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20241111_データサイエンティストの応援団の募集と解説(15min版)

 20241111_データサイエンティストの応援団の募集と解説(15min版)

NobuakiOshiro

November 10, 2024
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Transcript

  1. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. お品書き •

    はじめに • データサイエンティストの応援団とは • DSの裾野の広がりの⼀⽅、専⾨⼈材はまだまだ偏りが⼤きい • スポットコンサルによる「ノウハウの循環」 • なぜデータ分析系コミュニティを⽀援するのか • DS系コミュニティのリアル接点の縮⼩への⼤きな懸念 • リアルで開催しようにも、会場確保の問題が⼤きい • アドバイザー側のメリットは? • 知⾒獲得はもとより、副業で収⼊とつながり、移動の⾃由の確保 • 余談:個⼈的には3つの輪 x 「影響⼒」のプラスワン • 結びに • 10年後に東京以外の地元でもデータサイエンスできる世界を⽬指して 私のセッションはどうぞ ご⾃由に撮影・SNS投稿等 されてください
  2. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. ⾃⼰紹介 ⼤城信晃(twitter

    @doradora09) NOB DATA株式会社 代表取締役社⻑ / データサイエンティスト協会九州⽀部 委員⻑ / iU 情報経営イノベーション専⾨職⼤学 客員教員 ・住まい 沖縄 -> 東京 -> 福岡 ・職歴 ヤフー(2009) -> DATUM STUDIO(2015) -> LINE Fukuoka(2017) -> NOB DATA(2018) ・運営コミュニティ ・Tokyo.R(2010-2016) ・2017年〜現在 ・fukuoka.R、PyData.Fukuoka、 オモシロAIごった煮勉強会、ChatGPT部、 AGI福岡、他2つ データ分析系コミュニティの運営を やっていたらDSが本業になった時代の⼈です
  3. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. ご参考:本セッションの45分版 •

    ⽉に2回くらいディスカションをしたいなと思ってますので、ご興味お持ちの⽅ はお気軽にご参加ください ( connpassで「データサイエンティストの応援団」で検索すると出るかと ) https://ds-ouendan.connpass.com/event/336950/
  4. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. データサイエンティストの応援団 •

    こちらは協会活動とは別で、NOB DATAが今回新たに提供する「スポットコンサ ルティング」サービス(ビザスクさんのDS特化版と考えるとわかりやすいかもです) • コミュニティ⽀援、を組み込んだ形が特徴 https://nobdata.co.jp/team/ (アドバイザ) (DS組織化中)
  5. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. DSの裾野の広がりの⼀⽅、専⾨⼈材はまだまだ偏りが⼤きい •

    右の図は2020年頃のDS⼈ 材の求⼈の業種別の分布 • 2024年現在、地域別です とindeedベースでは全体 で22,000件、内訳は東京で 8,000件、⼤阪で900件、 福岡で500件、広島・沖縄 で200件、くらいな状況で す • 特に東京の中堅企業や地⽅ の⼤⼿企業では「データサ イエンティスト」の専⾨職 種が不在なことも多いため、 ノウハウの提供は1つ重要 だと考えています 参考︓https://www.fnn.jp/articles/-/56285 DSの裾野の広がり (⼀種の最前線)
  6. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. DSの裾野の広がりの⼀⽅、解くべき課題の幅も広がっている •

    地⽅でこれからDS組織 を、という場合、必ず しも「⾼度化」が重要 なわけではないです • 個⼈的にはDS組織を作 るには「IT化」及び 「経営陣をいかに説得 するか」のスキルは重 要だと思ってます ( コンサルスキル ) • 担当者のマインドセッ ト周りの理解、も東京 ベースでは読み違える ことが多いです IT : システム化 (5年) PCがあるか / メールアドレスがあるか / 社⽤スマホがあるか / LINE works等があるか / 情シスがいるか、etc.. データ基盤・DSチーム( 5〜10年 ) データ基盤はあるか / データ運⽤チームはいるか / デー タアナリストはいるか / DS⼈材はいるか / 専⾨職制度が あるか / 経験者がいるか / 社内意思決定に関与できるか、 etc.. AIチーム( 3年〜5年 ) 専⾨⼈材がいるか / ビジネスとの接続がで きるか / 内製化するだけの費⽤対効果が出 るか / 定着するか / 中途採⽤できるか / 社 内からのAIへのアレルギーは出ないか、etc..
  7. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. スポットコンサルによる「ノウハウの循環」 •

