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VRCイベントカレンダーデータ分析イベント発表資料集

 VRCイベントカレンダーデータ分析イベント発表資料集

2025年2月24日にVRChatにて開催した、DS集会VRCイベントカレンダーデータ分析イベントの発表資料一覧です。

https://x.com/dsGathering_vrc/status/1893855304711860496
#VRCイベカレ分析

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Transcript

  1. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 • タイムスタンプ
 • イベント名
 • 日付
 • 開始時刻


    • 終了時刻
 • イベント詳細
 • イベント主催者
 • イベント内容
 
 データ項目 
 • 人数制限
 • 参加条件(モデル、人数制限な ど)
 • 参加方法
 • 備考
 • Android対応可否
 • イベントジャンル
 • 海外ユーザー向け告知
 • 告知文
 
 *途中から取得したと思われる項目もあるので扱いに注意
  2. VRChatイベントカレンダー分析イベント ぶんちん イベントカレンダー登録時の注意点 一度登録したら修正不可(旧フォーム) イベント登録のミス調査 イベント名に”修正”の文字 869/95693件 約0.9% ほとんどのイベントで修正なし!! 本当にそうなの!?

    https://vrceve.com/ 定期イベントが大半で システム的に入力 or 慣れている? ユーザー名ごとのイベント登録件数 ※データクレンジング済みデータを使用 複数回 3871人 51.2% 1回だけ 3603人 48.2% 修正のない登録間ミス、 想定以上に多いのではないか調べてみた 約半数が1回しか イベント開催してない システムや慣れは関係なさそう 毎回名前を変えて登録する人もいるので、 実態はもう少し少ないだろうけど
  3. VRChatイベントカレンダー分析イベント ぶんちん イベント登録のミス調査 イベント登録のタイミング ありえない時期の予定 それぞれ数件~数十件 同じ開催日に複数回登録 注意)上記集計にあたり使用項目に欠損ある場合はそれぞれ個別に除去 ・超絶過去:0020年代、1900年代 ・超絶未来:2030年以降、3000年代も!?

    (その他)DB上の異常データ ※ 上記のような異常データを除去した上で参加者にデータを配布 簡単にわかる部分だけでもこれだけミスがあります 皆さん、ミスがあってもやさしく見守りましょう 開始後に登録 1305件, 1.4% 開始前に登録 94337件, 98.6% データの割合[%] イベント登録~開始間[日] ・イベント名に多数のイベント情報を格納 件数の集計できませんでした。 <おまけ>イベント告知の余裕日数 諸々データクレンジング後に集計 直前の登録が多く、 詳細確認はギリギリがよいかも 初登録 93590件, 93.8% 複数回登録 2603件, 2.2%
  4. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 • 近年VRディバイスの普及により、VRChatのユーザー数も増え続けている。ではVRで友 達を作る機会は増えているだろうか? • VRChat接続ユーザー数の増加が、VRイベントの数の増加より大きければ、一つのイベ ントに参加する人数は多くなり、友達を作る機会も増えているはずである。 • そこで、月ごとに単一のイベントに参加する人数増減の推移を算出し、単一のイベントで

    月ごとに他のユーザーと出会う可能性の増減を解析した。 イベント数はVRChatイベントカレンダーからの提供 (https://vrceve.com/) VRChat同時接続ユーザー数はSteamDBから取得 (https://steamdb.info/app/438100/charts/) 解析にはR、及びRAnaliticFlow を使用。 (https://www.r-project.org/)(https://r.analyticflow.com/) dendrite
 VRはぼっちの救いとなるか? 

  5. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 dendrite
 VRはぼっちの救いとなるか? 
 Kolmogorov-Smirnov test p = 0.1126

    Year Fig1:単一イベントでの参加人数指標は減少。(参加人数ではないことに注意) Fig2:交流イベント及びその他のイベントの参加人数指標の累積度数分布に有意差なし。 (交流イベントは初心者向けイベント、VR飲み会、その他交流会を含む) Attendance index 日本でのイベント数 Steamでの同時接続ユーザー数 単一イベント人数指標= VRChatユーザー数は増えているが、Event数はさらに増加しており、イ ベントごとの参加人数指標はむしろ減っている。 ぼっちからの脱却にはより積極的に会話に参加するか、発言していない ユーザーに話を振るなどのまわり配慮が必要となると考える。 Fig.1:参加人数指標の推移
Fig.2:参加人数指標の累積度数分布 

