Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

ENdoSnipe における Elasticsearch 導入の効果 ~システム可視化、診断の高度化に向けて~

Elastic Co
November 29, 2016

ENdoSnipe における Elasticsearch 導入の効果 ~システム可視化、診断の高度化に向けて~

"当社では、システムやビジネスの可視化・診断を行うENdoSnipe を提供しています。
最新のバージョン 7 では ENdoSnipe のデータソースを、RDB から Elasticsearch に移行いたしました。それにより蓄積したデータの可視化、分析などが効率化でき、新たな機能を追加できました。
移行の動機、得られたメリット、今後の機能追加予定などから、Elasticsearch の魅力や使う上でのコツをお伝えします。"

山崎 政憲 氏 l アクロクエストテクノロジー株式会社 システムズコンサルティングディヴィジョン シニアテクニカルコンサルタント l アクロクエストテクノロジー株式会社

Elastic Co

November 29, 2016
Tweet

More Decks by Elastic Co

Other Decks in Technology

Transcript

  1. Acroquestの会社紹介 2 AcroquestはElastic社との 国内唯⼀のOEMパートナー企業 です。 写真は左から、Elastic社バイス プレジデント&ジェネラルマ ネージャ(アジア太平洋および ⽇本)ロバート・ラウ⽒、当社 代表取締役新免流。

    Elastic社公認のElasticテクニ カルワークショップの講師と運 営を担当しております。 通算300名以上の⽅にご参加い ただいております。 国内外の各種ITカンファレンス にてElasticに関する講演実績多 数。 (2016年実績:JavaOne, SpringOne, アプリケーション パフォーマンス, Data Analytics Showcaseなど)
  2. AcroquestのElastic関連事業 3 Elastic Total サービス Elastic構築サービス あなたに代わってElasticのシステムを設計/構築 します。 Elasticコンサルティングサービス あなたの懸念事項・不明点を解決します。

    Elastic安定化性能改善サービス Elasticsearch早いはずが何故か遅い!落ちる! というあなたの悩みを解決します。 Elastic PoC(概念検証)サービス 「Elastic導⼊を検討しているけど、まずは実現したい ことが できるのか検証したい」というあなたの望みを素早く 実現します。 Elasticsearchを使った システムの構築は Acroquestにお任せください。 http://www.acroquest.co.jp/elastic/
  3. 自己紹介 • 山﨑 政憲(Acroquest Technology 株式会社) § 小学3年生のころから、 Family Basicでプログラミングを始める。

    § 横浜ベイスターズの優勝につられて、横浜で就職。 § 入社2年目時、隣席のエンジニアのデバッグを手伝った事をきっかけ に、システムのトラブルシュートに携わる。 依頼、年間10~15件程度の トラブルシュートを担当。 (E-Mail : [email protected]) 4
  4. - トラブル解決サービス 1. 成功報酬型 トラブルシュートサービス 2. 年間60件超のトラブルに 対応しています。 ① レスポンス改善

    ② ハングアップ原因究明 3. これまで解決率100% 5 解決できなかった 場合は、「半額」を お返しします。 このトラブルシュート経験から 生まれ、進化してきたのが
  5. 監視対象Java プロセス 旧ENdoSnipeのアーキテクチャ 10 ENdoSnipe Data Collector ENdoSnipe Dashboard ENdoSnipe

    Agent PostgreSQLの パーティショニング 機能を用いて、 測定データを蓄積。 Javaプロセス内で動作する エージェントを開発。 アプリケーションの動作データを ソースコードに 手を加えることなく収集。
  6. 監視対象Java プロセス 新ENdoSnipeのアーキテクチャ 13 ENdoSnipe Data Collector ENdoSnipe Agent ENdoSnipe

    New Dashboard Dashboardデ ザインは Kibanaで行い、 結果を importする。 将来的には デザイナを提供。 Metric beat AlertはX-Packの Alertingで実現。 ドリルダウン等の分析に 必要な機能を実装。 Analysis Engine 相関分析等の分析 エンジンを開発。 Metricbeatを使うこと で、対応ミドルウェアを 拡大
  7. Elasticsearchへの移行で大変だったこと 16 学習コストが高い ••ElasticsearchのクエリはSQLとは全く異な るので、イチから学習が必要。 ••機能、非機能ともに日本語情報が少ない。 ••最新版で変化していることも多い。 頻繁なバージョンアップ ••Javaクライアントライブラリの仕様が変わ る!

    ••機能が非推奨になる、無くなる。 ••地図が表示されなくなる! 学習支援体制は必須 ••社内ワークショップ(毎週開催)で 知識ベースを向上。 ••グループウェアを活用して知見を共有。 ••Elasticsearch社のサポート利用を徹底。 変化を楽しむ ••「実現方法が無くなる」ではない。 より良く変化しているだけ。 ••事件も楽しむ。対応スピード重要。 ••本番適用は慎重に。
  8. KPI間の相関・因果関係を明らかにしたい 22 収益向上 KPI/KRI System& Application メモリ使⽤量/率 ロードアベレージ ディスク使⽤量/率 スロークエリ

