Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エンジニアが軽率に趣味から始める、OSS貢献を軸とした個人活動 / oss-contribut...
Search
にー兄さん
June 08, 2025
Technology
0
32
エンジニアが軽率に趣味から始める、OSS貢献を軸とした個人活動 / oss-contribution-as-a-hoby-project
CREATIVE CLUSTER@SHIODOME にて登壇した資料です
にー兄さん
June 08, 2025
Tweet
Share
More Decks by にー兄さん
See All by にー兄さん
軽率にプログラミング言語のシンタックスについて考えてみよう / lets-think-about-programming-lang-syntax
drumath2237
0
40
Babylon.js 8.0のアプデ情報を 軽率にキャッチアップ / catch-up-babylonjs-8
drumath2237
0
140
フォークギター with VFXの 制作を軽率に振り返ろう! / look back fork guitar with vfx
drumath2237
0
29
軽率に始まった Babylon.js勉強会運営の 1年間をふりかえって / look back babylonjs japan activity
drumath2237
0
54
利己的利他、 あるいは軽率2.0に備えよ。 / prepare-for-keisotsu-2.0
drumath2237
0
44
軽率にAndroidXRのJetpack SceneCoreを使って3Dモデルを表示してみる / androidxr-scenecore-3dmodels
drumath2237
0
110
あなたの知らないWebXR Device APIの話を軽率に / about-webxr-device-api-you-dont-know
drumath2237
0
33
UnJSを使って軽率にCLIを作ってみたらめちゃくちゃ便利だった / create CLI with UnJS
drumath2237
4
1.6k
create-babylon-appを軽率にアプデしたい / update create babylon app
drumath2237
1
1.8k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Connect 100+を支える技術
kanyamaguc
0
190
タイミーのデータモデリング事例と今後のチャレンジ
ttccddtoki
6
2.4k
生成AI時代の開発組織・技術・プロセス 〜 ログラスの挑戦と考察 〜
itohiro73
1
440
第4回Snowflake 金融ユーザー会 Snowflake summit recap
tamaoki
1
250
Flutter向けPDFビューア、pdfrxのpdfium WASM対応について
espresso3389
0
130
Glacierだからってコストあきらめてない? / JAWS Meet Glacier Cost
taishin
1
160
ビズリーチが挑む メトリクスを活用した技術的負債の解消 / dev-productivity-con2025
visional_engineering_and_design
3
6.9k
CursorによるPMO業務の代替 / Automating PMO Tasks with Cursor
motoyoshi_kakaku
2
930
American airlines ®️ USA Contact Numbers: Complete 2025 Support Guide
airhelpsupport
0
360
OPENLOGI Company Profile
hr01
0
67k
Oracle Database@Google Cloud:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
0
110
SaaS型なのに自由度の高い本格CMSでサイト構築と運用のコスパ&タイパUP! MovableType.net の便利機能とユーザー事例のご紹介
masakah
0
100
Featured
See All Featured
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
42
7.4k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
48
2.9k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.7k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
14k
Embracing the Ebb and Flow
colly
86
4.7k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
39k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
220k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.4k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
39
1.9k
Code Review Best Practice
trishagee
69
18k
Transcript
エンジニアが軽率に 趣味から始める、 OSS貢献を軸とした個人活動 にー兄さん@ninisan_drumath CREATIVE CLUSTER@SHIODOME
本日の発表資料は後ほど公開します 写真撮影/SNS共有、大歓迎です📸
アジェンダ - はじめに - OSS・OSS貢献とは何か - なぜOSS貢献をするのか - 私のOSS貢献 -
おわりに
はじめに
OSSをご存じだろうか?
私にとってOSS貢献は......