  6. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 八崎詠斗
 詳細(20px)
 テンプレコメント(18px)
 イベントカレンダー登録 基礎情報 
 全レコード数 :95,693件
 有効レコード数

    :94,354件
 
 
 ※無効レコード
 ・イベント名が空欄 orデータエラー
 ・イベント開始日時が登録時より前 
 イベント名
 最長文字数:139文字
 最短文字数:2文字
 ・早朝、日中イベントも少数ながら存在
 ・年々増加傾向 →ユーザ数の増加
 ・1月2月はイベント数が微減傾向

  7. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 八崎詠斗
 イベント名の【】文字 傾向 
 【】が含まれてるイベント名数:30,785件
 【】が含まれてるイベント名割合 :32.63%
 文字 文字数

    割合 Join リクイン 11,788 個 32.56% Quest 1,436 個 3.97% 初心者 2,732 個 7.55% 第*回 2,659 個 7.34% その他 20,325 個 56.13% • 【】の使用率は2020年から急増したが半数未満
 • 「join」または「リクイン」など参加方法に関するものが 多い
 • イベント特有の文字が多い(※その他項目)

  8. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 Re yukky
 ・分析結果 
 
 
 
 


    
 ・常時人気過ぎるイベント (Bar,Cafe,ワールド巡り )を削除してみる 
 
 
 
 
 
 イベントジャンルの人気傾向 
 VRCの人口が増えるにつれ、大衆向けのイベントが増えた?

  9. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 AIがあるし もうDSは要らない 発表者名: Dentaku
 どんな説? 
 ・LLMにデータを投げていい感じに分析してもらう!
  ・表を文字列にしてAIに投げる!


     ・どういうイベントがあるかの分析と考察をpromptで指示!
  ・イベント名、イベント内容、日付、開始時刻、終了時刻を渡す!2025年のみ!
  ・token limitからGemini 2.0 Flashを採用!
 ・いい感じに分析出来たら説立証!
 AIがあるしもう DSは要らない説 
 説 検証

  10. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 結果(考察部分のみ抽出、見やすさのため体裁は人力の加筆アリ) 
 【多様な交流ニーズに応えるイベントの存在】: 初心者交流会、年齢別交流会、特定の趣味を持つ人向けの集会(例:  VRC単眼アバター集会、 1989年以前爆誕会)など、様々な属性や興味を持つ人々が交流できるイベントが多数開催されている。 
 理由:データ中に「初心者交流会」、「イケメンアバター集会」、「 

    VRC茶道部」など、特定の属性や趣味に特化したイベントが複数見られることから、 VRChatユーザーの交流ニーズが細分化されており、それに応えるイベントが多いことがわかる。 
 【接客型イベントの隆盛】: BAR、カフェといった形式で、キャストが接客を行うイベントが非常に多く開催されている。 
 理由:データ中に「BAR BLUE MOON」、「Cafe ✦しあん」、「SM BAR【Aurora】」など、接客を伴うイベントが多数見られることから、  VRChat内での コミュニケーションを楽しむ上で、一定の役割を持ったキャストとの交流が好まれる傾向があると考えられる。 
 【特定のゲームタイトルやジャンルに特化したイベント】: OVERWATCH、League of Legends、FPSゲームなど、特定のゲームタイトルやジャンルに 特化した交流会や対戦イベントが開催されている。 
 理由:データ中に「OVERWATCH集会」、「FPSワールドのPvPで遊ぼう!」など、具体的なゲームタイトルやジャンルを明示したイベントが見られること から、VRChatユーザーが特定のゲームを通じてコミュニティを形成し、交流を深める傾向があると考えられる。 
 【DJイベントの多様化】: オールジャンル、ハウス、テクノ、アニソンなど、様々なジャンルの  DJイベントが開催されている。 
 理由:データ中に「CLUB EXCITE」、「DJイベント CLUB STIR」、「VRCアニソンコネクト  #18」など、音楽ジャンルを明示した  DJイベントが多数見られ ることから、VRChat内での音楽体験のニーズが多様化しており、様々なジャンルの音楽を楽しめる環境が提供されていると考えられる。 
 【ユニークなコンセプトを持つイベントの存在】: "Dirty joke(下ネタ)Bar Six"、"VRCブラック朝礼集会 "、"Oblivion-忘却の船 -" のように、現実世界 では体験しにくい、 VRChatならではのユニークなコンセプトを持つイベントが存在する。 
 理由:データ中に下ネタをテーマにした  BARや忘れられた沈没船で人魚姫と話すイベントなど、現実世界では実現困難なコンセプトのイベントが見ら れることから、VRChatが現実の制約を超えた自由な表現や体験を求めるユーザーに支持されていることがわかる。 
 発表者名: Dentaku
 AIがあるしもう DSは要らない説 
 失職 検 証 結 果 ・思ったよりもやるじゃん! claude 3.5 sonnet、r1やo1もやってみたいよね ・詳細な分析を一気通貫で行う Agentを作る試みはいくつか存在しているので気になるね ・RAGでイベントを検索、推薦してくれるやつできそー
  11. VRChatイベントカレンダー分析イベント 仮説1:既存、または将来現れる別イベントに混同しやすいため差別化したい 仮説2:VRChatでやる意外性・特別な価値を主催が信じているので外せない   ▶VRChat等がイベント名についたイベントをデータ分析 イベント名になぜVRChatを加えるのか?【背景】 開催場所の地方とか、主催団体の名前が入るのはわかる   ▶なんでVRChatとかイベント名につけるの? VRChat