    接続数 CPU使⽤率 ROI Gross Margin Business 会員数 成約数/CVR チャネル別獲得率 リピート率 従業員稼働率 (⽣産性) 顧客満⾜度 Strategy 利⽤者拡⼤ Vision ⾃社サイトでの 予約獲得 在庫管理の 精度向上 リピーター獲得 顧客満⾜度向上 ⽣産性向上 スマホ対応 UX向上 キャパシティ 向上 スケーラビリティ 向上 Service エラー率 User Agent 最⼤/平均 レスポンスタイム 閲覧数(PV) 訪問数(VU) 総リクエスト数 DOS攻撃 不正ログイン試⾏ 業務外利⽤ ファイル UL/DL 多種多様なKPI/KRI、メトリックに対応するために、 Java以外の領域にも対象を拡大。
  9. 発展 ~ 一貫した可視化を提供する基盤へ 23 BVM UXM APM • User eXperience

    Management (ユーザ体感/業務効率可視化) Ø エンドユーザ体験を向上させ、ECサイトでの売り上げを向上。 Ø 社内システムから情報を収集、ボトルネックポイントを明確にし、 業務効率を向上します。 • Application Performance Management (サービス/システムレベルの可視化) Ø システムの性能を可視化し、改善のための内部診断情報を提供 する。 • Business Value Management(経営貢献度の可視化) Ø KPI/KRIの可視化・予測を通じた企業ビジョン/戦略実現の制御、 改善のためのInsightを提供する。
  10. 新ENdoSnipeで実現した機能 ~ 相関分析 • 相関分析機能により、KPI 間の関連性を発見するこ とが可能に。 § 「SQLがメモリ与える影 響」など、これまで見づ

    らかった分析にも。 § システムKPI⇔ビジネス KPI間の相互影響の把握が 効率的に可能。 • 物価間の相関を評価する など、システム運用以外 への適用でも効果あり。 26 関連性の強いメトリックだけをグラフ形式で表示。 時間差のある相関も検出可能。
  11. KPI間の関連性の早期把握が可能に 27 収益向上 KPI/KRI System& Application メモリ使⽤量/率 ロードアベレージ ディスク使⽤量/率 スロークエリ

    接続数 CPU使⽤率 ROI Gross Margin Business 会員数 成約数/CVR チャネル別獲得率 リピート率 従業員稼働率 (⽣産性) 顧客満⾜度 Strategy 利⽤者拡⼤ Vision ⾃社サイトでの 予約獲得 在庫管理の 精度向上 リピーター獲得 顧客満⾜度向上 ⽣産性向上 スマホ対応 UX向上 キャパシティ 向上 スケーラビリティ 向上 Service エラー率 User Agent 最⼤/平均 レスポンスタイム 閲覧数(PV) 訪問数(VU) 総リクエスト数 DOS攻撃 不正ログイン試⾏ 業務外利⽤ ファイル UL/DL 大量データヒットにより、 スロークエリが発生し、 メモリ使用量が増大。 時差のある相関も検出可能。 双方向での影響把握が容易に。 1. システムKPI → ビジネスKPI 障害によるビジネス影響の把握効率向上。 2. ビジネスKPI → システムKPI ビジネス変化の原因となったシステム要因の早期究明。
  12. Prelertによる異常検知との連携 29 1. Prelertでヒープメモリの 増加異常を検知。 原因となったWebペー ジをInfluencer分析で 確認。 2. 相関分析により、メモリ

    異常と関連の強いWeb ページやSQLを確認。 3. トランザクション分析機 能でWebページやSQL の処理内容を確認。 ヒット件数が多いSQLを 実行したため、メモリ負 荷が増大したと判明。
  13. GPTW2年連続でもある働きがいのある会社で働いてみませんか? Elasticsearchを愛する仲間を募集中! 34 1. 新卒 & 中途採用 2. 学生 &

    社会人インターンシップ 3. Elastic テクニカルワークショップ 4. Elasticsearchワークショップ
  14. 学生 & 社会人インターンシップ • 働きながら、Elasticsearchを学んでみませんか? 1. ミッション ① ENdoSnipeの新機能開発 ②

    Elasticsearchの調査・検証 ③ Elasticsearchを活用したデータ分析 2. メリット ① 社内のElasticsearchノウハウにアクセスできます。 ② ENdoSnipe/Elasticsearch関係者から指導、アドバイスが受けられます。 3. 場所 o 当社新横浜オフィス 35
  15. Elastic テクニカルワークショップ • 月に2回のペースで開催中、Elasticsearch入門ハンズオンセミナーです。 1. 内容 o Elasticsearchを用いたデータ分析入門 2. 場所

    o 大手町フィナンシャルシティグランキューブ3F 3. スケジュール o 2017年01月27日(金) 13:00-17:30 (受付開始12:40) o 2017年02月09日(金) 13:00-17:30 (受付開始12:40) ※以降も継続して実施予定。 4. お申込み方法 o 以下のサイトで受付中。 https://info.elastic.co/japan-technical-workshop.html 36
  16. Elasticsearchワークショップ • Acroquest社内で毎週実施中のElasticsearchワークショップを、公開で行い ます。 1. 内容 o Elasticsearchの利用ノウハウ – Elasticsearchとkafka/Hadoopの連携(第3回)

    – SparkとElasticsearchの連携(第5回) – RDBの検索システムをElasticsearchに移植してみた(第10回) – Prelert入門(第12回) – Packetbeatの嵌りどころ(第17回) 2. 場所 o Acroquest Technology株式会社@新横浜 3. スケジュール & お申込み方法 o お問い合わせください。 37