July Tech Festa 2019 #JTF2019
極める︑の調和教える伝えるYutaka IchikawaAP Communications Co., Ltd.July Tech Festa 2019
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プロフィールName : Yutaka IchikawaTwitter : cyberblack28Hatena Blog : https://cyberblack28.hatenablog.com/SpeakerDeck : https://speakerdeck.com/cyberblack28JobEducational Solution ArchitectDeveloper Advocate / Technical EvangelistInfrastructure EngineerFrontend EngineerCommunity & CertificationPublications#deepcn#rancherjpCKA KCM100CKAD2018 2019
Letʼs StartCloud NativeAP Communications Co., Ltd
アジェンダ1. 「極める、伝える、教える」の定義2. 調和を志す経緯3. 調和への挑戦4. 調和の先に描いていること
「極める、伝える、教える」の定義
調和への挑戦極める = エンジニアとして技術を極める伝える = エバンジェリスト・アドボケートとして技術を提唱する教える = 技術教育者として技術を教える
調和を志す経緯
調和を志す経緯2003 〜 2008フロントエンドエンジニア
調和を志す経緯2009 〜 2017フロントエンドエンジニアとインフラエンジニア
調和を志す経緯2008 ~ 2016インフラエンジニア、フロントエンドエンジニアとして受託、SIerな⽇々
調和を志す経緯暗黙の⾔葉「できます、やります、がんばります!」
調和を志す経緯主なドキュメントExcel⽅眼紙
調和を志す経緯暗黙の⾔葉「4K = きつい、帰れない、給料安い、結婚できない!」※悪までも私的な表現です。。
調和を志す経緯どんなに⾟くても無遅刻無⽋席!!
調和を志す経緯課 題⽬先の案件対応に追われ、新しい技術をキャッチアップできない• 勉強会、ミートアップ、セミナー、カンファレンスなどに参加できない• 残業や⼟⽇無しのケースもあると⾃宅学習時間がそもそも取れない• 先に進む⼈を横⽬に不安が募り、精神上良くない
2017〜2019フロントエンドエンジニア & インフラエンジニアエバンジェリスト・アドボケート調和を志す経緯
2017〜2019技術教育者調和を志す経緯https://www.tokyo-ec.ac.jp/
調和を志す経緯暗黙の⾔葉「⼈に説明、教えることができて、初めて⾃分が理解している」
調和を志す経緯課 題 1プロダクション環境での経験があるものについては実績に基づいた提唱や教育をできるが、実績のないものについては知識の伝達になってしまう。
調和を志す経緯課 題 2案件をやりだすとそれはそれで得られるものあるのは事実だが、SIer時代の課題を繰り返すこともある。。
調和を志す経緯エンジニアとしてプロダクション環境で実績を積みながら技術を極め、それをエバンジェリスト・アドボケートとして提唱して、技術教育者として教育に変えられないか?
AdvocateEvangelistTechnicalEducatorEngineer技術者としての⾃分技術教育者としての⾃分提唱・主張者としての⾃分MAGI SYSTEM調和を志す経緯
調和への挑戦
調和への挑戦2018.6 〜 2019.11までを振り返ってみる
調和への挑戦エンジニアとしての⾃分1.クラウドネイティブ案件を3ヵ⽉3.クラウドネイティブ技術コンサル⽀援2.クラウドネイティブPOC案件
調和への挑戦エンジニアとしての⾃分4.資格取得CKA KCM100CKAD Linux+
調和への挑戦CKA/CKADを少しだけ深堀
調和への挑戦Cloud NativeKubernetes
調和への挑戦VirtualMachineBareMetalKubernetesContainer
調和への挑戦Kubernetes is becoming the Linux of the cloudby Jim Zemlin (The Linux Foundation)
調和への挑戦Platform for PlatformX as a Service foundationDatabase , Serverless , ML … as a Service on Kubernetes
調和への挑戦Kubernetes Native
調和を志す経緯何から始めたらよいのだろうか?
