CTOの役割と、カルチャーの醸成

私の考えるCTOの役割は、技術を通じて会社を成長させることです。成長フェーズでは、リードエンジニアとしての役割が重要であり、採用やPMの仕事も増えてきます。初期フェーズでは少人数のエンジニアチームを率い、プロダクト開発環境の整備、技術選定、開発フローの設計を行い、最小限のプロダクトを開発しました。

現在のフェーズでは、チームとプロダクトのスコープが拡大し、不動産建築のDXプラットフォームの開発に注力していますが、開発リソースの不足や技術負債の返済が課題です。その中でカルチャーの醸成に力を入れ、共感する人材を集めています。

カルチャーはチームの基盤であり、カルチャーマッチしないメンバーの採用はコミュニケーションの問題やマネジメントコストの増加、離職リスクを招きます。PICKではカルチャーマッチを採用基準にし、評価制度に取り入れています。バリューを体現するメンバーを表彰し、カルチャーを醸成しています。

CTOとして、組織の成長を促し、カルチャーに即した行動を行うメンバーが成果を出すことが重要です。私は価値提供の質を落とさずに組織を成長させる責任を感じています。

Transcript

1. CTOの役割と、カルチャーの醸成 株式会社PICK 林憲吾 Hayashi Kengo
2. https://twitter.com/kenbu05 株式会社PICK CTO 林憲吾 Hayashi Kengo 自己紹介 ①経歴 ②趣味 学生時代　 スペースマーケット(インターン) 2018-2019　 ヤフー 2019-2022　スリーシェイク 2022-現在　 PICK CTO 筋トレ・バイク・釣り
3. 会社紹介 CTOの役割 カルチャーの醸成 01. 02. 03. 目次
4. 01. 会社紹介
5. - 株式会社 CTO - 林憲吾 Hayashi Kengo - 経歴 - スペースマーケット(インターン) → ヤフー →ス リーシェイク → PICK - PICKではPMとしてジョインし、開発をリード - 趣味 - 筋トレ、バイク 会社 01. https://twitter.com/kenbu05
6. - 株式会社 CTO - 林憲吾 Hayashi Kengo - 経歴 - スペースマーケット(インターン) → ヤフー →ス リーシェイク → PICK - PICKではPMとしてジョインし、開発をリード - 趣味 - 筋トレ、バイク 会社 01. https://twitter.com/kenbu05
7. 不動産業界はまだまだ古臭い。たくさん課題がある。 不動産業界はレガシーでアナログ
9. PICKFORMの成長
10. 不動産電子契約の今後の成長見込み
11. 02. CTOの役割
12. CTOの役割① 02. CTOの役割 技術を持って、会社を成長させる
 
 CTO 林憲吾 Hayashi Kengo
13. CTOの役割② 02. CTOの役割 これから
14. 初期フェーズ/チーム構成 02. CTOの役割 不動産電子契約サービス 開発チーム規模: 3〜5人 Engineer 1〜3人 PO 1人 Designer 1人
15. 初期フェーズ/CTOの課題 02. CTOの役割
16. 初期フェーズ/CTOの役割 02. CTOの役割 技術選定 開発フロー整備 最小限の要件定義に絞る 業務委託で開発リソースを確保 不動産取引サービス > 不動産電子契約サービス エンジニア(+2人)
17. 成長フェーズ(現在)/チーム構成 02. CTOの役割 不動産・建築DXプラットフォーム Engineer 7人(+4人) PO 2人(+1人) Designer 2人(+1人) 開発チーム規模: 11人(+6人)
18. 成長フェーズ(現在)/CTOの課題 02. CTOの役割
19. 成長フェーズ(現在)/CTOの役割 02. CTOの役割 カルチャー醸成 採用 権限譲渡 開発優先順序策定 ビジョン・カルチャー発信・共感してくれる人を集める EM・リードエンジニア ☆1番大事
20. 03. カルチャーの醸成
21. “パンにおける、酵母のようなもの。
 酵母が弱ければ、あとから来た菌に負ける。”
 カルチャーとは？ 03. カルチャーの醸成
22. カルチャーマッチしないと？ 03. カルチャーの醸成 bizとのコミュニケーションを重視する 文化を持つdevチーム エンジニアリングは強いが bizとのコミュニケーションを 軽視するメンバー
23. PICKでなぜ文化を重要視するのか？ 03. カルチャーの醸成 “シンプルで簡単なプロダクト” を作るためには、顧客の理解者になる必要がある PICKの強みとしては、Bizメンバーが不動産経験者であり、顧客の理解者 Bizと密にコミュニケーションを取ることで、 Dev側も顧客理解が進む
24. カルチャーフィットを感じる点 03. カルチャーの醸成
25. カルチャーを醸成するために？ 03. カルチャーの醸成 カルチャーマッチを採用基準とする 評価制度に入れる Valueを体現しているメンバーを表彰する
26. ①カルチャーを採用基準とする 03. カルチャーの醸成 採用基準 他には・・ ・副業からのコミット ・他社員と会う機会を作る
27. ②評価制度に入れる 03. カルチャーの醸成 ※実際に使用している評価シート 職能・Value体現度の 2軸での評価制度を整備
28. ③Valueを体現しているメンバーを表彰する 03. カルチャーの醸成 半期に１度、社内会議にてValue賞を２名表彰 ☆リーダー陣から一言もらえる ☆景品があったり
29. まとめ 03. 会社を成長させる為には、組織を成長させる必要がある 価値提供（顧客と向き合ったプロダクト開発）ができているのは、 カルチャーに即した行動を行っているチームメンバーのおかげ CTOには、価値提供の質を落とさず、組織を成長させる責任がある
30. ご清聴ありがとうございました