Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術
Search
gree_tech
PRO
January 17, 2020
Technology
0
520
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術
「WFS Tech Talk #2」で発表された資料です。
https://gree.connpass.com/event/158257/
gree_tech
PRO
January 17, 2020
Tweet
Share
More Decks by gree_tech
See All by gree_tech
変わるもの、変わらないもの :OSSアーキテクチャで実現する持続可能なシステム
gree_tech
PRO
0
1.4k
マネジメントに役立つ Google Cloud
gree_tech
PRO
0
24
今この時代に技術とどう向き合うべきか
gree_tech
PRO
3
2.3k
生成AIを開発組織にインストールするために: REALITYにおけるガバナンス・技術・文化へのアプローチ
gree_tech
PRO
0
130
安く・手軽に・現場発 既存資産を生かすSlack×AI検索Botの作り方
gree_tech
PRO
0
120
生成AIを安心して活用するために──「情報セキュリティガイドライン」策定とポイント
gree_tech
PRO
1
680
あうもんと学ぶGenAIOps
gree_tech
PRO
0
210
MVP開発における生成AIの活用と導入事例
gree_tech
PRO
0
230
機械学習・生成AIが拓く事業価値創出の最前線
gree_tech
PRO
0
170
Other Decks in Technology
See All in Technology
レガシーシステム刷新における TypeSpec スキーマ駆動開発のすゝめ
tsukuha
4
890
私のRails開発環境
yahonda
0
170
Contract One Engineering Unit 紹介資料
sansan33
PRO
0
9.8k
AIにおける自由の追求
shujisado
1
340
Active Directory 勉強会 第 6 回目 Active Directory セキュリティについて学ぶ回
eurekaberry
14
5.1k
小規模チームによる衛星管制システムの開発とスケーラビリティの実現
sankichi92
0
170
re:Invent2025とAWS Builder Cards Resilience Expansionのご紹介
tsuwa61
1
120
[続・営業向け 誰でも話せるOCI セールストーク] AWSよりOCIの優位性が分からない編(2025年11月21日開催)
oracle4engineer
PRO
1
180
Design System Documentation Tooling 2025
takanorip
0
740
都市スケールAR制作で気をつけること
segur
0
210
プロダクト負債と歩む持続可能なサービスを育てるための挑戦
sansantech
PRO
1
1.2k
機械学習を「社会実装」するということ 2025年冬版 / Social Implementation of Machine Learning November 2025 Version
moepy_stats
4
1.5k
Featured
See All Featured
Done Done
chrislema
186
16k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
127
17k
Visualization
eitanlees
150
16k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
54
7.9k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
9
990
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
84
9.3k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
659
61k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.4k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
A better future with KSS
kneath
240
18k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
514
110k
Transcript
AIやマイクロサービスを活用した DynamoDB節約術 グリー株式会社 開発本部 インフラストラクチャ部 サービスインストレーショングループ 橋本順之
目次 • 前置き • コストの肝のキャパシティ • キャパシティの自動化 • まとめ 2
前置き • DynamoDB ◦ アナザーエデンとダンメモのメインストレージ ◦ 国内および海外を合わせると7箇所で運用 ◦ NoSQL:アクセス数に対してスケールしやすい ◦
データ量だけでなく、キャパシティ(スループット)で費用がかかる • 解決したい問題 ◦ メインストレージなのでサーバーの運用費を安くしたい ◦ 運用を自動化したい ▪ (20~50テーブル) x 7 の キャパシティを設定
キャパシティ • DynamoDBはキャパシティ(スループット)で費用がかかる • テーブル単位でキャパシティを設定 一時間:1リクエスト/秒 リード:$0.0001484 ライト:$0.000742
キャパシティ • DynamoDBはキャパシティ(スループット)で費用がかかる • テーブル単位でキャパシティを設定 一カ月:10000リクエスト/秒 ReadWriteこみで$6410
キャパシティ • DynamoDBはキャパシティを上げ下げすると安くなる プロビジョンされたキャパシティ 利用しているキャパシティ
キャパシティの注意点 • 利用しているキャパシティ > プロビジョンされたキャパシティの場合 ◦ アクセスに失敗します。 プロビジョンされたキャパシティ 利用しているキャパシティ
キャパシティ • (20~50テーブル) x 7 の キャパシティを設定
キャパシティの費用体系 • オンデマンド ◦ リクエストした分だけ費用がかかる ◦ これまでのピークの倍のスループットが出せる ◦ 0.001026USD/RCU (一時間)
• プロビジョニング ◦ あらかじめ決めたキャパシティで費用がかかる ▪ 0.0001484USD/RCU (一時間) ▪ RCU = 1秒1回のリード • リザーブドを買う(一年) ▪ 0.000029USD/RCU(一時間) • プロビジョニング • リザーブド • 自分でキャパシティ管理
キャパシティの費用体系(1Mリクエスト/秒) Read(USD 1MReq/sec) Write(USD 1MReq/sec) オンデマンド 0.285 1.427 プロビジョニング 0.041
0.206 リザーブド(1年) 0.008 0.041 東京リージョン、2020/01/14調査 例:プロビジョニング Read 0.041 = 0.0001484/3600*1000000
前置き • DynamoDB ◦ アナザーエデンとダンメモのメインストレージ ◦ 国内および海外を合わせると7箇所で運用 ◦ NoSQL:アクセス数に対してスケールしやすい ◦
データ量だけでなく、キャパシティ(スループット)で費用がかかる • 解決したい問題 ◦ メインストレージなのでサーバーの運用費を安くしたい ◦ 運用を自動化したい ▪ (20~50テーブル) x 7 の キャパシティを設定
キャパシティをコントロールするシステム構成 • AWS Lambdaで構成 • 特徴 ◦ AIが5分おきにキャパシティを調整 ◦ 突発の負荷に対応(設定値を超えると自動で増やす)
• 定常の調整 ◦ 設定値の40%の負荷で調整 ◦ 前日の負荷をみてAIが当日のキャパシティを調整 ◦ Haskellでかかれているので安全 • イベントのための調整 ◦ ユーザーが設定 ◦ AIが自動と手動(ユーザー定義)を切り替える
キャパシティをコントロールするシステム構成
まとめ • DynamoDB ◦ アナザーエデンとダンメモのメインストレージ (7箇所) ◦ 安く使うにはリザーブドがおすすめ ◦ キャパシティをテーブルごとにコントロールする必要があります
◦ 問題:テーブルが多い。(20~50テーブル) x 7 • 対応策 ◦ ユーザーによるスケジュールと前日の利用量からAIがキャパシティをコント ロール ◦ AWS Lambda の無料利用枠には、1 か月に 1,000,000 件の無料リクエスト ▪ 5分おきの実行:8640回/月 ▪ 100テーブル程度なら無料
ご清聴ありがとうございました。