調和への挑戦Certified Kubernetes Administrator (CKA)CNCFが主催するkubernetesの資格です。トレーニングコースと試験料合わせて$499、トレーニングコースのみ$299、試験のみ$300となっています。試験は、Webカメラで試験官が監視のもと⾏われます。そのため⽇本で受験できます。トレーニングコースは、Webブラウザを利⽤したEラーニングです。クリエーションラインさんの⽇本語トレーニング!!(https://www.creationline.com/lab/21622)Certified Kubernetes Application Developer (CKAD)
調和への挑戦KubeCon CloudNativeCon EU 2019http://bit.ly/kubecon2019eu_cka1http://bit.ly/kubecon2019eu_cka_m1http://bit.ly/kubecon2019eu_cka2http://bit.ly/kubecon2019eu_cka_m2
調和への挑戦項⽬ CKA CKAD試験範囲• Application Lifecycle Management 8%• Installation, Configuration & Validation 12%• Core Concepts 19%• Networking 11%• Scheduling 5%• Security 12%• Cluster Maintenance 11%• Logging / Monitoring 5%• Storage 7%• Troubleshooting 10%• Core Concepts 13%• Configuration 18%• Multi-Container Pods 10%• Observability 18%• Pod Design 20%• Services & Networking 13%• State Persistence 8%トレーニング Kubernetes Fundamentals (LFS258) Kubernetes for Developers (LFD259)試験時間 3時間 2時間設問数 24 19合格ライン 74% 66%※2019年12⽉現在
調和への挑戦リソース kubectl run --image= --restartフラグ --scheduleフラグdeployment kubectl run --image=pod kubectl run --image= --restart=Neverjob kubectl run --image= --restart=OnFailurecronJob kubectl run --image= --restart=OnFailure --schedule="* * * * *"時間が勝負なので、「kubectl run」を利⽤して、リソースを作成したり、マニフェストファイルの⽣成を⾏うことをお勧めします。
調和への挑戦1.Nginx Podのマニフェストファイルを作成$ kubectl run nginx --image=nginx --restart=Never -o yaml --dry-run > nginx.yaml2.Nginx Podを作成$ kubectl create -f nginx.yaml3.Nginx Podの確認$ kubectl get podsNAME READY STATUS RESTARTS AGEnginx 1/1 Running 0 5m40s4.Nginx Podを削除$ kubectl delete -f nginx.yamlNginx Pod を作成から削除まで実⾏してみましょう!!
調和への挑戦https://linuxacademy.com/1. Linux Academy のCKA対策コースを受講しました。2. kubernetes-the-hard-way でツールを使わずにKubernetesクラスタを作成https://github.com/kelseyhightower/kubernetes-the-hard-way3. CKAD-exercises の問題を⼿に馴染むまでやりこみました。https://github.com/dgkanatsios/CKAD-exercises4. Udemyのコースを利⽤しました。「Kubernetes Certified Application Developer (CKAD) with Tests」
調和への挑戦参考書籍 〜DockerからKubernetesまでカバー〜
調和への挑戦参考書籍 〜Kubernetesの詳細から実践運⽤をカバー〜
調和への挑戦CKA/CKADを取得による KubeCon + CloudNativeCon 参加時にメリットRegister Badgeに記載されます。(知る限り2019NAから)Certified Tシャツが貰えて、Tweetしてくれます。(知る限りNA限定)
調和への挑戦技術教育者としての⾃分1.東京電⼦専⾨学校 ⾮常勤講師2.トレーニング講師• Linux 講義 約100名• 仮想化・クラウド講義 約50名• Japan Container Days 約35名• CloudNative Days Tokyo 約35名• CloudNative Days Fukuoka 約10名• 企業様向けプライベートトレーニング 全3回 約40名
調和への挑戦エバンジェリスト・アドボケートとしての⾃分1.コミュニティ活動#deepcn #rancherjp#kujiraya登壇、ハンズオン講師、運営など
調和への挑戦技術コミュティについて少しだけ深堀
調和への挑戦昨今のクラウドネイティブ界隈の状況は、パブリッククラウドが騒がれ始めた時期によく似ています。クラウドの時代にはコミュニティがエンジニアの成⻑を⽀えていくのではないかこの記事のクラウドの部分をクラウドネイティブに置き換えると当てはまります。Publickey 2014年2⽉21⽇
調和への挑戦クラウドネイティブ関連の技術は、社内や仕事を通して学べる範囲を超えている!!• 会社の上司が、こうした新技術を包括的に教えてくれますか?• クラウドネイティブにおけるDev/Ops,BigData,Machine Learning,IoT等、多岐にわたる分野を教えられる⼈はいますか?• 「できます、やります、頑張ります!」に限界がありませんか?
