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ARクラウドがもたらす 未来のAR体験について 軽率に語ろう / lets-talk-about-arcloud-and-feature-technologies

ARクラウドがもたらす 未来のAR体験について 軽率に語ろう / lets-talk-about-arcloud-and-feature-technologies

Piyogrammer Conference 2021 学生LT会でLT登壇した資料です

にー兄さん

December 04, 2021
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Transcript

  1. ARクラウドがもたらす
    未来のAR体験について
    軽率に語ろう
    PiyogrammerConference 2021
    にー兄さん(@ninisan_drumath)

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  2. にー兄さん(@ninisan_drumath)
    - 筑波大学 情報科学類(coins18)
    - HoloLab inc.アルバイト
    - Microsoft Learn Student Ambassadors
    趣味はUnity、ギター、コーヒー、VTuberオタ活
    家のネコがかわいいのが自慢です

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  3. agenda イントロダクション
    ARクラウドの原理とProject TSUin-MI
    おわりに

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  4. イントロダクション

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  5. - 現実の場所に紐づいた
    3D UI(左図は2Dかも)
    - 情報のアノテーション
    現実空間とAR空間は重畳してい
    ても別々に切り離されている
    →現実のどこに表示するのかをコ
    ンピュータに提示するのが難しい
    アニメでよくあるAR表現①
    ソードアートオンライン オーディナリースケール
    トレイラームービーより
    https://youtu.be/kEx6uJeOpMs

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  6. - 現実空間とインタラクティブな
    デジタルオブジェクト
    - 左図は複数人で見ても同じ場
    所に見える仕様
    現実空間はおろか他人のAR空間
    は自分と隔絶されている
    →都市スケールのARマルチプレ
    イはシンプルに難しい
    アニメでよくあるAR表現②
    電脳コイル(『地球外少年少女』特報映像より)
    https://youtu.be/BPXgdELm5g8

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  7. あの日夢見た風景は、一筋縄ではいかない
    - 日常生活スケールで場所に紐づくAR体験は難しい
    - ∵AR空間と現実空間は隔絶されている
    - 机上のAR体験なら画像マーカーなどが使える
    - GPSは手軽だが精度がボトルネック
    - 同様にマルチプレイも楽ではない
    - 実現したら面白そう&需要ありそう

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  8. Q. では諦めるしかないのか

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  9. A. 実はできる

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  10. A. 実はできる
    そう、ARクラウドならね

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  11. ARクラウドの原理と
    Project TSUin-MI

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  12. ARクラウド開発 特徴的な2つの工程
    ・スキャン
    連続画像やLiDARセンサなどにより
    空間を立体的にスキャンしてマップを作る
    ・位置合わせ
    スキャンによって作成したマップと
    現実空間を照合して自己位置推定する

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  13. Visual Positioning System(以下VPS)
    - ARクラウドにおいて位置合わせを行う技術
    - GPSは人工衛星によって緯度経度の位置情報を取得
    - VPSは画像から位置情報を取得する
    - VPSを提供するサービス
    - Azure Spatial Anchors
    - Google Cloud Anchors
    - Vuforia Area Target
    - Immersal
    - (Niantic Lightship ARDK)
    - (Pretia)などなど

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  14. 現実空間とAR空間の位置合わせ
    現実空間
    AR空間
    座標の整合性が
    とれている状態

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  16. Project TSUin-MI
    - 筑波大学を含むつくば市全体のARクラウドを
    構築・活用する営みのプロトタイプ
    - 現状の技術で「どこまで可能か」「何ができるのか」
    を提示することが目的
    - 成果はすべてネットに公開
    https://scrapbox.io/project-TSUin-MI/

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  17. 大学キャンパス内の3Dスキャン

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  18. VPSに関する検証開発・OSS公開
    - Unityサーバーサイド位置合わせパッケージ
    Immersal-Server-Localizer:https://github.com/drumath2237/Immersal-Server-Localizer
    - オフラインマップスキャンツール
    Immersalマップつくる君
    β:https://github.com/drumath2237/immersal-rest-map-constructor
    - ARCore PlaybackAPIを用いたリモートデバッグ検

    https://zenn.dev/drumath2237/scraps/8ad4731e55d693
    - WebAR、HoloLensによる位置合わせの検証

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  19. ARコンテンツのプロトタイプ開発

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  20. おわりに

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  21. まとめ・未来の展望
    - ARクラウド技術は現実とAR空間を結びつける
    3DスキャンとVPSによる位置合わせ
    - 日常生活スケールで展開されるAR体験の向上
    - 今後ARグラスなどが普及し”空間”に対する関心は増していく
    - 適切な体験を得るための空間インフラを拡充
    - まだ社会実装が追い付いてない→草の根でやっていこう

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  22. 参考文献
    Project TSUin-MI:https://scrapbox.io/project-TSUin-MI/
    Immersal:https://immersal.com/
    VPSとは:https://xr-hub.com/archives/22580
    筑波大学情報特別演習:https://kdb.tsukuba.ac.jp/syllabi/2021/GB13312/jpn/

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