    データ分析組織の⽴ち上げ期 はDSの有識者が不在な事も 多く、試⾏錯誤が続きます。 そこを解決します。 • 10年選⼿・著者クラスのアド バイザーが1時間のスポット コンサルに⼊ることで、よく ある失敗の罠を回避し、分析 組織の定着を⽀援します • また、⼀⼈のアドバイザーに 固定されないため、各専⾨領 域の意⾒を必要なタイミング でもらう事が可能です https://nobdata.co.jp/team/ (アドバイザ)
  8. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. DS黎明期:2010-2017年ごろまで •

    元々、地⽅にはDSのコミュニティ はあまり多くはなかったのですが、 それでも例えばR⾔語のコミュニ ティであれば10年前(2014年頃)は 札幌、仙台、東京、⼤阪、広島、福 岡などさまざまな場所で開催されて いました (地⽅は主に⼤学の先⽣主 催など。その後Pythonコミュニ ティも広がる) • その場に学⽣もLT(ライトニング トーク)で乗り込み、そこから採⽤ 活動や次期運営メンバーになる、と いう良いサイクルが回っていました。 ( 企業も、勉強会会場・懇親会費⽤ を提供する、というような事も多々 ありました )
  9. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. DS系コミュニティのリアル接点の縮⼩への⼤きな懸念 •

    ⼀⽅で、2019年の新型コロナのパンデミック以来、「リアルでの勉強会」がかな り激減してしまいました。(オンライン化のメリットもある⼀⽅で、弊害も。) • ちなみに最近、福岡や広島、滋賀などでのDS系の学⽣の話を聞くと「そもそも 就職活動するまで地元にはDSの選択肢がないことを知らなかった」「Tokyo.R などの東京の⺠間コミュニティがある事も知らなかった」という状況を観測して まして、かなりこれはまずいな、と思ったのがコミュニティ⽀援に関する動機で す
  10. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. 参考:これだけ減ったリアル開催(福岡、connpassより) 2019年10⽉

    12⽇間で25件 https://connpass.com/calendar/ 2020年10⽉ 12⽇間で4件 2024年10⽉ 12⽇間で14件
  11. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. リアルで開催しようにも、会場確保の問題が⼤きい •

    会議室を20名〜50名規模で確保しようとすると数万円はかかりますが、流⽯に学 ⽣さんや社会⼈とは⾔えポケットマネーで出すのは厳しいと思います。これらを応 援団では⽀援予定です。( 会場費、懇親会費、また講師派遣する場合の旅費交通費 等。逆に、学⽣さんを東京に呼ぶ場合の費⽤に当てても良いかもです ) • また「リアルの勉強会」を⽴ち上げたことのある知り合いもおそらく少なくなって いると思いますので、そのようなエリアでは「⽴ち上げ⽅のアドバイス」も必要に なるかもしれません • このエリアでDSコミュニティを⽴ち上げたい!またはお世話になった地元のコ ミュニティを⽀援したい!という熱い思いをお持ちの皆様、ぜひお声がけください。 売り上げの 50%は アドバイザー へ 売り上げの 25%は 運営へ 売り上げの 25%は コミュニティ ⽀援へ ※数字は⽬安
  12. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. アドバイザー側のメリットについて •

