Notesデータベースにはサイズ制限があります。この資料ではNotes/Dominoに実装されてきたデータベースのサイズを抑制できる様々な機能について紹介しています。
2018年月日開催の「のの会 第2回」で使用したスライドです。
Notes的減量サバイバル64GB って意外と小さいよね、ね?!
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中野 晴幸 (Haruyuki Nakano)Blog :ノーツってヤッぁ…二児の父の苦悩つhttps://harunakano.blogspot.jp/Twitter :@harunakanoFacebook :https://www.facebook.com/haruyuki.nakano.94
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忖度なしのエンドユーザー全部の列をクリックしてソートできるようにしてよ!ファイルのリンクをコピー?30個もあって面倒だから添付しちゃうねーファイル添付だと写真を見てもらえないからさーいろんな切り口で探したいからビューは70個作ってね!ビューに本文のテキストを全部出して!
NSF ファイルは最大 64 GB
NSF の内側にあるもの 設計 ビュー索引 テキスト 添付ファイルなど設計テキスト添付ファイルビュー64GB
何も消さずにどうにかしたい…設計テキスト添付ファイルビュー設計テキスト添付ファイルビュー 設計テキスト添付ファイルビュー圧縮? 外出し?
サバイバルの歴史Ver. 新機能9 ビューの移動8.5 添付ファイルの移動8 設計の圧縮文書データの圧縮7 DB2へ移動6.5 添付ファイルのLZ1圧縮6 ビットマップの圧縮シングルコピーテンプレート5 文書のアーカイブ
食事制限 ダイエット 外科手術3つのアプローチ
食事制限制限格納フォーム$UpdateBy$Revision未読
フォームを文書に格納しない 文書すべてにフォームを保存すると、システムメモリを大量に消費し、保存しない場合に比べて必要なディスク容量が 20 倍に達することもあります 文書にフォーム(設計)を埋め込まないよう設定します
$UpdatedBy フィールドのエントリを制限する デフォルトでは文書を編集したユーザーかサーバーの名前を完全に保存します 文書数が多く、頻繁に更新される場合に効果あり サイズを NotesDatabase.LimitUpdatedBy で設定/取得できます
$Revisions フィールドのサイズを制限する デフォルトで最大500の編集履歴が保存され、1履歴8バイト消費します 文書数が多く、頻繁に更新される場合に効果あり 推奨最大数は10です
未読マークを使用しない アプリケーション内にユーザーごとに未読IDテーブルを保持しなくなります 未読IDテーブルはリソースを節約するために UNID でなく Note ID のリストを格納しています ビューで「未読マークを表示しない」設定にするだけではサイズに影響しません 既存アプリの場合、-c -U オプションを付けて圧縮します
ダイエット圧縮ビットマップ設計文書データ添付ファイル
ビットマップを圧縮する リッチテキスト内にあるビットマップイメージを圧縮します Notes の設定で「文書内に張り付けた画像データを圧縮する」を有効にします Notes 6.0.5 以降 Notes.ini に OptimizeImagePasteSize=1 を追加して有効になります ※8.5 以降はデフォルトで有効
設計を圧縮する アプリケーション内の設計要素を圧縮します 設計要素が多い場合に効果あり 既存アプリの場合、-c -n オプションを付けて圧縮します バージョン 8.0 以降、ODS 48 以降
文書データを圧縮する すべてのリッチテキストを対象に圧縮します テキストが多い、圧縮の余地が大きな画像データがインラインで貼りついている、といった場合に効果あり 既存アプリの場合、-c -v オプションを付けて圧縮します バージョン 8.0.1 以降、ODS 48 以降
添付ファイルをLZ1方式で圧縮する 圧縮アルゴリズムが Huffmann から LZ1 に換わります テキストファイル以外でも高い圧縮率 添付ファイルが多いアプリケーションに効果あり 既存アプリの場合、-c -ZU オプションを付けて圧縮します バージョン 6.5.6, 7.0.1 以降、ODS 43 以降
外科手術移動文書設計添付ファイルビューDB2RDB
文書を移動する(アーカイブ) 文書を別の NSF ファイルへ移します 移した文書は元の NSF ファイルから削除できます 保存先をデフォルトの /archive から変更できます –a オプションを付けて圧縮するとアーカイブと削除も行います バージョン 5 以降
設計を移動する(シングルコピーテンプレート) NSF ファイルに設計要素を持たない代わりに、シングルコピーテンプレートの設計要素へのポインタを NSF ファイル内に持ちます 1サーバー内に同じテンプレートを使った NSF ファイルが多く存在する場合に効果的 バージョン 6.0.1 以降、ODS 43 以降
添付ファイルを移動する(Domino Attachment Object Service:DAOS) 添付ファイルをリポジトリへ移動し、文書上にはチケット(リンクのようなもの)が残ります サーバー内の NSF ファイル間で同一の添付ファイルを共有します リポジトリを Data ディレクトリの外で運用できます 既存アプリの場合 –C –DAOS on オプションを付けて圧縮します バージョン Domino 8.5 以降、ODS 51 以降
ビューを移動する ビュー索引を NSF ファイルからビュー索引ファイル (.NDX ファイル) へ移動します Data ディレクトリ以外の場所を NIFBasePath=path で指定できます 既存アプリの場合、-c –nifnsf on オプションを付けて圧縮します .NDX ファイルは最大 1TB バージョン Domino 9.0.1 FP8 以降、ODS 51 以降
DB2へ移動(DB2NSF) Domino 7(制限付サポート),Domino 8/8.5 (正式サポート) 今後の拡張予定が無いことがアナウンスされていますSupport statement for Lotus Domino NSFDB2http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21384421
RDBへ移動(IBM Enterprise Integrator:IEI) IBM Enterprise Integrator は別途入手が必要です 外部データソースとしてDB2, Oracle 等がサポートされています アーカイブや同期のほか、リアルタイムにアクセスするためのアクティビティを設定できます Notes クライアントから文書を開いたり、作成、更新、または保存の操作を行うと、これらのイベントへの作用により、Advanced RealTime でサポートされている外部データソースに Notes フォームから即時にアクセスできるようになり、データが即時に取得されます
まとめ(とみせかけた愚痴) 写真の高画質化や動画マニュアルが主流になりつつある今 64 GBは小さすぎる 既存DBで機能を有効にする前に効果がわかりづらく提案しづらい レプリカや検索などに配慮が必要な場合があり、気軽に実施できない DB2NSF の様に今後も安心して使えないアナウンスがあると今後の新機能にダイブしづらい
そんな中、朗報が!!!
食事制限 ダイエット 外科手術 成長4つ目のアプローチ成長
V10 へアップグレードして成長しよう!!!設計テキスト添付ファイルビュー256 GB設計テキスト添付ファイルビュー64GBUpgrade
ご清聴ありがとうございました