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データサイエンティストの業務変化

 データサイエンティストの業務変化

データサイエンティスト協会では、一般(個人)会員向けのショートリサーチを定期的に実施しています。今回は、生成AIも登場し普及してきた直近3年における、データサイエンティストの業務内容の変化について調査しました。

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  1. Copyright © 2025 The Japan DataScientist Society. All Rights Reserved.

    調査の目的 3 直近3年における、データサイエンティストの業務内容の変化に ついて調査し、生成AIの普及など技術・社会の動きによる データサイエンティストの業務への影響を考察する。
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    調査の概要 ⚫ 調査概要 – 調査対象者: 現在、データサイエンスティストとして働いている方( DS協会 一般会員) – 調査日: 2025年7月1日(火)~7月14日(月) – 回収数: 161 4 アンケートURLをDS協会一般(個人)会員にメールで送信し、任意回答いただく
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    # 設問 選択肢 1 あなたの性別をお知らせください 男性 / 女性 / 無回答 2 あなたの年齢をお知らせください ~19歳 / 20~24歳 / 25~29歳 / 30~34歳 / 35~39歳 / 40~44歳 / 45~49歳 / 50~54歳 / 55~59歳 / 60~64歳 / 65~69歳 / 70歳~ 3 直近3年間で、あなたがデータサイエン ティストとして時間を割いている業務領域 を3つまで選択してください ・課題定義・アプローチ設計(ビジネス要件整理/分析方針立案) ・データ取得・前処理(データ収集、ETL、クレンジング) ・モデリング/アルゴリズム開発 ・モデル評価・可視化・インサイト提示 ・MLOps・本番運用実装(CI/CD、監視、再学習) ・生成 AI/AI 利活用(LLM 活用、ファインチューニング等) ・ガバナンス・AI 倫理/権利保護対応 ・プロジェクト/組織マネジメント ・その他(自由記述) #4:最も重要度が上がったと感じる領域はない #5:最も重要度が下がったと感じる領域はない 4 直近3年間で、ご自身のデータサイエン ティストとしての業務における重要度が “最も上がった”と感じる業務領域を教えて ください 5 逆に、直近3年間で重要度が“最も下がっ た”と感じる業務領域を教えてください 6 業務やスキル要件が変化した主な要因は何 だと思いますか? ・生成AIなどの新技術の登場 ・業務の自動化・効率化の進展 ・組織体制や役割の変更 ・顧客ニーズやビジネス要件の変化 ・法規制やガバナンスの強化 ・社内教育・研修の影響 ・自身のキャリア志向の変化 ・その他(自由記述) 設問 5
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    ショートリサーチの結果 サマリ 6
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    回答者の属性 7 男性が89%、30~50代 が中心層 会員向け調査と同等の結果 Q1. あなたの性別をお知らせください Q2. あなたの年齢をお知らせください (N=161,SA) (N=161,SA) 143名 16名 2名 88.8% 9.9% 1.2% 0名 20名 40名 60名 80名 100名 120名 140名 160名 男性 女性 無回答 1名 1名 9名 14名 29名 23名 25名 26名 14名 12名 5名 2名 0.6% 0.6% 5.6% 8.7% 18.0% 14.3% 15.5% 16.1% 8.7% 7.5% 3.1% 1.2% 0名 5名 10名 15名 20名 25名 30名 35名
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    データサイエンティストが時間を割いている業務 8 Q3. 直近3年間で、あなたがデータサイエンティストとして時間を割いている業務領域を3つまで選択してください もっとも時間を割いているのは課題定義・アプローチ設計 データ取得・前処理、生成AI/AI利活用が続く (N=161,MA) 5名 7名 7名 43名 45名 63名 66名 83名 95名 3% 4% 4% 27% 28% 39% 41% 52% 59% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% MLOps・本番運用実装(CI/CD、監視、再学習) ガバナンス・AI 倫理/権利保護対応 その他 プロジェクト/組織マネジメント モデリング/アルゴリズム開発 モデル評価・可視化・インサイト提示 生成 AI/AI 利活用(LLM 活用、ファインチューニング等) データ取得・前処理(データ収集、ETL、クレンジング) 課題定義・アプローチ設計(ビジネス要件整理/分析方針立案)
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    重要度が最も”上がった”業務領域 9 Q4. 直近3年間で、ご自身のデータサイエンティストとしての業務における重要度が“最も上がった”と 感じる業務領域を教えてください 課題定義・アプローチ設計、生成AI/AI利活用は多いが、 データ取得・前処理は限定的 (N=161,SA)
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    重要度が最も”下がった”業務領域 10 Q5. 逆に、直近3年間で重要度が“最も下がった”と感じる業務領域を教えてください モデリング/アルゴリズム開発の重要度低下が顕著 (N=161,SA)
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    業務やスキル要件の変化要因 11 Q6. 業務やスキル要件が変化した主な要因は何だと思いますか? 生成AIなど新技術の登場が要因として目立つ 業務自動化、顧客ニーズやビジネス要件の変化が続く (N=161,MA) 2名 5名 10名 28名 37名 52名 62名 121名 1% 3% 6% 17% 23% 32% 39% 75% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% その他 社内教育・研修の影響 法規制やガバナンスの強化 組織体制や役割の変更 自身のキャリア志向の変化 顧客ニーズやビジネス要件の変化 業務の自動化・効率化の進展 生成AIなどの新技術の登場
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    まとめ ⚫ もっとも時間を割いている業務領域(N=161,MA) – 課題定義・アプローチ設計(ビジネス要件整理/分析方針立案):95名(59%) – データ取得・前処理(データ収集、ETL、クレンジング) :83名(52%) – 生成 AI/AI 利活用(LLM 活用、ファインチューニング等) :66名(41%) ⚫ もっとも重要度が”上がった”領域(N=161,SA) – 課題定義・アプローチ設計(ビジネス要件整理/分析方針立案):53名(33%) – 生成 AI/AI 利活用(LLM 活用、ファインチューニング等) :51名(32%) ⚫ もっとも重要度が”下がった”領域(N=161,SA) – モデリング/アルゴリズム開発 :53名(33%) ⚫ 業務やスキル要件が変化した要因(N=161,MA) – 生成AIなどの新技術の登場 :121名(75%) 12 ➜ データサイエンティストとして求められる役割は、技術・ニーズに応じて変化している ➜ 生成AI活用の役割の重要度は上がり、自らモデリングを行う必要性は下がった