    本業において副業がOKという前提にはなりますが、新たな外部の知⾒獲得、副 業収⼊の獲得、また「アドバイザー同⼠の繋がり」の確保、「⽀援したいコ ミュニティとの繋がりの確保」などがメリットとして挙げられます。 • 収⼊に関してはスポットコンサルの場合、1時間単価で⾒ると50%の分配率でも そこそこコスパは良いかなと思います。 ( 10万で受けた場合、5万円の報酬。2.5万を運営、2.5万をコミュニティへ ) • またある程度の副収⼊があれば⽉1どこか好きな場所に⾶んだり、また場合に よっては「福岡と東京」の2拠点での活動も可能になるかもしれません • 将来地元で独⽴するケースも視野に⼊れている場合、DSのキャリアの選択肢を 広げる意味でもアドバイザー側での参画は学びが多いかと思います。
  13. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. 余談:個⼈的には3つの輪 x

    「影響⼒」のプラスワン • 午前中のスキル定義委員会のセッションでもありましたが、DSのスキルセット の3つの輪、に掛け合わせるなら個⼈的には「影響⼒」かなと思ってます ビジネス⼒ データ サイエンス⼒ データ エンジニア リング⼒ + 影響⼒ • 社内成果 • データ理解 • 業務理解 • ⼈脈 • コミュニティ • 仲間 • LT/登壇 • 書籍/論⽂執筆 • 副業/起業 • ⽀援/投資 • etc..
  14. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. 10年後に東京以外の地元でもデータサイエンスできる世界を⽬指して •

    現時点では、ごく⼀部の企業を除いて本格的にデー タサイエンティストとしてビジネス経験を積もうと 思った場合、まず東京での就職を⽬指すことになり ます • ⼀⽅で、東京で修⾏を終えた後に、地元や好きな場 所でその腕を振るえる環境を構築するためにも、企 業、アドバイザー、コミュニティの3⽅よしが実現 できれば、と思っております。 • ちなみに個⼈的にはDSでもAGIでもさらに先の未 来技術でも、技術は変われども気の合う仲間の皆さ んとワイワイ出来れば良いなと思っております。ひ とまずは各種・各地のコミュニティでデータサイエ ンスを肴に、⼀緒に飲みたいですね。 • もしご興味をお持ちの⽅はNOB DATAの⼤城まで お気軽にお声がけください・・! アンケート
  15. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. Enjoy Data

    Science ..!! 何か個別のご相談やご質問がございましたら [email protected] (NOB DATA問い合わせ窓⼝) までお気軽にどうぞ。
  16. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. NOB DATAとして⽬指している世界観

    10年前 (2010年代) 現在 (2020年代) 10年後 (2030年代) 分析者 コミュニティ (Tokyo.R等) 全国各社のDS コラボ ⾃⾛した各社が 地⽅のDSを リード NOB DATA による各社⽀援 (今ココ) 協会活動 / 執筆活動等 各分析者・スペシャリストの個⼈的な繋がり DSの集合知による 新サービス 企業活性化・海外 に負けない⽇本、 東京に負けない 地⽅ 各⾃の ⾃⼰実現 各社にデータサイエンスやDXのスター⼈材を育て、 お互いを繋ぐお⼿伝い 応援 団 応援 団 応援 団 その先に⽬指す 世界観
  17. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. ノウハウの流通とオープンソースマインドの重要性 •

    我々分析者はR⾔語やPython ⾔語などオープンソース(コ ミュニティ)の恩恵を多⼤に 受けています ( なので、コミュニティ⽀援 は恩返しの側⾯も ) • なおアメリカにおいては、技 術で先⾏していたボストンを シリコンバレーが圧倒したよ うに、「ノウハウの共有」や 「オープンソースマインド」 はその産業全体を盛り上げる 観点では重要だと思います 参考: https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/1609/16/news009_2.html
  18. Copyright © 2024 NOB DATA All Rights Reserved. DS組織構築、は今も昔もこちらがバイブル •

    成果を出すのはもちろん、現状に⽢んじることなく「リスクを取る」というこ とかと個⼈的には解釈しています。影響⼒の拡⼤は必須です。 引⽤元: https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/17/264490/