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副業時代のプロジェクトマネジメント

gyarasu
January 26, 2019

 副業時代のプロジェクトマネジメント

2016/01/26 Backlog Worldd 2016
https://backlogworld2019.jbug.info/

gyarasu

January 26, 2019
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Transcript

  1. 自己紹介 • 吉次 洋毅(ヨシツグ ヒロキ) • 1991年生(27歳) • 徳山高専 専攻科修了

    • 経歴 ◦ 2014/4〜2016/11: 某飲食店検索サービス企業(主にサー バサイドエンジニア) ◦ 2016/12〜 某HR企業 (主にフロントエンドエンジニア+いろいろ) ◦ 2018/8〜: オムニス(副業リードエンジニア) ◦ プロジェクトマネジメント的な仕事は割と得意だったので ずっとやってきました
  2. オムニスの開発体制(例) https://unbuilt.jp 【プロダクト】 【常駐チーム】 ・平日日中稼動 ・基本的には同時間帯 【副業チーム】 ・夜間 / 土日稼動

    ・曜日、時間帯バラバラ ・現在3人 1つのプロダクトに異なる性質の2つのチームが関わっている コミュニケーション
  3. 課題の抽出と分析(まずやったこと) • 目指すべき状態 ◦ 副業メンバーがチームとして成り立つこと ◦ 副業メンバーのモチベーションが高いこと ◦ プロダクトに対しての成果を最大化させるために最適なコ ミュニケーションが取れること

    • 課題としては大別して2種類 ◦ そもそも副業「チーム」がうまくワークするか →①チームマネジメント戦略 ◦ 常駐チームとうまく連携して、業務を進められるか →②プロジェクトマネジメント戦略
  4. 副業リードエンジニアとしての振る舞い • 「決める」こと ◦ いつもやりやすい状態でタスクが切られるわけではない ◦ 異なる働き方をする人同士のコミュニケーションは簡単で ない ◦ タスクを切る側からすると「それはやる人が決めてほしい」

    ということも多々ある(会社員としての立場) ◦ 不確定要素には意思決定。仮決定と提案をあわせて行っ てとにかく前に進める ◦ 立場や肩書きがあると決めやすい
  5. ミーティングの実施 • ミーティングの実施 ◦ ずっと非同期、非対面は結構厳しい ▪ 人となりの理解 ▪ ちょっとした息抜き ◦

    適切な粒度で情報を伝える場が必要 ▪ 「見といて」だけだとちょっと乱暴 ◦ 一緒に仕事をしている感覚(重要!) ▪ モチベーションの維持・向上、心理的安全性 ◦ プロジェクト状況の棚卸し ▪ 全体把握の視点
  6. Backlogの使い方 • タスクの発生から完了までの流れを定義 • チケットに記載する基本的な情報の定義 ◦ テンプレートの作成 • 基本的なルール ◦

    担当者を必ず入れる ◦ 期限日を必ず入れる ◦ 完了条件を記載する ◦ チケットの分割、統合は担当者に任せる ※細かい部分は時間が無いので省略...
  7. BacklogとSlackの使い分け基準 • Backlogを使ったほうが良いこと ◦ タスクに関係する質問 ◦ 記録しておいたほうが良いこと ◦ 質問から回答まで時間がかかりそうなもの ◦

    非同期で進める必要があること • Slackを使ったほうが良いこと ◦ 同期的に進められること ◦ 軽いコミュニケーション(すぐに解決しそうな質問など) ◦ 共有(タスクとして管理する必要が無いもの)
  8. まとめ • まずはモチベーション ◦ モチベーション抜きにしていい仕事は生まれない ◦ 共通認識やチーム感がパフォーマンスに寄与する ◦ 下がる要因の排除が重要 •

    その次に仕組み ◦ モチベーションを支え、プロジェクト進行に有用な仕組みづ くりを行う • 苦しみは必ずある ◦ ビジネスにもテクノロジーにも、何かと事情がついて回る。 ときには歯を食いしばって気合で乗り切る覚悟も必要。