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20250816 「アジャイル」って?~"Do Agile"から"Be Agile"へ~

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August 16, 2025

20250816 「アジャイル」って?~"Do Agile"から"Be Agile"へ~

2025/08/16 (土) 「OITA-N Web祭り2025」にて発表した登壇資料。
https://oitan.connpass.com/event/351291/

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August 16, 2025
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Transcript

  1. 「アジャイル」って? 
 ~ "Do Agile" から "Be Agile" へ ~

    
 2025-08-16 OITA-N Web祭り
 KDDIアジャイル開発センター株式会社 阿部 拓海 

  2. 1 KDDI Agile Development Center Corporation $ whoami 
 阿部拓海(あべたく)

    @east_takumi
 
 職種: Webバックエンドエンジニア
 会社: KAG(KDDIアジャイル開発センター)
 前職: IJGN→CAMPFIRE
 
 コミュニティ活動
 - JAWS-UG おおいた
 - 福岡クラウドUG
 - 田深商店街活性化プロジェクト
 - AWS Community Builder(Serverless)

  3. 2 KDDI Agile Development Center Corporation アジェンダ 
 1
 2


    3
 4
 はじめに 「アジャイル」って、どんなイメージ?
 アジャイルの本質
 今日から「アジャイルになる」ために?

  4. 5 KDDI Agile Development Center Corporation 変化のスピードはより加速している 
 変化に迅速に対し、顧客が、欲しい価値を 今、届ける必要がある

    世の中は予測が難しいVUCAの時代
 デジタルによる変化も急激に加速
 企業もその変化に対応し、
 どのようにビジネス/プロダクトを 
 産み出して適応させるか が重要 V
 olatility
 変動性 U
 ncertainty
 不確実性 C
 omplexity
 複雑性 A
 mbiguity
 曖昧性
  5. 6 KDDI Agile Development Center Corporation 変化のスピードはより加速している 
 変化に迅速に対し、顧客が、欲しい価値を 今、届ける必要がある

    世の中は予測が難しいVUCAの時代
 デジタルによる変化も急激に加速
 企業もその変化に対応し、
 どのようにビジネス/プロダクトを 
 産み出して適応させるか が重要 V
 olatility
 変動性 U
 ncertainty
 不確実性 C
 omplexity
 複雑性 A
 mbiguity
 曖昧性 こういう時は 「アジャイル開発」が いいって聞くけど なんで?
  6. 9 KDDI Agile Development Center Corporation そもそも「アジャイル 」[agile] とは? 


    1
 (動きが)俊敏な、はしこい、機敏で 2
 頭の回転が早い アジャイル【agile】 

  7. 社外秘X 10 KDDI Agile Development Center Corporation 計画がないから、ドキュメントも不要なんでしょう? 
 よくある質問

    
 A. むしろ計画は頻繁に 立てる。対話や動くモノを重視する。  (小さく検証/振り返りをする)
 要件定義 設計 開発 テスト リリース 振り返り 要件定義 設計 開発 テスト リリース 振り返り 企画/要件定義 設計/開発 テスト リリース 運用開始 アジャイル 
 従来
 ・・・
  8. 社外秘X 11 KDDI Agile Development Center Corporation 仕様変更はいつでもOK、とにかく早く作るのが目的 
 よくある質問

    
 
 
 A. 変化を歓迎 するが、無秩序ではない。
 目的は価値を届ける 。
 ウォーターフォール開発 アジャイル開発 スコープは 
 変えられない 最初に決めた物を
 作り遂げる スコープは 
 変化するもの 柔軟な見直しを是とする スコープ 納期
 (見積) コスト
 (見積) スコープ
 (変更管 理) 期間
 (固定) コスト
 (固定)
  9. 16 KDDI Agile Development Center Corporation アジャイルは”状態” 
 マインドセットであり、一連の価値観と原則 


    Not Agile Agile 動くソフトウェア ドキュメント 計画 変化に柔軟に スクラムなどはあくまで補助輪
  10. 17 KDDI Agile Development Center Corporation "Do Agile" と "Be

    Agile" 
 Be Agile (アジャイルになっている) 個人と対話を大事にしている より良い方法を見つけ出そうとしている 価値を届けるためにどうするかを考えている Do Agile "自分ごと化"できている 朝会する ふりかえりをする ツールの導入が目的 "やらされ感"
  11. 18 KDDI Agile Development Center Corporation 「Be Agile」であることで 
 「アジャイル」とは

    開発したものが目の前の人やユーザーがちゃんと喜ぶ開発をするためのマインドセット 
 
 スクラムを実践し、タイムリーな活動をしようとると工夫が必要になる
 →工夫を積み重ね活動を続けることでより適切な開発が実現でき、日に日にコスパの良くなる
 →労力やコストの極小化と顧客価値の最大化 

  12. 20 KDDI Agile Development Center Corporation 今日から「アジャイルになる」ための第一歩は? 
 完璧を目指さない。
 •

    話す→資料の完成を待つより、まず相談
 • 見せる→完成前でもこまめに成果を見せる
 • 振り返る→チームで「もっと良くするには?」と5mだけ話す

  13. 21 KDDI Agile Development Center Corporation 今日から「アジャイルになる」ための第一歩は? 
 完璧を目指さない。
 •

    話す→資料の完成を待つより、まず相談
 • 見せる→完成前でもこまめに成果を見せる
 • 振り返る→チームで「もっと良くするには?」と5mだけ話す
 まずは小さく試してみよう! 
 小さいリリースはフィードバックによる学習プロセス 

  14. 22 KDDI Agile Development Center Corporation まとめ
 1. アジャイルの本質は「不確実性への適応 」


    2. “Do Agile”(やる)ではなく”Be Agile”(なる) 
 3. まずは小さく始めよう!