私にとってOSS貢献は...... ”技術の推し活”
本日のお話 「OSS貢献」という趣味活動とその楽しさについて ゴール: - 参加者の皆様に上記について知ってもらう - クリエイターの方も、エンジニアの方も - そしてOSS面白いじゃん!と思ってもらう -
自分がOSS貢献について言語化する機会にする
諸注意 「楽しさ」にフォーカス → 一般的な「OSSとは」とかけ離れている可能性があります 文脈に注意してご覧ください
にー兄さん(@ninisan_drumath) XRメインのソフトウェアエンジニア “Babylon.jsとWebXR Device APIの宣教師” 株式会社ホロラボ Babylon.js勉強会運営 Iwaken Lab. Microsoft
MVP for Developer Technologies
OSS・OSS貢献とは何か
OSS自体に関する情報のソース 主に参照している情報は下記 - オープンソースガイドライン https://opensource.guide/ja/ - What is Open Source
Software (OSS)? https://github.com/resources/articles/software-development/what-is-open-source-software +私見が含まれます
Open Source Softwareとは(字面では) Open = 公開されている Source = ソースコードが Software
= ソフトウェア
どこで公開するのか? 色々な場所がある - GitHub - GitLabなどその他リポジトリホスティングサービス - 自前のホスティングサービス 一番メジャーなのはGitHub エンジニア特有の文化的な側面もある
GitHubのロゴ
コードが公開されていればOSS? (観測範囲で)よく言われる定義ではNo(そうとする定義も見たことがある) → 何が足りない? OSSライセンスに基づき*自由に利用可能である必要がある* - 複製 - 変更 -
再配布 - 商用利用
OSSの例 React https://github.com/facebook/react Python https://github.com/python/cpython Visual Studio Code https://github.com/microsoft/vscode Blender
https://projects.blender.org/blender/blender.git
OSSの例 Reactのリポジトリ
OSSはすごい使われている ソフトウェア開発現場で 「OSSを使っていないプロジェクト」を探すのは困難 とても使われている 近年ソフトウェアの大規模化に伴い OSSが担う役割は重要に
OSS貢献とは OSSプロジェクトに対して、開発や改善に協力すること コードが公開されているから コードの修正ができる → 開発活動 e.g. ) - 機能追加・バグ修正
OSS貢献とは OSSプロジェクトに対して、開発や改善に協力すること コードが公開されているから コードの修正ができる → 開発活動 e.g. ) - 機能追加・バグ修正
- バグの報告 - そのOSSに関する記事の執筆/発表などのアウトプット - そのOSSを使ったOSSを公開 - コミュニティの運営 - ドキュメントの加筆修正
OSS貢献とは OSSプロジェクトに対して、開発や改善に協力すること コードが公開されているから コードの修正ができる → 開発活動 e.g. ) - 機能追加・バグ修正
- バグの報告 - そのOSSに関する記事の執筆/発表などのアウトプット - そのOSSを使ったOSSを公開 - コミュニティの運営 - ドキュメントの加筆修正 コーディング以外の 貢献がある!
私のOSS貢献
Babylon.jsをはじめとするOSSへの貢献 Babylon.jsとは - Webブラウザ上で3Dコンテンツが作れるツール(OSS) - 扱いやすく、自然なAPI設計 - 最新技術を貪欲に機能追加していく勢いの良さ - 10年以上の歴史を持つ
- 主にMicrosoft社のメンバーが中心に開発 私はBabylon.jsが大好きなエンジニアです (他のOSSにも貢献します)
None
コードベースでの貢献 多くはないけどいくつか 一番印象的なのは WebXR機能の仕様策定~実装まで やった時 → ドキュメント加筆・修正も 同様に行ってきた (ドキュメントもOSSな場合がある)
記事の執筆 自分の場合は QiitaやZennといったサービスで 公開している 他にもnoteやはてブロ、dev.toなど といった選択肢がある
本の執筆 いわゆる技術同人誌 商業誌と違って フランクに書いて売れる 技術書典18にて絶賛頒布中です
登壇 Speaker Deckで公開 5分ほどのLT~45分のカンファレンスまで 登壇したときの動画アーカイブもあれば なおよし
日本コミュニティの運営 Babylon.js勉強会という 日本のユーザグループを運営 Babylon.jsやWeb3Dが好きな人と ワイワイできる! 知見・ニュースの共有から雑談まで
なぜOSS貢献をするのか
なぜ貢献する......? - スキルの成長につながる - 目に見える実績になる - バグ修正が誰かのためになるかも - メンテナーとのつながりが生まれる など、いずれかが得られる(から、やる)
エンジニアにとってはキャリアに繋がる活動でもある
私にとってのモチベーション - 好きな技術の面白さ・楽しさを共有したい - コミュニティへの”恩送り”
①好きな技術の楽しさを伝えたい 好きなマンガ・アニメー・ゲーム・アイドル...... 世の中には多種多様な”好き”がある 技術についてもそう 自分の好きな技術を他に人にも使ってほしい その技術を深く知るキッカケにもなる
②コミュニティへの”恩送り” ITエンジニアのオープンな文化 - 記事を無料で公開して、界隈へ貢献する - イベントを開いて知見共有する場を作る そういった尊い貢献によって育てられた学生時代 自分もそういう大人になりたい!
おわりに
まとめ OSSはコードが公開されていて ライセンスにそって自由に複製・改変・再配布できる OSS貢献はコーディングによるバグ修正や機能追加 だけじゃない 好きなOSSの成長に協力できるだけでなく 自分や他者の成長にも貢献できる 好きな技術がOSSだった時、 OSS貢献を意識してみてはいかがでしょうか?
参考 オープンソースにコントリビュートする方法 https://opensource.guide/ja/how-to-contribute/ オープンソースプロジェクトを始めよう https://opensource.guide/ja/starting-a-project/ What is Open Source Software
(OSS)? https://github.com/resources/articles/software-development/what-is-open-source -software