ※ターゲットによっては予めメモリの上書き処理を無効化するファーム ウェアを物理的に書き換える必要がある(4分程度で書き換え可能)
9 コールドブート攻撃のイメージ(2/2) ▪ファームウェアの書き換え ・置きっぱなしPCへの攻撃は、「Evil Maid Attack(悪意あるメイド攻撃)」 とも呼ばれます。(ホテルの部屋に自由に入れるのは客室係(メイド)に 限られることから) ・わずか4分でノートPCへ物理的にアクセスしてハッキングするムービーをセキュリティ会社が公開 -
GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180724-laptop-firmware-backdoor-install/ ・BIOSのチップに直接接続してファームウェアを書き換える。 ・このデバイスはインターネットで285ドル(約3万2000円)で購入でき、 バックドアをしかけるプログラムもGitHubで配布されている。
10 BIOSのセキュリティ解除 ▪BIOS設定のクリア手法 ・BIOS設定が保存されたCMOS(揮発性メモリ)のバッテリーを外す。 ・CMOSのジャンパーピンやランドをショートする。 [CLR_RTC]、[CLR_CMOS]、[CLRTC]など ※ノートPCには無いことも ・ComsPwdツールでBIOS設定をクリアする。(WindowsかMS-DOSが 起動してログインできている必要がある。) ・Ultimate
Boot CDからブートしてComsPwdツールを実行する。 (USBデバイスからブートするように設定されている必要がある。 スーパーバイザー・パスワードは別のFlash(不揮発性メモリ)に 保存されており、クリアできない可能性が高い。) ・CmosPwd(CMOSをクリアできるツール) https://www.cgsecurity.org/wiki/CmosPwd ・Ultimate Boot CD(UBCD) http://www.ultimatebootcd.com/
11 TPMによる暗号鍵の保護 ▪TPM(Trusted Platform Module) ・ビジネス向けPCでは、TPMという信頼性の高いモジュールを搭載し ている場合があります。(セキュリティチップとも呼ばれます。) ・TPMに対応したPCでは、ストレージの暗号鍵をストレージ内に保存せ ず、TPMのチップ内に保存することでセキュリティを高めています。 ・Infineon社
TPM(セキュリティチップ)ファームウェアにおける脆弱性についてついて https://jpn.nec.com/products/bizpc/info/news/inf_tpm_vul.html ※TPMから読み出された暗号鍵は復号のためにメモリ上に展開され るため、コールドブート攻撃に対しては脆弱です。
12 まとめ ◆WindowsのBitLockerなど、OSが提供する 暗号化設定を。 (くれぐれもパスワードは忘れないように) ◆TPM(Trusted Platform Module)対応のPC の場合は有効に。 ◆BIOSでUSBデバイスからの起動は禁止。
◆スーパーバイザーパスワードを設定して、 ブートデバイスの順番を変更されないように。
ご清聴ありがとうございました。 13