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セキュアな Drive 外部共有に向けた freee の挑戦
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freee
April 25, 2018
Technology
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セキュアな Drive 外部共有に向けた freee の挑戦
2018/04/25
G Suiteユーザ会でのLT
from teppei-tosa
freee
April 25, 2018
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Transcript
freee 株式会社 セキュアな Drive 外部共有に向けた freee の挑戦
新卒で国内大手金融機関システム子会社に入社。 前半8年間に基幹系システムの開発を担当し、 銀行合併も経験。 後半5年間は研究開発部門の担当マネージャーに従事。 その後 freee に転職。 当初は 会計freee の記帳系、請求書系の開発を担当。
兼務で CSIRT を担当し、銀行提携に関わるセキュリティ調整を担 当。その後、CISOに就任。さらに CIO も兼任。 妻と子供2人と猫2匹との6人家族。 Teppei Tosa 土佐 鉄平 freee株式会社 CISO 兼 CIO 2
3 Mission ビジネスに携わるすべての人が 「創造的な活動」にフォーカスできるよう 96億603万円 (資本準備金等含む) 従業員数 事業内容 クラウド型バックオフィスサービスの開発・販売 資本金
設立年月日 2012年7月 530名(2017年12月末時点) 生産年齢人口が劇的に減少し、慢性的な人手不足となる日本で 労働生産性向上は緊急の課題となっております。 その課題に対しfreeeは「人工知能」と「統合基幹業務システム」を クラウド技術を活用し全国へ提供し、 業務効率化を実現するサポートを続けることで、 中堅中小企業のバックオフィス業務効率化を目指しております。
市場からの評価:法人シェア No.1 4 * BCN調べ * MM総研調べ * 2017年8月より、クラウド給与計算ソフト freeeは、機能を強化し、新たに「人事労務
freee」というサービス名に変更しました。 クラウド給与ソフト 市場 40% クラウド会計ソフト 市場 35.2% 100万 事業所 以上 10万 事業所 以上
会計freee と G Suite との API連携を促進して参ります G Suite ユーザは 会計freee
をお安く利用いただけます 5
クラウドサービスを提供する freee が社内で利用するシステムは、G Suite を始めとして、 ほぼ全てクラウドサービスとなっています。 freee は G Suite
を徹底活用しています 6
7 例:Google Form セキュリティ理解度確認に活用 - 定期的なセキュリティ教育を兼ねた理解度確認を実施 - Google Form の「テスト」モードの機能をフル活用
テストモードを使うと、回答者の成績や、正解/不正解時の解説などを表示できる Google Form のテストモード 8
チェックボックスによる回答スタイルにして、「選択する個数」を指定可能 回答者の無駄なケアレスミスを防ぐことができる 選択必須数を指定 9
簡単な分析結果も自動表示してくれて便利 簡単な分析結果 10
11 まとめ - 簡単にテストが作れる - 自社独自ルールを基にした実体的な理解度確認ができる - [要望] 文章の装飾ができたらありがたい -
[要望] 各質問の後に解説を表示する機能が欲しい
12 Driveの外部共有を許可していますか? ✋
13 freee での Google Drive の外部共有は 「積極的 且つ 安全に使ってもらいたい」のスタンス -
メール添付より圧倒的に安全 - 有効期限設定、コピー禁止・ダウンロード禁止等の設定ができる - 後から共有解除ができる - 実際に見られたかどうか、ダウンロードされたかをログで追える - とはいえ共有先を間違えるリスクはメール添付と同じなので、仕組みや運 用で従業員をフォローしてあげる必要がある
以下の4つの基本ルールに基づき、様々な運用を構築(一部進行中) Drive外部共有4つの基本ルール 14 1. 「ウェブで一般公開」「リンクを知っている全員」への共有設定は原則禁止 2. フォルダ単位の外部共有は禁止 3. 外部共有設定は必要最低限に 4.
外部共有ファイルのファイル名に [shared] と入れる
- G Suite Report API を叩く 日次スクリプトを用意して運用をサポート - その日に上記設定がされたファイルを抽出 -
例外登録(Google Form)されているか確認 - 例外登録が無いようであれば、設定者にメールして共有範囲の見直しを依頼 1.「ウェブで一般公開」「リンクを知っている全員」への共有 設定は原則禁止 15
- 外部共有設定しているフォルダから設定をひっぺがし、配下のフォルダに同じ設定をつ けて回るスクリプトを定期実行 - 受け取り専用外部共有フォルダを用意(後述) 2. フォルダ単位の外部共有は禁止 16
受取フォルダ ② ①で作ったフォルダのItemIdをURLから取得してそ れをフォルダ名にして外部受取親フォルダに、受取フォ ルダを作成 受け取り専用外部共有フォルダ 17 最終格納フォルダ ① 外部から受け取るファイルを最終的に格
納するフォルダを用意(外部共有設定しな い) 外部受取親フォルダー(CSIRTにて外部共有済) ③ ②で作ったフォルダのURL を相手に伝える ⑤ Botアカウントが 1時間毎にファイル格納を検知して、ファイ ルを移動させる ④ ③で伝えたURLに、 ファイルを格納してもらう
- 編集権限をつけないことで付与できる様々な制限について教育 - コピー禁止、印刷禁止、ダウンロード禁止 - 有効期限設定 - 外部共有不要では?と思われるファイルを一定条件で抽出するスクリプトを稼働させ、 設定見直し依頼メールを自動送信 -
一定日数、アクセスのないファイル - 一定日数、外部ドメインのアクセスしかないファイル 3. 外部共有設定は必要最低限に 18
- 外部共有しているのに、shared 入っていないファイルには強制的にファイル名を更新し て回るスクリプトを稼働 4. 外部共有ファイルのファイル名に [shared] と入れる 19
20 G Suite のサードパーティアプリ DriveChecker を導入 - G Suite Drive
API だけでは、現状の外部共有状態を正確に把握できない (別途DBの用意がどうしても必要となる) - ファイル数が膨大でAPI利用制限に抵触してしまう - DriveChecker は 全ファイルの共有状態を CSV 出力できる
21 まとめ - freee での Google Drive の外部共有は「積極的 且つ 安全に使ってもらい
たい」のスタンス - 4つの基本ルールに基づいて運用を構築 - G Suite API ではやりきれないので DriveChecker を活用
スモールビジネスに携わるすべての人が 創造的な活動にフォーカスできるよう