    ▶ 等を含むイベントは継続的に開催されていた ▶単に「バーチャル」「VR」等を含むイベントと比較検討できそう ▶▶調査できそう♪ 「VRChat」「VRC」「ぶいちゃ」をイベント名に含むイベント 「VR」「ぶい」「仮想」「バーチャル」をイベント名に含むイベント 発表者名:DOV/ディー 時間(週単位) 時間(週単位)
  12. VRChatイベントカレンダー分析イベント 発表者名:DOV/ディー イベント名になぜVRChatを加えるのか?【結果】 VRChatなどの語に対応したイベントカテゴリの傾向を見つけたい   →イベントカテゴリ別集計 「初心者向けイベント」が高位の傾向は、「初心者向け」の包含関係より音楽系より高位になるのは妥当(気づきたかった) ☑ ☑「仮想」は「学術系イベント」? ☑逆に低位の音楽系イベント、アバター試着会は、コンテンツを強調するために外した?

      ▶現行のカテゴリよりイベント名の内容から攻めたほうが良さそう イベント 名に含む 語 アバター 試着会 改変アバ ター交流会 その他 交流会 VR飲み会 店舗系 イベント 音楽系 イベント 学術 系イベント ロールプレイ 初心者向け イベント 定期 イベント 1位 2位 3位 4位 5位 VRC 55 314 6040 740 1045 197 328 602 2625 4889 その他交 流会 定期イベン ト 初心者向け イベント 店舗系イベ ント ロールプレイ VRChat 5 16 733 102 142 36 33 55 469 703 その他交 流会 定期イベン ト 初心者向け イベント 店舗系イベ ント VR飲み会 VR 75 340 7354 1899 1469 380 452 710 4114 6995 その他交 流会 定期イベン ト 初心者向け イベント 店舗系イベ ント ロールプレイ 仮想 0 10 63 0 0 8 35 5 19 35 その他交 流会 ※定期イベ ント ※学術系 イベント 初心者向け イベント 改変アバ ター交流会 バーチャル 2 32 171 23 66 39 8 42 108 115 その他交 流会 定期イベン ト 初心者向け イベント 店舗系イベ ント ロールプレイ リアル 0 18 86 18 27 0 0 15 80 87 その他交 流会 初心者向け イベント 店舗系イベ ント VR ※ 飲み 会 ※改変アバ ター交流会 Real 0 1 12 0 0 0 0 15 2 15 ※定期イ ベント ロールプレイ その他交流 会 初心者向け イベント 改変アバ ター交流会
  13. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 てん
 新規イベントを開催しようと検討中 …
 多くの人に来て欲しい 
 ・他のイベントとできるだけ被らないように 
 ・より多くの人が

    VRChatをやっているタイミング 
 
 →イベント数とプレイヤー数を曜日ごとで比較 
 
 イベントのデータ: VRChatイベントカレンダー 
 プレイヤー数のデータ: SteamDB
 BIツール:Tableau
 
 今回の概要 

  14. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 てん
 
 
 
 
 
 
 


    
 
 
 月・火・日がねらい目!! 
 