調和への挑戦“社内に⼀⼈でも最新の技術をキャッチアップして、実践して、反映できる⼈がいれば良いのですが、現状のIT企業、特に中⼩企業や最新技術とは縁遠い部署などでは、最新技術のキャッチアップや技術取得、社内育成において困難な状況にあります。”実際の声
調和への挑戦クラウドネイティブ時代の様々な技術を学ぶために社外へ出て⾏き、情報収集、情報発信、情報共有を実践してスキルアップや社内にフィードバックして育成を計る。コミュニティがエンジニアの成⻑のための⼤事な場所に• 国内外カンファレンス• ミートアップ• 勉強会• もくもく会• ハンズオンイベント• ハッカソン• アイディアソン• コミュニティ運営• 技術書籍• メーリングリスト• 技術ブログ• SNS(Twitter,Facebook等)• Slack• Qiita• 技術系動画(Webiner含む)の閲覧、配信(YouTube、CrashAcademy等)• 執筆(IT系の情報雑誌、技術書典の出展)イベントへの参加 情報収集、発信、共有
調和への挑戦• Meetup(懇親会含む)の開催(札幌、名古屋、東京、⼤阪、京都、神⼾、広島、岡⼭、福岡、沖縄)• 定期的なもくもく勉強会、ハンズオン勉強会の開催• SNS活動(Facebook,Twitter,Youtube)• Slack活動• イベント出展(オープンソースカンファレンス、JapanContainerDays、CloudNative Days Tokyo)#rancherjp
調和への挑戦参加者のメリット参加者のデメリット• 最新技術、事例等のキャッチアップ• ⼈とのつながり• 社内フィードバックからの育成• レベルが⾼すぎて、ついて⾏けない
調和への挑戦“最新の技術をどんどん取り⼊れて、実践している⼈達の話は参考になりますが、レベルが⾼くてついていけない。結局何から始めてよいのか分からない。”“⼊⾨者向けのハンズオン勉強会は、⼊りやすく、有識者に質問や相談することができるので⾮常にありがたい。⾃分のスキルアップだけでなく、社内へのフィードバック、育成への良いきっかけとなる。”⼀部の声
調和への挑戦#kujirayaくじらやDocker ⼊⾨ハンズオン勉強会札幌、東京、名古屋、⼤阪、京都、神⼾、広島、岡⼭、福岡、沖縄全29回 1年 約400⼈ 無料
調和への挑戦⼼の奥底にある声“できる⼈に教わりたい、学びたい、⼀緒にやりたい”
調和への挑戦登壇者のメリット登壇者のデメリット• プレゼンテーションスキルの向上• 資料作成における技術スキルの向上• 労⼒をかけても知識も時間もあげるだけで終わってしまう• アウトプットばかりしているとインプットする時間を失う
調和への挑戦実際にCloudNativeプロダクトを本番環境で利⽤している⽅々とのディスカッションをメインとしたコミュニティ現場の課題や解決⽅法など熱い議論が繰り広げられます。参加者全員が情報を持ち帰ることができる。
調和への挑戦http://bit.ly/cyberblack_origin3:09:25https://dockerjp.connpass.com/event/26538/2016年3⽉5⽇(⼟) 初登壇(LT)
調和への挑戦エバンジェリスト・アドボケートとしての⾃分2.海外カンファレンスへの参加情報収集とコミュニケーション
調和への挑戦海外カンファレンスについて少しだけ深堀
調和への挑戦海外カンファレンスの楽しみ⽅ 〜情報収集〜情報収集においてはある程度事前に的を絞っておくと良いと思います。• 参加するセッションのテーマを決める(新しい技術、事例、カテゴリ(DevOps、Observability、Network、Storageなど)など)• 帰国後に社内外でのRecapを念頭に置いてどう絞るかを検討する• ⾃分の仕事と関わる内容のセッションを検討する
調和への挑戦• 11/27 CloudNative Days Kansai 前夜祭 • 12/10 Cloud Native Meetup Tokyo• 12/19 エーピーコミュニケーションズ Advent Calendar 2019• 12/18 Advent Calendar Kubernetes 2019タイトル:Recap: All of Vitess at KubeCon NA 2019タイトル: CNCF Sandbox Project Longhornタイトル: CNCF Sandbox Project Longhornタイトル: KubeCon CloudNativeCon NA 2019 Recap "Submariner"https://speakerdeck.com/cyberblack28/cncf-sandbox-project-longhorn
調和への挑戦海外カンファレンスのセッションって、後⽇動画でアーカイブされるからそれを⾒えれば良いのでは?⾼い出張費をかけて⾏く意味あるのかな?
