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卒業研究発表会資料

So Hirawata
February 28, 2024

 卒業研究発表会資料

卒研発表会で使用した資料です.

So Hirawata

February 28, 2024
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Transcript

  1. 自動作曲技術 音楽的知識なしでの 作曲が可能 音楽理論や作曲技術の 学習に活用 作曲家の支援にも利用 [Okabe, 2019] Reflection-in-action [Schön,

    1984] 実践の中で直面する 特定の状況について行動しながら 同時に「驚き」から引き起こされる 省察の重要性を強調 芸術活動の中で新たな省察を 繰り返し発見し表現に影響 [Yokochi, 2007] さまざまな芸術家との出会いが 一人では起こらない省察を促進 [Okada, 2013]
  2. 作曲家支援には AIと協同する 対話型が理想 対話型作曲支援システムCACIE [Ando, 2007] 対話型進化計算 & ツリー・トポロジー 対話型自動作曲システム

    [Mo, 2022] 無調の曲の 創作を容易に ルールが明示的で 予測不可能性が欠如 Transformer 個々のユーザに パーソナライズされた作曲能力 洗練されたモデルが単一で 多様性が欠如
  3. ユーザが最初のメロディ・ 小節数・BPMを入力 ユーザが楽曲を評価 … システムに組み込まれた複数の RNNモデルが複数の楽曲を生成 … … … 粒子群最適化(PSO)

    鳥の群れや魚の群れが 食料を探す行動を 模倣した最適化手法 ユーザ評価をもとに粒子群最適化で モデルのパラメータを更新 時間的連続性を 捉えて効果的に 学習 & 生成
  4. 半構造化インタビュー 質問ガイドに基づきながらも 回答に応じて柔軟に質問を 変更・追加できるインタビュー手法 質的データ分析手法 SCAT [Otani, 2008] インタビューから得た情報を 整理し,体系的に理論化する手法

    被験者に提案システムを 使って自由に作曲させ 2パターンの分析を実施 u 支援能力の検証 u 進化能力の検証 生成されたメロディの 音符・休符の数を分析
  5. 半構造化インタビューの結果を 質的データ分析手法SCATで分析 参加者A: アルゴリズム作曲の専門家 ジャンル : クラシック・ジャズ スキル : コーラス・ギター・サックス

    参加者B: プロの音楽家 ジャンル : ポップス・ロック スキル : ギター・キーボード ポップスの作曲家や 一般の人々にとって 理解しがたい可能性 予測可能な楽譜と 創造的なアイデアの バランスを 取りながら探求 クリック音の追加によって 生成メロディの理解度が 向上する可能性を示唆