 
 以下URLにてカテゴリ別の結果も確認できます(右上のパラメーターにてカテゴリを設定) 
 https://public.tableau.com/views/VRChat/sheet3?:language=ja-JP&:sid=&:redirect=auth&:display_count=n&:origin=viz_share_link
 分析結果

  15. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 _青林檎(更新2025/2/23)
 当スライドは、 DS集会提供の VRChatイベントカレンダーのデータを 元に、過去イベントから「林檎」を数えた結果です。(2ページ目はお まけです。) 
 


    手法
 → 提供生データに対しサクラエディタの grep検索を逐次実行 
 → 結果を、分類・整理しスプレッドシートへ手打ち 
 → 結果について、意味・洞察などを考察しコメント 
 → コメントをもとに、インサイトを分析 
 
 インサイト
 →「林檎集会」と同名のイベントが過去存在していない。 
 「林檎」や「りんご」などの表記揺れが無いことは確認済。 
 →「青林檎」は過去イベカレ登録実績と名前被りが無い。 
 
 つまり
 → 林檎集会 (隔週 火曜日夜 0時)を開催すれば 
 → 新しいイベントの主催者として小さな一歩を歩める。 
 
 
 林檎🍏のVRChat過去イベント調査 

  16. VRChatイベントカレンダー分析イベント 
 没テーマ:『 _青林檎』 → 処理済みデータからきえてており …断念ッ
 データ分析 NG事例懺悔
 ・思いつきベース

    
 ・データはあるが少ない 
 ・分析に適さないデータ 
 
 🍏「ぉぉぉ!!分析に適さないデータとして、なんで私 は消えてしまったんだ・・・消えるのは …いやだぁぁぁ ……」
 🍎「🍏よおまえは、思いつきでエゴサしてただけで、 分析を一切してねぇぞさっさと終わらせろ 🌟」

  17. VRChatイベントカレンダー分析イベント 「カオス」とは? 「語彙の多様性・単語のランダム性・ 感情のバラバラさ」 を定量化することで測定 混沌を極めしイベントたち ~最もカオスなVRChatイベントランキング~ 指標 説明 語彙の多様性

    (TTR, Entropy) 単語の種類の多さでカオス度を測定 単語のランダム性 (TF-IDF) 意味不明な単語の組み合わせを検出 感情のカオス度 (Sentiment Score) 感情のブレが激しいほどカオス度アップ TTR ユニークな単語数 ÷ 総単語数 エントロピー 単語の出現確率の不確実性を測定 TF-IDFスコア:他のイベントと比べて珍しい単語が多いほどカオス BERTモデルで感情分析:感情が偏っているか or バラバラならカオス度UP!
  18. VRChatイベントカレンダー分析イベント 背景 ・2024年7月のスタンミ氏VRChat配信以降で日本ユーザー急増。 ・日本のトラフィック割合は2023年12月から2024年同月で約2.1倍に増加(1)。 目的 ・新規ユーザーの増加によって、イベント周りでどういった影響が出ているか確認 。 方法 ・イベントカレンダーにて、イベント開催数とジャンル毎の開催数を確認する。 Mentsuyu_per_W

    新規ユーザー増加によるイベントへの影響 (1)バーチャル美少女ねむ. “『VRChat』「スタンミ」氏によるブーム後の元日、同時アクセス数が前年比30%増、13万6567人の新記録を達成。日本人の割合は前年比約2.1倍、 2025年は「第二のメタバースブーム」とも言える年になるかも”. 電ファミニコゲーマー. 2025-1-17. https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/250117h
  19. VRChatイベントカレンダー分析イベント Mentsuyu_per_W 2024年8月以降で開催数増加 ・初心者の増加が2024年7月からであるのに対し、 開催数の増加は2024年8月からと少し遅い。 ・2023年12月と比較して、2024年12月はイベント 開催数が約67%増。 ・ジャンル毎でも概ね50~130%増加。 ただし学術系イベントは15%増加で伸びが緩やか。 新規ユーザー増加によるイベントへの影響

    0 500 1000 1500 2000 2500 3000 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2023年 2024年 開 催 数 ( 回 / 月 ) 開催月 37 44 97 198 724 1196 261 503 484 964 126 281 48 73 108 247 520 984 867 1538 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 開 催 数 ( 回 / 月 ) 開催月 アバター試着会 改変アバター交流会 その他交流会 VR飲み会 店舗系イベント 音楽系イベント 学術系イベント ロールプレイ 初心者向けイベント 定期イベント 2023年12月 2024年12月 ※ジャンルが複数登録されている場合は全てのジャンルで集計