調和への挑戦海外カンファレンスの楽しみ⽅ 〜コミュニケーション〜国内外のたくさんの⼈が集まるカンファレンスではたくさんの出会う機会があります。• ワークショップやディスカッションなどに参加してみる• 登壇者に個別に質問してみる• 各企業のブースに訪問して話してみる• ⽇本交流会などにも参加してみる
調和への挑戦⽇本からの参加者との親睦を深める!!
調和への挑戦⽇本から参加している⼈達との交流の場https://kubecon-jp.connpass.com/
調和への挑戦海外カンファレンスでは、実は⽇本から参加している⼈との親睦を深めるチャンスが多くあります!!そしてそれが重要です!!
調和への挑戦海外カンファレンスの楽しみ⽅ 〜観光〜会社のご都合もあると思いますが、可能であれば観光の時間も予定しておくと良いと思います。• カンファレンスで親しくなった⼈と⼀緒に⾏ってみる• 海外のテック企業に⾏ってみる• 現地の⾷を楽しむ• まさに観光してみる• カンファレンスのAttendee Partyなどを利⽤する
調和への挑戦エバンジェリスト・アドボケートとしての⾃分3.連載記事、書籍の執筆2018 2019
調和への挑戦知 財
調和への挑戦エバンジェリスト・アドボケートとしての⾃分4.カンファレンス、MeetupなどのセッションやLT登壇• Azure Tech Lab• Cloud Native Meetup Tokyo• Cloud Native JP Kansai• Cloud Ntaive JP Hiroshima• Cloud Native JP Tokyo• CloudNative Days Tokyo• CloudNative Days Fukuoka• CloudNative Days Kansai• Container SIG Meet-up• DEVLOVE in APC• DEVLOVE X• Docker Workshop (全国)• Docker Meetup Tokyo• Japan Container Days• July Tech Festa 2019• Kubernetes & Cloud Native Meetup• Prometheus Tokyo Meetup• Rancher Meetup (全国)• Rancher Workshop (全国)• Rancher Day• TECH ✖ CHORUS NIGHT• 海外カンファレンスってどんな感じ?
調和への挑戦そのモチベーションって、どこから来るんですか?
調和への挑戦OSSを中⼼とする技術を愛する気持ちと底知れぬ学習欲!!駆り⽴てる根源は、エンジニアとしての焦り⼼の中に潜む負けず嫌いな気持ち!!
調和への挑戦できないからこそ、⼈の何倍も頑張る知的好奇⼼が赴くままに
調和への挑戦約⼀年で調和は取れていたのか?エンジニア10%エバンジェリスト・アドボケート60%技術教育者30%⽐率エンジニア エバンジェリスト・アドボケート 技術教育者
調和への挑戦何となく調和をとる秘策を考える• 現場は⽀援レベルにとどめる• 登壇における出張や頻度をもう少し下げる• 期間で区切ってみる• チームプレーを意識して属⼈化を下げる
調和への挑戦そして課題• アウトプットばかりでインプットの時間が取れない• 教えを施しているだけな気もする(あげるだけ。。)• そもそもSIでやることにおける限界?• マネタイズ的要素ってある?• クラウドネイティブ技術ってエンジニア不⾜、それを教える⼈はもっと不⾜してるよね?(専⾨学校はほぼ皆無に近いかも?)• 体⼒持つ?
調和の先に描いていること
調和の先に描いていることこの3要素を調和した職種を⽣み出す
調和の先に描いていることDeveloper EducationsDevEdu
調和の先に描いていることエンジニア、エバンジェリスト・アドボケート、技術教育者、それぞれをって中途半端ではないか?
調和の先に描いていること元々⼈間としても中途半端なので、⼀層のこと中途半端を⽣涯かけてやってみる
Weʼre hiring !!@akira6592TechnicalEvangelistAnsibleAccelerationPartner Program
こうした私事が皆様の何かに響いて、お役に⽴つことができたら幸いです。ありがとうございました!!